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Introducing ジン ハイドロテクノロジーと全面夜光文字盤を備えた新型U50

オイル充填と全面夜光の文字盤。ジンは熱狂的なマニアのことを考えながら、U50を成長させ続けている。

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我々が知っていること

今週初め、ジンは2024年春の新作をリリースした。その最新ラインナップには、サプライズを盛り込んだ新型U50トリオと、特別な夜光塗料を塗布した限定版U50が含まれている。別記事で取り上げる特別な103 クロノグラフとともに新発表されたジン U50.HYDRO(ハイドロ)は、オイルを充填したケースとクォーツムーブメントによりU50を完全にマニア向けへとシフトさせ、一方U50.S.Lはブランドのミドルサイズダイバーズウォッチのためのまったく新しい全面夜光ダイヤルを採用した。

sinn dive watches

 まずはU50.HYDROから。これはジンの古い手法を新しいU50に取り入れた例である。そのアイデアは、ケースにオイルを充填することで時計の防水性を大幅に高めるというものだ。ジンは何年も前からこれを行っており、特にEZM 2Bを介したブランドのUXラインでは顕著である。U50.HYDROは、UXの針、赤のアクセント、ダイヤルデザインを共有しているだけでなく、UXモデルの驚異的な防水性をも継承している。標準的なU50の防水性は500mなのに対し、このオイル入りハイドロは5000mまでの防水性に耐えられる。直径41mm、厚さ12mm以下という時計ながら、1万6000フィート(約4800m)以上の防水性だ。そんな防水性が必要なのか? ありえない。最高か? そうだ最高だ!

 新しいU50.HYDROシリーズは3つのバージョンで展開される。U50.HYDROはUボートスティール製ケース(それとリューズ)をマットで仕上げ、U50.HYDRO.SDRはブラックコーティングされたテギメントベゼル、そしてU50.HYDRO.SはUボートスティール製ケース、ベゼル、ブレスレットをブラックコーティングしている。これら3本は揃いのブレスレット、またはジンが提供するいくつかのストラップオプションに付けることができる。最低価格は、ブレスレット仕様のU50.HYDROで59万6200円から、最高価格はU50.HYDRO.Sのフルテギメント仕様のブレスレット付きで、74万4700円(ともに税込)だ。

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 世界限定500本のU50.S.Lは、ケースとリューズにドイツのUボートスティールを採用するほか、完全硬化テギメントのブラックコーティングを施した完全夜光文字盤のU50である。U50.S.Lは直径41mm(厚さ11.2mm)のケース、クローズドケースバック、サファイアクリスタル、特殊結合方式の逆回転防止ベゼル、500mの防水性能を備え、視力検査の1列目よりも判読性が高くなっている。内部には、セリタ製SW 300-1自動巻きムーブメントを搭載する。

 ジンというブランドである以上、スタンダードなものを変更するには、何らかの追加の説明が必要だ。ブランドは、簡単な方法で物事を行うことはほとんどなく、そしてそれは新しい夜光ダイヤルにも当てはまる。夜光材料は型として鋳造され、セラミック部品を形成し、ベースダイヤルと組み合わせる。ジンによると、このプロセスは材料の時点で可能な限りの輝度を得られるという。U50.S.Lの価格は80万3000円(税込)からだ。

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我々の考え

昨年のTime to Watchesで、ジンが新しいT50を発表したときと同様に、U50シリーズのこれらの拡張は確実にマニア向けだと思う。この春、4月に開催されるWatches & Wondersと併催されるTime To Watchesで、これらの新作を見るのがとても楽しみだ。

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 U50.HYDROモデルのために、彼らはU50のコアを損なうことなく、真の魅力を提供するものとして作り上げた。確かにオイル充填のダイバーズウォッチはニッチだが、その分野は僕たち(この場合ダイバーズウォッチマニア)を興奮させるための最高のものとなり得る。またオイルで満たされた時計を実際に見たことがない人にとっては、視野角(特に水中)ではかなり不思議な感じがするだろう。機械式U50のベース価格よりも240ドル(日本円で約3万6000円)安いスタート価格であり、クォーツウォッチの煩わしさのない利点と、ジンのダイバーズらしいツール的な意図を組み合わせたものが欲しい場合、このラインには気に入るものがたくさんあると思う。

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 U50.S.Lについては、何と言って欲しいだろう? 僕は夜光ダイヤルを持つダイバーズウォッチが大好きで、S.Lはとてもいいと思う。4月にジンのブースに訪れた際に、この夜光を見られることを楽しみにしている。願わくば500本のLEが完売したら、SS仕様のモデルも検討して欲しい。ここ数年のジンの限定版を見る限り、売り切れる傾向があるようなので、そうしたら僕はすぐに行動するだろうし、U50はブランドを長年支えてきた熱狂的なファン以外にもジンの知名度を拡大するのに貢献しているのだ。


基本情報

ブランド: ジン(Sinn)
モデル名: U50.HYDRO、U50.HYDRO.S、U50.HYDRO.SDR、U50.S.L

直径: 41mm
厚さ: 11.8mm(ハイドロ)、11.2mm(S.L)
重さ: ストラップを除いて72g(ハイドロ)、74g(S.L)
ケース素材: Uボートスティール。U50.HYDRO.Sはテギメント加工とブラックハードコーティング、S.LはPVD加工とテギメント加工
文字盤: ブラック(ハイドロ)、ホワイト(S.L)
インデックス: 夜光ペイント
防水性能: 5000m(ハイドロ)、500m(S.L)
ストラップ/ブレスレット: それぞれのケースに適合するスティール製ブレスレット、シリコンストラップ、テキスタイルストラップ

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ムーブメント情報

キャリバー: Ronda715Li(ハイドロ)、SW300-1(S.L)
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約50時間(S.L)
巻き上げ方式: クォーツ(ハイドロ)、自動巻き(S.L)
振動数: 2万8800振動/時(S.L)
石数: 25(S.L)
追加情報: 電池寿命を知らせるEOL機能、20℃から+60℃の温度範囲に対応(ハイドロ)、DIN8309に準拠した4800A/mの耐磁性能(ハイドロ、S.L)


価格 & 発売時期

価格: U50.HYDROは59万6200円(ブレスレット仕様)と60万5000円(シリコンストラップ仕様)。U50.HYDRO.Sは71万1000円(シリコンストラップ仕様)と74万4700円(ブレスレット仕様)。U50.HYDRO.SDRは61万8200円(ブレスレット仕様)と62万7000円(シリコンストラップ仕様)。U50.S.Lは80万3000円(シリコンストラップ仕様)と83万6000円(ブレスレット仕様)、すべて税込
発売時期: 2024年初夏発売予定
限定: U50.S.Lのみ世界限定500本、ハイドロはなし

詳しくはジンの公式ウェブサイトをご覧ください。