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Introducing ゼニス デファイ エクストリーム カーボンが電動オフロードレース“エクストリーム E”の世界に投入される(編集部撮り下ろし)

ハイテクを駆使した次世代電動レーシングと、現代で最も大胆な機械式クロノグラフという、何とも興味深い組み合わせだ。

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LVMH時計部門は、ゼニス、タグ・ホイヤー、ウブロ、ブルガリの新作時計をオンライン展示会「LVMHウォッチウィーク 2022」でリリース。

我々が知っていること

ゼニスは、そのことわざ通り、何をあてにすればいいのだろう? まず、最初の自動巻きクロノグラフのひとつであるエル・プリメロが存在するが、これは1969年にさかのぼる。それ以来、多くの時間が経過し、ゼニスはその栄光に安住することなく歩んできた。ゼニスのレガシーの多くはエル・プリメロを中心としたものだが、だからといって60年代(あるいは70年代)に完全にとらわれているわけではない。

 たとえば、新型のデファイ エクストリーム カーボン。デファイ エクストリーム初のカーボンファイバー製ケースを採用し、伝統的なデザインとは一線を画したモデルだ。また、1969年には考えられなかったことだが、電動SUVレースとコラボレーションしている。この時計は、サウジアラビアの砂漠やチリの山々といった極限のレース環境を探求する国際的なオフロードレースシリーズ、エクストリームEレーシングとゼニスとのパートナーシップから誕生した。ゼニスは同シリーズの公式タイムキーパーであり、創設パートナーでもある。

soldier of watch

 ケース、リューズ、プッシャーはカーボンファイバー製で、チタン製の12面ベゼルとプッシャープロテクターが組み合わされている。デファイ エクストリームの設計指針は、地球上で最も過酷な環境でのレースに理論的に耐えることができる時計を作ることだった。電気自動車のSUVと同様に、この時計を実現するテクノロジーにも多大な投資が行われている。次世代素材とカーボンファイバー成形の進歩が、デファイ エクストリームのワイルドな外観を生み出しているのだ。

side of case
strap

 Cal. 9004は現代の驚異である。100分の1秒計測が可能で、ふたつの脱進機を備え、時分針は3万6000振動/時、クロノグラフ機構は36万振動/時を叩き出す。このキャリバーは、現時点で「最速」のクロノグラフキャリバーであり、近い将来、最速のレースとなるであろう電気自動車と組み合わされることに不思議はない(電気自動車は毎分0RPMで100%のパワーを発揮し、ガソリンエンジンの魂に足りないものを生のスピードとトルクで埋め合わせることができる)。

我々が思うこと
caseback and movement

デファイ エクストリームがカーボンケースを採用するのは初だが、電動レース団体とのパートナーシップも初めての試みだ。レースと時計は、両業界の創世記から結びついているが、モータースポーツが電動化に軸足を移したとき、時計がどのように追随するかは興味深いところだ。ゼニスは以前にもSUVへのオマージュとして、落ち着いた雰囲気のデファイ21 ランドローバー エディションを製作したことがあった。

 デファイ エクストリーム カーボンは、決して控えめなものではない。この時計の美しさは、電気技術に対する我々の認識を反映したものである。イエロー、グリーン、アクアマリンのアクセントが、スケルトンダイヤルを彩る。完全に機械式でありながら、サファイアガラス製の文字盤を通して見ると、まるでケースにディスプレイウィンドウを備えた組み立て式のゲーミングPCを覗き込んでいるような感覚になる。デファイ エクストリーム カーボンは、ハイテクにインスパイアされた要素と伝統的な時計技術を融合させた興味深い作品だ。この二面性は、伝統的な時計技術とEレースとの結びつきを好む人々にアピールすることができるが、私はこの時計が獲得できる別のターゲット市場があるのではないかと思う。

watch dial colorful

 コンセプトカーと同じように、この時計は現在の時計工学の上限を示すものだ。もちろん、リシャール・ミルやウルベルク、さらにはオーデマ ピゲのコンセプトラインなど、ほかにはないラディカルで先進的なことをやっているブランドもあるが、それらは1000万円クラスのカテゴリーに存在している。ゼニスの本モデルの価格は289万3000円である(税込)。予算を倍にしてオプションをたくさん装備したテスラのモデル3を足し合わせても、前述のいくつかの時計の価格をまだ下回っているのだ。

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基本情報

ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: デファイ エクストリーム カーボン(Zenith Defy Extreme Carbon)
型番: 10.9100.9004/22.I200

直径: 45mm 
厚さ: 15.40mm
ケース素材: カーボンとマイクロブラスト加工のチタン
文字盤色: 着色されたサファイアとみっつのブラックカラーカウンター
インデックス: ロジウムメッキ、ファセット加工、スーパールミノバ C1コーティング
夜光: スーパールミノバ C1
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバー、ブラックDLCコーティングが施されたチタン製トリプルフォールディングクラスプ付き。また、レッドラバーストラップ、ブラックベルクロストラップ、カーボンバックルも付属。

buckle

ムーブメント情報

キャリバー: エル・プリメロ 9004
機構: 100分の1秒クロノグラフ。クロノグラフパワーリザーブを12時位置に表示。中央に時分表示。9時位置にスモールセコンド。 中央のクロノグラフ針は1秒ごとに1回転、3時位置に30分積算計。 6時位置には60秒カウンター
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 36万振動/時
石数: 53

watch

価格 & 発売時期

価格: 289万3000円(税込)
発売時期: ゼニスブティック、正規販売店
限定: なし、通常生産モデル

詳細は、ゼニス公式サイトへ。

All images, Tiffany Wade

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