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Weekend Edition ジェームズ・ボンド生誕60周年。ボンドは年齢を重ねてもすばらしく、彼の腕時計たちもまたすばらしい

ロレックスからオメガ、ブライトリング、ハミルトン、タグ・ホイヤー、セイコーまで、007はいつでも時計を愛する男だった


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Hodinkeeの優れたシニアエディターが執筆するコラム「Watching Movies」の熱心な読者の皆さんなら、1962年の『007/ドクター・ノオ』に始まり、27本の映画を生み出してきたジェームズ・ボンド映画シリーズが今週60周年を迎えることはすでにご存じだろう。ボンドというキャラクターは、イアン・フレミングの小説シリーズに登場したときから愛され続け、ボンド映画はその推進力のあるアクション、ワイルドなガジェット、そしてストレートな面白さで人気を博してきた。さらに、象徴的なタイトルシーンの芸術性、ポール・マッカートニーからガービッジまで、あらゆるアーティストが手がけたテーマソングが加わり、名作のレシピができあがったと言えるだろう。

 しかし、我々の多くは、ボンドと彼の時計に対する共通の愛情を持ってここに集まっている。ボンドが時計をつけていたのは、単にスタイルのためだけではない。彼の時計は、真の意味で(最も素晴らしいことではあるが)ツールとしての時計だ。あらゆるものを切り裂き、あらゆる服のジッパーを下ろし、文字どおり電磁パルスで人の心を揺さぶることすらできる。ブラックタイのライフスタイルにふさわしく、それでいて窮地を脱することのできる時計を、頼れるクオーターマスターのQは常にボンドのために用意していた。

Submariner

 すべてはロレックス サブマリーナー Ref.6538から始まったということは、先日取り上げた。この時計は数本の映画で使用されている。ショーン・コネリーはレザーストラップや、よく知られた「ボンドNATO」と合わせていたが、この時計に組み合わせるには少し小さかったようだ。『007/サンダーボール作戦』(1965年)ではブライトリングを着用している。その後、ジョージ・レーゼンビーが、デイトナ登場前のロレックスのクロノグラフRef.6238を、ロジャー・ムーアがブライトリングを着用するなど、ボンド役でさまざまな俳優が異なる時計を身につけているのを目にすることになる。ロジャー・ムーアはハミルトン、セイコー、そして彼自身のサブマリーナー(Ref.5513)を愛用していた。ティモシー・ダルトンもロレックス、そしてタグ・ホイヤーのナイトダイバーを着用していた。

 そして、ピアース・ブロスナンが現れ、すべてが変わる。というのも、1995年に『007/ゴールデンアイ』が公開されたとき、ブロスナンのボンドはロレックスを持たなかった。彼は、特徴的な青い波のダイヤルと青いベゼルを備えたオメガ シーマスター プロフェッショナル 300mを着用していた。これは時計の伝説となり、今では一般に「ボンド・シーマスター 」と呼ばれている。この映画以来、ボンドとオメガは代名詞となり、映画とのタイアップ限定モデルを連続して発表してきた。

Bond Seamaster

 ダニエル・クレイグは、ボンド役のたびにオメガのシーマスター(プロフェッショナル、プラネットオーシャンなど)を着用し、ブロスナンの遺志を継いだ。オメガが製造した時計のなかには、『007/スペクター』のシーマスター300のように、世界中の時計愛好家から絶賛されたものもある。しかし、彼のスワンソングともいえる傑作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にちなんだ時計ほど、人気を得たものはない。COVID-19の大流行により映画製作が何年も遅れたため、この時計(メッシュブレスレットやボンド風のNATOを備えたビンテージ感溢れるシーマスター プロフェッショナル 300m)は映画が公開される数年前に発表される形となった。このシーマスターはヒット作と呼んでも過言ではなく、その人気はポップカルチャーと時計産業におけるボンドの重要性を浮き彫りにしている。

Bond Seamaster

 ボンドの過去60年を振り返りながら、この週末はボンドのお気に入りのストーリーを集める絶好の機会だと思う。最高のタキシードを着て、お気に入りの腕時計をつけて、お気に入りの飲み物を混ぜよう(ステアではなく、シェイクで)。この週末は、どれもボンド・エディションになる。

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ある意味、ボンド・ウォッチが何であるかを知るだけでは、戦いの道半ばにすぎない。007のファンであり、作家でもあるジェイソン・ヒートンは、この驚くべき深掘りで、ボンドの時計の系統を見事に解明している。

公開までに時間がかかったジェームズ・ボンド映画であったが、ひとたび公開されると、待った甲斐があったことが証明された。この「Watching Movies」では、スクリーンに映し出されたオメガの時計と、ダニエル・クレイグが最後に着用したボンド・ウォッチの特別な機能を解説している。

ピアース・ブロスナンが着用したボンド シーマスターは、数少ない現代時計のアイコンの一つであり、1990年代に誕生した。この時計は、文化的にも消費者にも多大な影響を与えた。この「Watch of the Week」では、コール・ペニントンがその時計が彼にとっていかに重要であったかを紹介する。

顔が青ざめるまで従来型の時計の話をし続けることもあるが、たまには楽しく。この「Editor's Picks」では、少しファンタジックに、ボンド・ウォッチにまつわるお気に入りのガジェット時計を紹介する。

『007/ドクター・ノオ』では、ボンドは自分の腕時計をガイガーカウンターとして使っている。『007/サンダーボール作戦』では、彼のブライトリングがガイガーカウンターになっている。この映画に登場するブライトリング
トップタイムのオークションに関するストーリーは、現実世界におけるこれらの映画時計の重要性をHodinkeeがいち早く垣間見せる。

1989年を覚えているだろうか? ジョージ・ブッシュ・シニアが大統領になり、トヨタが高級ブランド「レクサス」を立ち上げ、ジェームズ・ボンドはまだロレックスをつけていた。

– - ジェームス・ステイシー
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