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Introducing MB&F レガシー・マシン パーペチュアルに、初のスティール&サーモン文字盤モデルが登場

ベーグルのロックス(鮭の切り身)添えはともかく、人々が本当に待ち望んでいたのは、MB&Fがスティールにサーモンを乗せることだった。

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我々が知っていること

 2015年の発売以来、信じられないほど立体的なMB&Fのレガシー・マシン(LM)パーペチュアルはこれまでに、レッドゴールド、プラチナ、ホワイトゴールド、チタン、イエローゴールド、パラジウムと、多くの金属を取り入れて登場してきた。今回紹介する新作に採用された素材は、明らかに過去にさかのぼっているいるように見えるかもしれないが、このたびLMパーペチュアルをステンレススティール製で、しかも魅力的なサーモン文字盤を採用したモデルをブランドは初めて発表した。

MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤と裏蓋

 アイルランドの独立時計師スティーブン・マクドネル(Stephen McDonnell)氏が設計した完全一体型の581コンポーネントキャリバーはそのままに、この時計は、間違ったタイミングで時刻調整をすると危険を招いてしまう多くのパーペチュアルカレンダーと異なり、トラブルが起きないように設計されている点がセールスポイントとなっている。さらに印象的なのは、ムーブメントによる視覚的な構造だ。テンプは吊り下げ式かつ、オープンワーク文字盤により、文字盤の下に多くの歯車が隠されているということを見ることができるのだ。

MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤のアップ

 今回はそのサーモンカラー文字盤とSS製ケースの組み合わせにより、多くのMB&Fファンが財布を握りしめて走り出すことになるだろう。この18年間、MB&FはSS製ケースのモデルをほとんど作らず、しかもサーモン(ピンク色)カラー文字盤も、作ったのはたった1度だ。しかしブランドは、サーモンとSSの組み合わせが熱狂的に支持されていることに気づいていないわけではない。とても人気のあるヴィンテージウォッチのなかには、このような文字盤とケースを組み合わせたものが存在するが、これには理由がある。それはものすごく見た目がいいからだ。

 ケースサイズは直径44mmで、立体的な構造とドーム型のサファイアクリスタルにより厚さはなんと17.5mmもある。ただこれが理由で買い手がいなくなったことは今まで1度もない。コレクターにとってさらにうれしいのは、この時計が限定モデルではないことだろう。ただし、生産上の制限はあるため18万ドル(日本円で約2385万円)を手にしている人は素早く列に並ぼう。


我々の考え
MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤のリストショット

 長いあいだ絶大な人気を誇り成功を収めつつも、マイナーチェンジした時計について、多くを語るのはいつも難しい。そして今回のリリースのように、そのすべてが見るからに成功し、ヒットしているものであればなおさら難しくなる。SSとサーモンなんてこれ以上望むものはないだろう? MB&Fのファンにとってこの時計は、“走れ、歩くな”と言わんばかりの1本なのだ。

MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤の横からのイメージカット

 私はMB&Fのオロロジカル・マシンよりも、LMラインのほうがずっと好きだ。基本的にほかのLMパーペチュアルはこれまで、完璧なまでに素晴らしいものに思えたが、今回の新作は私が知らないうちに待ち望んでいた発表のような気がする。まあ宝くじが当たれば買えると思うのだが。この時計の厚みを知っている人は目を丸くするかもしれないが、比較的薄いミドルケースを横から見ると、手首に心地よくフィットすることがよくわかるだろう。そしてブランドのEVO“スポーツ”ラインでは、確かに資料の上ではSSより理にかなっているかもしれないが、サーモンとSSに対するエナメルダイヤルの組み合わせのほうが、はるかによく見える。

MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤の正面カット

 この時計が限定発売でないところが、ブランドのファンに対する何よりのお礼だと思う。誰も配分争いをする必要はない。お金さえ持っていれば、あとは順番を待つだけだ。30年後に私がお金が貯めて買えるようになったとき、まだ製造を続けていることを祈るばかりである。


基本情報

ブランド: MB&F
モデル名: レガシー・マシン パーペチュアル(Legacy Machine Perpetual)

直径: 44mm
厚さ: 17.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: サーモン
インデックス: ブラックカラーのリング状エナメル製サブダイヤル
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ブラック、グレー、ブラウン、ブルーの手縫いアリゲーターストラップ、ケース素材に合わせたSS製フォールディングバックル

MB&F レガシー・マシン パーペチュアル サーモン文字盤の裏蓋

ムーブメント情報

キャリバー: スティーブン・マクドネル氏がMB&Fのために開発した完全統合型パーペチュアルカレンダー
機能: 時・分表示、日付・曜日・月表示、レトログラード式うるう年、パワーリザーブインジケーター
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 1万8000振動/時
石数: 41
追加情報: 部品点数581個、ダイヤル側の複雑機構に安全機構を内蔵した機械式プロセッサーのシステム構成、手巻き式ツインバレル、ムーブメント上部に見える伝統的な調整ネジが付いた特注の14mmテンプ、19世紀のスタイルを意識した各パーツ(内角斜面、研磨斜面、ジュネーブウェーブ)のハンドメイドエングレービング仕上げ


価格 & 発売時期

価格: 18万ドル(日本円で約2385万円)
発売時期: すぐに
限定: なし、ただし限定生産

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詳しくはMB&Fの公式サイトをご覧ください。