trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing グランドセイコー SBGY008 垂り雪 信州の雪景色を表現した限定モデル

GSが、ひと足早く冬の到来を告げる。

ADVERTISEMENT
クイック解説

 グランドセイコーから、新型スプリングドライブキャリバーを搭載した限定モデルが登場。このSBGY008には、昨今の同社の必勝パターンである、国産時計らしい上品な文字盤表現がなされており、今回のテーマは「垂り雪(しずりゆき)」だ。これは、スプリングドライブが製造される「信州 時の匠工房」周辺で見られる幻想的な冬景色をモチーフとし、今年発表されたSLGH005 白樺SBGY007 御神渡りのヒットを受けての登場となる。

 本機の特別感を盛り上げる新型の手巻きCal.9R31は、新世代手巻きスプリングドライブのトレードマークとも言えるデュアル・スプリング・バレル機構を搭載。2つの香箱を備えたことで72時間のパワーリザーブを得ている。裏面のスケルトンケースバックからはムーブメントがのぞき、パワーリザーブインジケーターも確認できる。

 18Kピンクゴールドケースの本機は、ケースサイドからラグにかけて計53個のダイヤモンドがセット。その薄型設計や、付属するベージュカラーのサテン調ストラップと相まって女性にもおすすめできるエレガントな仕様である。

 価格は418万円(税込)で、11月6日よりグランドセイコーブティックで先行発売され、全世界で60本の数量限定となる。

ファースト・インプレッション

 セイコーがゆかりのある日本の原風景をダイヤル上で表現するというのは、前述のとおり限定、通常生産モデルを問わず2021年に取り組んできたことだ。SLGH005の白樺ダイヤルからスタートし、御射鹿池、年輪、御神渡り、阿智の星空、水面と続き、日本の四季を表現した24節気モデルの8本を含むと(厳密には、和光用で製作されたSBGM249もある)計11パターン16モデルが発表された(他にも把握していない素晴らしい文字盤のモデルがあれば教えて欲しい)。

 これらは、最新の自動巻きCal.9SA5や自動巻きスプリングドライブCal.9RA2、ハイエンド手巻きスプリングドライブCal.9R02、そして御神渡りと本機で共通するCal.9R31を巧みに使い分けて時計の個性を決定づけている(僕は特にムーブメントマニアというわけではないけれど、グランドセイコーを語るうえではどうしてもそこに言及せざるを得ない。個人的な時計選びでムーブメントの質が選択の上位にくることはないが、内部のクオリティがそのまま時計の格となるGSについては話が別なのだ)。

ADVERTISEMENT

 手巻きスプリングドライブであるCal.9R31は、ジャック(・フォースター)の記事「In-Depth 世界で最も美しいスプリングドライブムーブメントを搭載した精巧なグランドセイコー」で詳細に説明されているように、ハイエンドのCal.9R02からトルクリターンシステムを除き、よりシンプルな仕上げとしたものだ。それでも薄型で高品位なキャリバーであることに変わりはないため、エレガントな時計に採用しやすく、今回の特別な1本に採用されたことに異論はない。むしろ、このムーブメントのクオリティに見合う外観を持ったSBGY007が100万円アンダーというのは、現代の時計業界においては少しサービスプライスすぎるのかもしれない(ジャックは、手巻きスプリングドライブを通常生産品のSSモデルとして手にできるSBGY007に対し、意外にも感謝の気持ちを抱くことになったと記している)。

 同じCal.9R31を搭載し、共通のデザインを持つSBGY007とSBGY008。御神渡りがステンレスケースでブルーダイヤルという組み合わせだったのに対し、今回の垂り雪は18KPGケースにダイヤセッティングもされている。このつがいが意図されたものなのだとすれば、男性が身につける端正な御神渡りに引き立てられる本機は、女性の腕元でより輝くのだろう。 


基本情報

ブランド: グランドセイコー(GrandSeiko)
モデル名: Elegance Collection 限定モデル"垂り雪"
型番:SBGY008

直径: 38.5mm
厚さ: 10.2mm
ケース素材:18KPG
文字盤色: ホワイト(型打ち加工で垂り雪のテクスチャが施される)
インデックス: アプライドバー
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット:クロコダイル、付け替え用のサテン調ストラップ付き


ムーブメント情報

キャリバー: スプリングドライブ Cal.9R31
機構: 時、分、秒

パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 手巻き

石数: 30
クロノメーター認定: なし
追加情報:平均月差±15秒、ハック機能付き、裏面にパワーリザーブインジケーター


価格 & 発売時期

価格: 418万円(税込)
発売時期: 11月6日よりグランドセイコーブティック先行発売、2022年1月14日よりグランドセイコーサロンにて発売
限定:世界限定60本

詳細は、グランドセイコー公式サイトへ。