Video Editor: Joe Wyatt
先日、シリーズの第3シーズンとなる“Watches in the Wild: アメリカ時計大紀行”を公開した。エピソード1では、ウォルサムに代表されるアメリカ時計製造の黎明期に注目し、ニューイングランド地方を取材した。しかし、それはほんの始まりに過ぎなかった。
今回お届けするエピソード2では、時計製造の聖地、ペンシルベニア州ランカスターとその周辺地域を取り上げた。まず冒頭では20世紀初頭のペンシルベニア州の中心地を走る列車に乗り、標準時確立の背景を紹介している。鉄道が懐中時計と呼ぶ小さな道具で時間を認識し、計測し、理解する方法において極めて重要な役割を果たしていた時代の物語だ。
そこから何を隠そう、アパート(住居)に改装されたハミルトンの旧工場を探検する。それにしてもふたつの巨大な時計塔を含め、この建物の歴史の大部分を維持管理している建物管理者には敬意を表したい。この建物周辺を歩いていると、今でも時を刻む音が聞こえてきそうだ。
この旅に深みを持たせるべく我々は全米古典時計協会(NAWCC)を訪れ、敷地内にある印象的な博物館とアーカイブのキュレーションツアーを体験することにした。
そしてアメリカの時計製造が今日まで息づいていることを証明するマイクロブランド、RGM ウォッチ(RGM Watches)の経営者であり、その名を冠したローランド・G・マーフィーという特別な人物を訪ねることですべてが締めくくられる。
これらすべてによって我々はアメリカ時計製造の物語に対する理解をさらに深めることとなったが、これで終わりではない。この最新作を見終えたら、次回のジェームズ・ステイシーとコール・ペニントンによる西海岸の旅に期待して欲しい。
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