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Introducing H.モーザー パイオニアの新コレクション メガ・クールにセンターセコンドとトゥールビヨンの2モデルが登場 2021年新作

メガ・クールとは、スイス流に言う“クールの中のクール”ということだ。

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夏を目前に控え、H.モーザーからこの季節にぴったりのクールな時計が登場した。あまりにも格好いいので、モーザーも思わず口に出してしまったようだ。パイオニア・センターセコンド メガ・クールとパイオニア・トゥールビヨン メガ・クールだ。この2つの時計は、ブランドのミニマルなデザインを継承し、ビーチのようでありながらスポーティなターコイズカラーの美しいダイヤルを備えている。

パイオニア・センターセコンド メガ・クール

 本モデルは、他のパイオニアコレクション同様、スポーツウォッチのスタイリングを取り入れたモデルだ。どんな状況にも対応できるようなモデルだが、ブランド全体のデザイン理念に合うように、十分なH.モーザーらしさを備えている。多くのブランドがグリーンを全面的に採用した今年、モーザーは(少なくとも今のところは)グリーンを使用していない。コズミックグリーンに別れを告げて、ブルーラグーンを迎え入れた。ターコイズブルーのダイヤルは、モーザーのフュメへのこだわりを象徴している。

 しかし、これは単なる新色ではない。このブルーラグーンという色は、外に出る、日常に戻る、ビーチに行く、プールに行く、といった感覚を表現するために選ばれているのだ。このターコイズブルーは、カリブ海の青い海にインスパイアされている。

この時計はかなりマイアミっぽい。

 デザイン面では、昨年の「H.モーザー パイオニア・センターセコンド 回転ベゼル C.02 for コレクティブ」で始めた方向性を継続している。そのモデルと同様に、モーザーは、立体的な性質とユニークな形状をもつストリームライナースタイルの針(同社のストリームライナーコレクションに使用されている)を採用することにした。この針には、スーパールミノバを含むセラミックベースの発光体であるグロボライト®のインサートが埋め込まれている。スーパールミノバが塗布されたインデックスは、針と同じアンスラサイトダークグレーの仕上げだ。

 ダイヤルにロゴを入れるかどうかは、H.モーザー社内でもかなり議論がなされた。最終的には中間的な判断となったようだが、結果的には非常に興味深い解決策となっている。ダイヤルの上に透明な素材があり、そこにH.Moser & Cieのロゴが透明なラッカーで描かれている。光の加減でロゴが見えたり見えなかったりする - まるで魔法のようだ。

この人は、モヒートを手に取るまであと10秒だ。

 この時計で興味深いのは、その名前が生まれた経緯だ。H.モーザーのCEOであるエドゥアルド・メイラン氏は、HODINKEEのインタビューの中で、このモデルの誕生秘話、特にメガ・クールという名前の由来について語っている。「メガ・クール は、このプロジェクトのコードネームでした。ですが、最初のプロトタイプ(ロゴ入りとロゴなしの両方)を見たとき、誰もが“これはとてもメガ・クールだ”と言ってくれたのです。そこで私たちは、“よし、この名前を時計に使おう”と話したのです」。

 パイオニアのメガ・クール は、スポーティなデザインを目指しているため、さまざまな装着方法がある。ラバーストラップ、ケブラーストラップ、レザーストラップ、そしてスティールブレスレットなど、NATO以外のあらゆるオプションが用意されているのだ(NATOを装着したいと思ったらすぐに見つかるだろう)。さらに、120mの防水性能を備えているのもスポーティなポイントだ。カリブ海でのアクティビティにも対応している。

 パイオニア・センターセコンド 回転ベゼル C.02 for コレクティブと同様に、ケースサイズは42.8mmと大きめだが、ケースの厚さは10.6mmとスリムになっている。メガ・クールの内部には、3日間のパワーリザーブを備えた自社製ムーブメントHMC200が搭載されている。

パイオニア・トゥールビヨン メガ・クール

 もちろん、モーザーの新作はそれだけではない。通常モデルのメガ・クールに加えて、トゥールビヨンを搭載した限定モデルが登場したのだ。このモデルは、通常のメガ・クールと同様の美的感覚を備えているが、それに加えてトゥールビヨンが追加されている(もちろん、生産数も限られている)。また、2021年の新作であるエンデバー・トゥールビヨン タイガーアイと同じHMC804ムーブメントを使用している。

後ろに見えているのがジミー・バトラーのジャージであることを願っている。

 ブランドによると、このトゥールビヨンは「ユニークなデザインの交換可能なモジュールであるため、修理しやすいシンプルなプラグ&プレイシステムのように、ムーブメントから独立して組立や調節を行うことができます」とのこと。6時位置に配されたトゥールビヨンの他にも、自社製ムーブメントにはダブルヘアスプリングが採用されており、摩擦を減らすと同時に精度を向上させている。

 この限定モデルの全体的な構造は、通常の生産モデルであるパイオニア・センターセコンド メガ・クールと同じだが、0.2mm(10.8mm)厚くなっている。エンデバー・トゥールビヨン タイガーアイと同様に、このメガクールは50本のみの限定生産となる。

H.モーザー パイオニア・センターセコンド メガ・クール。42.8mm×10.6mm(パイオニア・トゥールビヨン メガ・クールは10.8mm厚)。ステンレススティールケース。120m防水。ドームサファイア風防とシースルーバック。ムーブメント: HMC 200自動巻きキャリバー。27石、2万1600振動/時で駆動。3日間パワーリザーブ(トゥールビヨン・メガ・クールは、6時位置にミニッツフライングトゥールビヨンを配し、ブリッジをスケルトン化したキャリバーを搭載)。ブルーラグーンフュメダイヤルにサンバースト仕上げ。ダークグレーのアプライドアンスラサイトマーカー(スーパールミノバ)。時針と分針にはグロボライト®のインサート。ストラップは、ケブラー、ラバー、アリゲーターレザー、またはステンレススティールブレスレット。価格: パイオニア・センターセコンド メガ・クールは181万5000円。パイオニア・トゥールビヨン メガ・クールは世界50本限定で、649万円(共に税込価格)。詳細はH.モーザー公式サイトへ。