Happenings: ヴァシュロン・コンスタンタンがヴィンテージウォッチの巡回展「レ・コレクショナ―」を開催

　この季節の風物詩となりつつある、ヴァシュロン・コンスタンタンの巡回展＆販売会「レ・コレクショナ―」が今年もスタートする。本イベントは、同社の希少なヴィンテージタイムピースが集まる巡回展というだけでなく、全てのモデルがヴァシュロンによる修復が行われる上、鑑定書と2年間の保証書付きで販売がされるというもの。

　本企画で収集される時計は、ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージチームが担当。懐中時計は主に1910〜40年、腕時計は1940〜70年あたりの機械式時計全盛期に製作されたタイムピースが中心に来日販売される。いずれも自社のアーカイブから、1世紀半に及ぶケース番号とムーブメント番号の記録と照合して歴史的な検証を実施。さらに、可能な限りオリジナルの状態を維持しながら修復やクリーニングを施しているという。以下に、展示される時計の中から主だったものを3本紹介したい。

18Kピンクゴールド製クロノグラフ腕時計モデル4072 – 1946年製造。直径35mmの手巻きモデル。ホワイトエナメル文字盤。476万円（税抜）。

直径35mmの手巻きモデル。1930年代後半〜70年代初頭まで生産され、Cal295、V492、V434を搭載した。Cal.492を搭載したPGケースのRef.4072は珍しく、100本未満が生産された。

18Kピンクゴールド製コンプリートカレンダー腕時計モデル4240 – 1947年製造。直径35mmの手巻きモデル。クロウラグ採用。390万円（税抜）。

プラチナ製オープンフェイス型、超薄型ミニットリピーター懐中時計 – 1928年製造。直径46mm、厚さ5.7mm。ブラックエナメルでアラビア数字が配される。580万円（税抜）。

超薄型のミニットリピーター。1929年にニューヨークで初めて販売された個体。

　HODINKEE読者ならばご存知のことと思うが、このあたりのブランドのヴィンテージピースは年々価値が高まっている傾向であり、ブランド公認のものとなれば垂涎モノの時計であるといえる。今回、この巡回展＆販売会は東京、大阪の各ブティックで実施予定とのことなので、これまでよりも実機を見られるタイミングが増えそうだ（期間などの詳細は記事の下部を確認して欲しい）。

「レ・コレクショナ―」開催スケジュール

ヴァシュロン・コンスタンタンブティック銀座店
日程：2020年12月7日（月）～ 12月13日（日）
営業：平日13：00～20：00、土日祝12：00～20：00（定休日なし）
場所：ヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティック 2階東京都中央区銀座 7-8-8
03-3569-1755

ヴァシュロン・コンスタンタンブティック新宿伊勢丹店
日程：2020年12月16日（水）～ 12月20日（日）
営業：10時〜20時（定休日なし）
場所：伊勢丹新宿店本館5階東京都新宿区新宿3-14-1
03-3352-1111(代表)

ヴァシュロン・コンスタンタンブティック大丸心斎橋店
日程：2020年12月23日（水）～12月31日（木)
営業：10時～20時（定休日なし）
場所：大丸心斎橋店本館6階大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
06-6271-1231(代表)

全ての問い合わせ先：0120-63-1755

その他、詳細はヴァシュロン・コンスタンタン公式サイトへ。

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