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我々が知っていること
2018年に発売されたノモス アウトバーンは、受賞歴のあるドイツの工業デザイナー、ヴェルナー・アイスリンガー氏と共同で製作された同社のまったく新しいラインとデザインだった。アウトバーンは、他のノモスとは異なり、部分的に発光するリングという新しいデザイン要素が取り入れられていたが、明らかにノモスらしくもあった。
ノモスは、そのアウトバーンシリーズにディレクターズカットと呼ばれる3つの時計を発表した。ドイツの主要な高速道路であるA9、A3、A7にちなんで名付けられたこの3つの新モデルは、アイスリンガー氏のお気に入りの色を採用しており、60年代や70年代のドイツで出会った鮮やかな色の車を連想させると同社は述べている。ノモスによると、それぞれのハイウェイは、長年運転してきたアイスリンガー氏にとって個人的な意味を持っており、多くのドライブの思い出と結びついているという。例えば、A7に乗ってアイスリンガー氏は故郷であるアルゴイ地方によく行っていた。
我々が思うこと
アウトバーンの名を冠したクロノグラフ搭載のドライバーズウォッチではなく、ノモスは部分的に発光するダイヤルリングを採用。これによってドイツのアウトバーンを闇夜に紛れて疾走する車のダッシュボード上にある、ライトアップされたディスプレイを連想させる。数年前に発表された最初のモデルは非常に印象的で、私がノモスと聞いて思い浮かべるコレクションの2つか3つのうちの1つとなっている。
ノモスは、スイス時計業界の外で活動する小規模な独立ブランドであるが、コレクターのあいだでは大きな成功を収めている。彼らは、自分たちに合ったデザインスタイルを見つけ出し、市場ですぐに識別されるようにするとともに、自社製ムーブメントの製造に注力し、価格を抑えている。同社は、スイス製ではないこと、何かを語るようなデザインであることや自社製ムーブメントの製造に注力していること、そして価値の拠りどころを提供していることで、私が尊敬するブランドのひとつであるグランドセイコーに似ている。
アウトバーンの初代モデルが発売されたとき、その批判の一つは、表面的にしか夜光が使われていないことだった。夜間に時間を確認するには、リングの光を背景に、暗い針の位置を読み取る必要があったのだ。しかし、リングは部分的なものであり、時針と分針が文字盤の最上部3分の2に位置していないと読み取ることができなかった。
アウトバーン・ディレクターズカット限定版のA3モデル(ホワイト&オレンジ)では、時針と分針にそれぞれブルーの夜光塗料が塗布されているのがわかる。しかし、A7(ブルー&イエロー)とA9(ブラック&ブラック)では、時針と分針には夜光が施されていない。この3つのバージョンでは、8時から4時までが夜光付きのトラックで結ばれており、夜になると文字盤の3分の2が明るくなるのだ。これらの3つのバージョンの価格は、通常バージョンと同じ61万500円(税込)で、アイスリンガー氏がデザインした新しいレーシングブレスレットは、これらの新バージョンのアウトバーン購入者への特典のようなものである。
基本情報
ブランド: ノモス・グラスヒュッテ(NOMOS)
モデル名: アウトバーン・ディレクターズカット限定版(Autobahn Director's Cut)
型番: A3、A7、A9
直径: 41mm
厚さ: 10.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック、ホワイトとオレンジ、ブルーとイエロー
夜光: あり、8時位置から4位置に夜光つきトラック。すべてのバージョンで夜光付きの針を搭載。
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ヴェルナー・アイスリンガー氏によってデザインされたブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: DUW 6101
機能: 時、分、スモールセコンド、日付
直径: 35.2mm
厚さ: 3.6mm
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
価格 & 発売時期
価格: 61万500円(税込)
限定: 各175本
詳細はNOMOS公式サイトへ。
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