Introducing ゼニス　デファイ 21 クロマで虹を取り込む（編集部撮り下ろし）

LVMH時計部門は、ゼニス、タグ・ホイヤー、ウブロ、ブルガリの新作時計をオンライン展示会「LVMHウォッチウィーク 2022」でリリースする。

　ゼニスがLVMHウォッチウィークで発表するのは、カラフルなメッセージを発信し続ける新しい限定モデルだ。パントン氏とのコラボレーションで製作されたわけではないが、この新しいデファイ 21 クロマは、同じ美意識を共有するメッセージの一部であるかのように感じられる。マットなホワイトセラミックケースに、スケルトンのムーブメントブリッジとアワーマーカーに色彩が散りばめられているのが特徴だ。12時位置はレッド、そして時計回りにオレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、バイオレット、ピンクの順で配色されている。

　レインボーの雰囲気はダイヤルだけでなく、ニュートラルなトーンのセラミックケース、リューズのラバーグリップ、コーデュラ仕上げのホワイトラバーストラップのステッチにも引き継がれ、すべてダイヤルと同じグラデーションパターンを採用している。

　新作のデファイ 21 クロマは50Hz、36万振動/時で動作する第二の輪列により100分の1秒単位で時間を計測できるゼニスのハイテククロノグラフコレクションで、200本の限定生産だ。

　あらゆる価格帯でレインボーウォッチの人気が続いていることを考えると、この新作はゼニスの最も技術的に魅力的なタイムピースのひとつを拡張したものとして、ブランドに快勝をもたらす存在に感じられる。

　先週この時計を実際に見たとき、セラミックケースの仕上げに感動し、そのホワイトトーンがムーブメントのブリッジやアワーマーカーに施されたカラーのフレームとして機能していることを楽しむことができた。また、ゼニスがムーブメントに色をつける際、すべてにPVD加工を施すのではなく、装飾プロセスの一部として扱っていることも高く評価できる。

　デファイ 21に搭載されたエル・プリメロCal.9004は、限りなく魅力的だ。もし、あなたがこのムーブメントを搭載した時計を実際に手にしたことがないのであれば、最寄りのゼニス正規販売店まで足を運んで、ぜひ確かめてみて欲しい。中央のクロノグラフ秒針が、ダイヤルを1秒で駆け抜ける瞬間は時計製造においてこれ以上ないほどの快感だ。

ブランド： ゼニス（Zenith）
モデル名： デファイ 21 クロマ（Defy 21 Chroma）
型番： 49.9010.9004/01.R947

直径： 44mm
厚さ： 14.45mm
ケース素材： マットホワイトセラミック
文字盤色： “レインボーカラー”PVDコーティングのブリッジ
インデックス： ロジウムメッキ、ファセット、“レインボーカラー”の塗料コーティング。
夜光： スーパールミノバ SLN C1
防水性能： 100m
ストラップ/ブレスレット： コーデュラ仕上げのホワイトラバーにマルチカラーを採用。チタン製トリプルフォールディングクラスプ。

キャリバー： エル・プリメロ 9004（レインボー仕上げ）
機能： 時・分表示、9時位置にスモールセコンド、100分の1秒計測が可能なクロノグラフ（12時位置にクロノグラフ用パワーリザーブインジケーター、センターに100分の1秒クロノグラフ針、3時位置に30分積算計、6時位置に60秒積算計をレイアウト）
パワーリザーブ： 約50時間
巻き上げ方式： 自動巻き
振動数： 時計は3万6000振動/時（5Hz）、クロノグラフは36万振動/時（50 Hz）
石数： 53

価格： 170万5000円（税込）
発売先： ゼニス ブティック エディション。
限定： あり。オンライン限定。世界限定200本

詳細は、ゼニス公式サイトへ。

Images, Tiffany Wade