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今年の時計トレードショーをめぐる最新章が私たちを待っていた。バーゼルワールドの主催者は、2021年にHourUniverse(アワー・ユニバース)という名前を冠したショーを、バーゼルを拠点として開催することを目指しているという。しかも、それだけではない。今年、ジュネーブでの開催が予定されていたWatches & Wondersは、COVID-19パンデミックの影響でショーは延期。代わりにデジタルで開催されたが、今年の9月9日〜13日まで上海の西外灘アートセンターで物理的な展示会として開催される予定だ。また、デジタルでの展示も予定されている。
では、この2つのショーとは何なのだろうか? かつてのバーゼルフェアと新しいHourUniverseの主催者であるMCHグループのプレスリリースによると、新しい「プラットフォームは年間を通してデジタルで活動し、毎年ライブショーを開催する」とのこと。さらに、新しいショーは消費者にも焦点を当てている。
「新しいコンセプトは、過去における順序を逆転させ、顧客を中心に据えたB2B2Cのミーティングポイントとなる」と声明では述べている。「プラットフォーム全体が顧客を中心に設計されおり、これは、CPO(認定中古品)を含む流通チェーンの全てのプレーヤー、伝統的な小売業者、オンライン小売業者に適用される」
HourUniverseのとして初めての実体をもったショーの開催は、2021年4月に予定されているが、まだ明らかにされていない正確な日程は、Watches & Wonders Genevaに揃えられるようだ。
MCHは、2021年4月にバーゼル市で新たな時計・宝飾品のトレードショーを開催する計画を発表したが、それはバーゼルワールドブランドの元ではない。
Watches & Wondersについては、中国を拠点とすることになる新たな展示会は、ある種の帰郷のようなものだ。香港からスタートしたこのショーは、マイアミ・デザイン・ディストリクトに移転して開催されていた。
Watches & Wonders 上海では、A.ランゲ&ゾーネ、ボーム&メルシエ、カルティエ、IWC、ジャガー・ルクルト、パネライ、パルミジャーニ・フルリエ、ピアジェ、パーネル、ロジェ・デュブイ、ヴァシュロン・コンスタンタンの展示が予定されている。これらのブランドのうち、パルミジャーニ・フルリエとパーネルの2ブランド以外は、全てリシュモングループに属している。物理的な展示会は招待制だが、上海で展示される全ての時計は、watchesandwonders.comのデジタルプラットフォーム上ですぐに閲覧が可能となる。
そしてもちろん、カレンダー上にはもう一つの時計ショーがある。8月26日〜29日の間に開催されるジュネーブ・ウォッチ・デイズでは、多くのブランドが新作を発表予定だ。
今日のMCHのニュースの中で、世界的なCOVID-19パンデミックの影響でトレードショー事業に大きな影響を受けているMCHグループが、マードック家からの投資の可能性について交渉中であることが先月末に報道されたことに言及しておくべきだろう。
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