この時期になると道路は雪でぬかるみ、本当に楽しいクルマは冬眠してしまうが、春のドライブシーズンが戻ってくるのが待ち遠しくなる。そこで今回、2回目のWeekend Editionとして、我々の大好きなふたつの趣味がどのように交差しているのかを探ろう。美しい時計と速いクルマの祭典にようこそ。
この話題について、我々のお気に入りのアーカイブをいくつか紹介するが、モータースポーツ関連のイベントのために時計を使うというような、わかりやすい繋がりばかりではないことも覚えておいてほしい。時にはスタイルやデザインの観点からクラシックカーと一緒に時計の美しさを紹介することもある。A.ランゲ&ゾーネがスポンサーを務めるヴィラ デステ(Villa D'este)では、優勝者に特別仕様のランゲ1 タイムゾーンが贈られることすらあるのだ。
そして、時計産業がF1モータースポーツを動かしているという事実がある。どのチームにも主要な時計メーカーのスポンサーが付き、それは50年代後半からずっと続いている。モナコGPでのジェームス・ステイシー(James Stacey)の記事で、時計がF1界をどのように動かしているかを見てほしい。しかしF1だけでなく、あらゆるモータースポーツで時計は活躍しているのだ。「ホイヤーをル・マン・レースの象徴に仕立てたドライバーたち」という記事をチェックしてもらいたい。
スポンサーシップにとどまらず、時計に対する熱意はドライバーにも共有されているようだ。マリオ・アンドレッティ(Mario Andretti)氏は自身のコレクションを紹介してくれたし、多くのドライバーが大物時計を身につけているのが目撃されている。2019年には、グッドウッド・リバイバルに参加したドライバーがつけていたものが紹介されている。
そして、常に新しい発見があるのだ。Talking Watchesに以前出演したフィル・トレダノ(Phil Toledano)氏は、最近、キャロル・シェルビー(Carroll Shelby)の腕に発見された珍しい時計を取り上げた。彼が59年のル・マンでドライブ中に着用していたのはツートンのロレックス・ゼファー。この時計を最初に発見したのは、時計発見の専門家である@nicoloyだ。
春、そしてカーカルチャーの祭典はすぐそこだ。それまでのあいだ、頂点を目指して進もう。
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スポーツといえば、闘牛、モーターレース、登山のみっつだけで、あとはすべてゲームに過ぎない。
– アーネスト・ヘミングウェイ(ERNEST HEMINGWAY)Lead illustration, Andy Gottschalk
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