Introducing チューダー　ブラックベイ フィフティ-エイト 18K 2021年新作

　チューダー　ブラックベイ フィフティ‐エイトは、2018年に発売されて以来、熱狂的な愛好家に人気のある時計だ。コンパクトで、独自の道を切り開きながら、ある種のヴィンテージダイブウォッチをチューダーに喚起し、ロレックス-チューダーで浸透している最もクールなアイデアのいくつかが、間違いなくチューダーでも起こっていることを思い出させてくれる。

　ブラックベイ フィフティ‐エイトは、昨年、フランス海軍にインスパイアされたモデルが発表されるなど、様々なバリエーションを生み出してきた。今回の新作では、金無垢のイエローゴールドケースにオリーブグリーンのダイヤル、18KYGのバックル付きアリゲーターストラップを採用している。また、チューダーは、バチカンの法衣を製作している会社がフランスでアンティークの織機を使って製作した素晴らしいファブリックストラップを1つ、無料で提供している。

　ブラックベイ フィフティ‐エイト 18Kでは、従来のモデルでおなじみのCal.MT5402ではなく、Cal.MT5400という新しいムーブメントが採用されている。事実上、同じ素晴らしいムーブメントであるにもかかわらず、これには理由がある。18KYGケースを採用したチューダーは、サファイアクリスタルのシースルーバックを備えている。チューダーらしくない（というか、ロレックスらしくない）仕様だが、180万円以上もするダイバーズウォッチには相応しいと思うし、いずれにしても深く潜ることはないだろう。この新しいムーブメントの数字の変更は、シースルーバックからの視界を埋めるために地板を少し大きくしたことに由来する。

　ブラックベイ フィフティ‐エイトのノンスティールモデルで、シースルーバックと新しいムーブメントを搭載したモデルはこれだけではない。先にスティーブンが取り上げたように、シルバー925のバリエーションもありる。確かに前例がないわけではないが、シルバーは時計メーカーにとってはより珍しい金属だ。しかしまあ、チューダーは現在、ゴールド、シルバー、ブロンズのブラックベイを製造している。

　この新作を初めて見たとき、最初に思ったのは「おっ、ゴールドとグリーンか」ということだ。それは間違いのない色の組み合わせで、確かにロレックスを連想させる色の組み合わせだが、このチューダーの新作ダイバーズはそれに独自のアレンジを加えている。まず、ケースにはポリッシュ加工が一切施されていない。完全にマットな外観は、あなたが手にする前に人生を送ってきた古いゴールドウォッチを即座に思い起こさせる。

　ダイヤルとベゼルには、ヴィンテージミリタリーの雰囲気が漂い、アリゲーターストラップとの相性も抜群だ。乾いた埃の多い基地に駐留する将校が手にしそうな雰囲気だ。防水性能は200mで、ダイビングをしたいと思ったことがなくても責められることはないが、この時計なら安心してダイビングができる。

ブランド： チューダー（Tudor）
モデル名： ブラックベイ フィフティ-エイト 18K（Black Bay Fifty-Eight 18K）
型番： M79018V-0001

直径： 39mm
ケース素材： 18KYG
文字盤色： グリーン
インデックス： 夜光付きアプライド
夜光： あり。インデックスと針
防水性能： 200m
ストラップ/ブレスレット： ダークブラウンアリゲーターストラップ。グリーンファブリックストラップ/ゴールドカラーストラップも付属

キャリバー： MT5400
機能： 時、分、秒
直径： 30.3mm
厚さ： 5mm
パワーリザーブ： 70時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 2万8800振動/時
クロノメーター： あり。COSC

価格： 182万3800円（税込）

詳細は、チューダー公式サイトへ。