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Introducing クレドールから、50周年記念 マスターピースコレクション 叡智Ⅱ 限定モデルが登場

ブランド誕生50周年という節目を迎え、叡智 Ⅱ初となるイエローゴールドケースのリミテッドエディションが発表された。

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クイック解説

ブランド誕生から50周年を迎えたクレドールから新たな記念限定モデルが発表された。第1弾としてゴールドフェザーコレクションからゴールドフェザー U.T.D. 限定モデルが登場したが、第2弾はマスターピースコレクションから。それが50周年記念 マスターピースコレクション 叡智Ⅱ 限定モデルだ。

 マスターピースコレクションはアートピースコレクションと並び、クレドールのなかでも最高級の品質とともに、日本の匠の技と美意識を凝縮させたトップエンドのコレクションだ。叡智シリーズは、クレドールが長年にわたり培ってきた高度な技能と先進の技術、そして日本人の感性に訴える繊細な美しさを融合させたモデルとして2008年に発売された。叡智Ⅱは、そんな叡智シリーズが備えていた繊細さをさらに極めて2014年に誕生した2代目モデル。長野県塩尻市にあるマイクロアーティスト工房(※)の卓越した技術者たちの手によって生み出され、繊細な美しさを突き詰めた 究極のシンプルさを体現するコレクションとして、クレドールの中核を成している。

※「信州 時の匠工房」を構成する主要工房のひとつとして、2000年に時計の技能を継承する目的でセイコーエプソン塩尻事業所内に設立された。現在、技能五輪金メダリストや、黄綬褒章受章者を含む現代の名工らが所属し、高い技術と技能を活かした複雑時計を手がけている。

 ブランド誕生50周年を記念した本作は、江戸時代に将軍や朝廷への献上品や輸出品として盛んに作られていたという“瑠璃金彩”からインスピレーションを得たもので、これと調和する18Kイエローゴールドケースはシリーズ初採用となる。磁器はその特性から、見る角度や周りの明るさによって見え方が多彩に変化するが、そこに煌びやかな金色が加わることで、叡智Ⅱのラインナップのなかでも記念限定モデルにふさわしい、ひと際華やかなモデルとなった。

 搭載されるCal.7R14は基本的に既存モデルと同じだ。受けの輪郭、ルビーやネジで埋められる穴周りの面取りは、どの角度から見ても美しく輝くように手作業で鏡のような曲面形状に仕上げられる。さらに香箱には長野県塩尻市の花である桔梗がデザインされ、シースルーバック仕様の裏蓋からはテンパー仕上げ(いわゆるブルースティール)による鮮やかな青をまとったパワーリザーブインジケーターの針やネジを見ることができる。

 機能も同様、Cal.7R14には限られたエネルギーを有効に使い、パワーリザーブを延ばす独創的な機構であるトルクリターンシステムを採用しており、トルクが大きいフル巻き上げの状態から約35時間のあいだは、精度と運針に影響のない約30%のぜんまいトルクを活用し、ぜんまいが自ら巻き上げることでパワーリザーブが約25%向上し、約60時間のパワーリザーブを実現している。

 限定ならではの分かりやすいポイントはケースバックのわずかな部分で、“Limited Edition”の文字とともに限定のシリアルナンバーが刻印される。


ファースト・インプレッション

叡智Ⅱについて簡単に振り返りたい。2014年に白磁ダイヤルとプラチナケースを合わせたGBLT999が登場。叡智シリーズ誕生から10周年を迎えた2018年には、18KピンクゴールドモデルのGBLT998が仲間入りした。そしてセイコー創業140周年を迎えた2021年に加わったのが、独自に調合した釉薬によって生まれる深みのある瑠璃青ダイヤルをプラチナケースに収めたGBLT997だ。本作は、それらに続く叡智Ⅱの限定モデルである。

 一見しただけでは瑠璃青ダイヤルのケースバリエーションのようにも思えるが、そんな単純なものではないようだ。プレスリリースによれば、瑠璃色のダイヤルには、新たな技法によってブランドを象徴するクレストマークやクレドールロゴ、インデックスが金彩で施されているという。金彩部分は立体的に美しく見えるよう、熟練の技を持つ職人がひとつひとつ筆で、ロゴやインデックスが盛り上がるように下地を描き、それを焼成したのち、その精緻な下地を金で覆うという手の込んだ仕様。熱に敏感な金の扱いは非常に難しく、叡智Ⅱにふさわしい輝きと視認性を両立するのは至難の技だったという。残念ながら、既存モデルのインデックスなどと比べて金彩部分の仕上がりにどれほどの違いがあるのかは、広報画像だけでは分からなかった。

 本作の限定数はわずか30本。100本限定だった50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. 限定モデルも、あっという間に予定販売数の上限に達してしまったことを考えると、本作の金彩部分の仕上がりを目の当たりにすることができるのは、わずかな幸運を掴むことができる限られた人たちとなりそうだ。

 なお、5月31日(金)に実施予定の特別イベント「HODINKEE.jp × CREDOR 50周年記念エクスクルーシブナイト in 表参道」では、この貴重な50周年記念限定モデルも会場で展示される予定だ。応募締切は2024年5月6日(月)23:59までの着信有効と、締切まであとわずかな時間しかないが、本作をその目で見てみたいという方は、ぜひ本イベントに応募して欲しい。応募者全員が参加できるイベントではないが、時計を購入する以外に本作を目にすること可能なまたとない機会となる。

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基本情報

ブランド: クレドール(Credor)
モデル名: 50周年記念 マスターピースコレクション 叡智Ⅱ 限定モデル
型番: GBLT996

直径: 39mm
厚さ: 10.3mm
ケース素材: 18Kイエローゴールド
文字盤色: 瑠璃色の磁器製
インデックス: 金彩を施したバー
夜光: なし
防水性能: 日常生活用防水
ストラップ/ブレスレット: クロコダイルレザーストラップ、3つ折れ方式中留バックル(18KYG)


ムーブメント情報

キャリバー: 7R14
機能: 時・分表示、センターセコンド、パワーリザーブインジケーター(シースルーバック側)
直径: 32mm
厚さ: 3.5mm
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 手巻きスプリングドライブ
振動数: 3万2768Hz(ヘルツ)
石数: 41
追加情報: 平均月差±15秒(日差±1秒相当)


価格 & 発売時期

価格: 660万円(税込)
発売時期: 2024年6月8日(土)
限定: 世界限定30本

詳細は、クレドール公式ウェブサイトをクリック。