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Year In Review 2022年はクロノグラフの当たり年! オメガやMB&Fの最高の技術革新に注目せよ

2022年、各ブランドが本領を発揮し、単なるクロノグラフや特殊な計時スケールを超えた画期的モデルが発表された。

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2022年も終わりに近づいたが、まだ始まったばかりのような気もする。時間の経つのは早いものだ。

 まあ、この記事をよく見て欲しい。今日は、この1年で最も注目すべきテクニカルな時計を紹介しつつ、クロノグラフ針の素晴らしい動きを徹底して見ていくことにする。デッドビートセコンドやセコンドフドロワイヤントを除けば、これほど時間の経過を触覚的に感じ取るのに適した複雑機構はないし、これほど実用的な機構もないのだ。

MB&F LM Evo

MB&F LM シーケンシャル EVO。 Image: Courtesy MB&F

 2022年が最も際立った年になった理由は、時計製造技術において、特筆すべき飛躍を遂げたブランドが数多くあったからだ。その功績は、当該ブランドの将来だけでなく、腕時計業界全体をも進歩させる可能性を秘めている。これだけの数の時計を、網羅的に総括する方法などあるのか? それができるかどうか、私にはわからない。

 Hodinkeeが2022年に取り上げたすべてのクロノグラフ(とさらに別の数多くのものも)をよく調べると、真に斬新な時計だけに焦点を絞ることに理があるとすぐわかる。もちろん、パテック フィリップの新しい5270P5935A5990/1Aを含めることもできたが、これらは優秀な時計だとはいえ、本質的には単なる文字盤のバリエーションモデルである。その後パテックは、スプリットセコンドのモノプッシャークロノグラフに永久カレンダー機構を組み合わせ、最近流行のデストロ(右手装着)仕様になっている「5373P」を発表し、我々を大いに驚かせた。最終的にこのブランドは、その(確かに超薄型ではある)「CHR
27-525 PS Q」ムーブメントをケースから取り出すことにした。そして、女性ラッパーのミッシー・エリオットの言葉を借りれば、「(部品を)分解、反転させ、逆さまに置き替えた」ようなケースに変えたのだった。

The Patek 5373P-001

パテック フィリップの5373P-001「デストロ」。 Image: Courtesy Patek Philippe

 かつてジェームズがアクアスター ディープスター39mmクロノグラフにおいて雄弁に語ったように、そうした「部分的な進化」に留まっている他のモデルには、オーデマ ピゲのロイヤル オーク クロノグラフが含まれる。ブライトリング コスモノートも、今回の基準を満たさず除外した。チャペックのアンタークティック・ラトラパント アイスブルーは、パテックと同様、基本的には2021年に発売された時計をベースにスケルトン仕様にしたリダイヤル(文字盤再生)モデルの類だ。私の勝手なルールに従えば、目新しくはあるものの、斬新さに欠けるのだ。ジュネーブ時計グランプリ(GPHG)にノミネートされたパルミジャーニ・フルリエ トンダ PF クロノグラフは、厳密には昨年発売されたものだ。そして、驚異的なミンの20.01シリーズ2 クロノグラフは、今年から納品が開始されたものの、発表は2021年だった。つまり、これも私の2022年のリストからは外れることになった。厳密性の問題で失格となったわけだが、それは仕方がない。

The Czapek Antartique

チャペック アンタークティック・ラトラパント アイスブルー。 Photo by James Stacey

The Parmigiani Fleurier Tonda PF Chronograph

 この1年で数多くの優れたクロノグラフが発表され、実質的に大量の時計を一斉にリストアップできるというのは、この業界の力強さを示していると言える。そうしたリストにあるほとんどすべてのモデルは、技術的な偉業を成し遂げている。下のコメント欄で、皆さんの今年のお気に入りのクロノグラフについて聞くのを楽しみにしているが、あまり細かいことは言わず、さっそく2022年のトップクロノグラフのリストを紹介することにしよう。

The MB&F LM Sequential Evo

Courtesy MB&F

 ローガンが独立系時計メーカーの1年を分析したように、我々もまず、今年のGPHGの最高賞「エギュイユ・ドール」(Aiguille d'Or、金の針賞)を受賞した同じ時計から始めなければならない。ローガンは、MB&F初のクロノグラフについて「学び、書くことを楽しんだ」と記した。この彼の紹介記事は、複雑な時計機構と唯一無二の機能を雄弁に物語っていたが、このモデルは、私の脳をほとんど破壊するところだった。率直に言えば、これこそが私の求めている現代的な時計製造技術なのだ。

 この時計では、基本的に2つの独立したクロノグラフと各プッシャーが、文字盤を挟んで対称的に1つのムーブメントに組み込まれており、1つの調速機構を使用している。また、それぞれのクロノグラフを同期させることができるスイッチ「ツインバーター」が搭載されている。これにより、両方のクロノグラフが停止している場合はスタート、スタートしている場合は停止させることができ、一方が動いていて他方が動いていない場合は動作を切り換えることができるようになっている。ローガンは紹介記事で、この野性的な機能の可能な使用法を述べていた。この複雑な時計の技術的な側面について、より完全で目眩がするほど詳細な分析をお望みの方は、そちらの記事もご覧いただきたい。正直に認めるが、私自身も繰り返し読み、なおいろいろと学ぶことがある記事だ。

The "Twinverter"

ケース側面の「ツインバーター」スイッチ。Photo by James K./@waitlisted

 私のなかにいるストーリーテラーは、まったく別の理由でこの時計を愛している。それは、時計に関わる人々だ。大きなブランドでは、時計に伴う人間の創造性は一般の人たちとはかけ離れたものになってしまい、永遠に匿名の存在になりがちだ。仲間を作ることに熱心で、どんなときでも仲間を信用する時計師マックス・ブッサー氏は、同志愛を感じさせる魅力的なストーリーを作り上げている。そのひとりであるステファン・マクドネル氏は、オックスフォード大学で学んだ北アイルランド出身の神学者、時計学の大家であり、「(ブッサーが)人生で出会った唯一の天才」だ。マクドネルは、LM シーケンシャル EVOの開発に4年間を費やした。ムーブメントの試作をすべて手作業で行ったため、偽福音書の研究を続ける時間はあまり取れなかったが、結果として、ここ数年で最もクールな時計のひとつが誕生したのだ。

The Patek 5470P

 パテック初のハイビートクロノグラフは、かなり特別な存在だ。スポーティさとクラシックなパテック流とのバランスが絶妙な、プラチナ製モノプッシャークロノグラフとなっている。確かに、ゼニスのエル・プリメロには53年もの差をつけられてしまったが、パテックは独自の方法を採用し、既に優秀なムーブメントのひとつを改良して新境地を切り開いた。このムーブメントに関する31の特許のうち7つは、新たに取得したものだ。

 パテックは、比較的クラシカルなブルーの2レジスターダイヤルをはじめとして、12秒に1回ダイヤルの周りを回転する赤いスイープ運針などで全体的にモダンな雰囲気を加えた。ダイヤル上の赤いインデックスの間で、10分の1秒刻みを読むことができるようになっており、これは、6時位置の(パテックにとってはやや場違いな)「1/10th second」の印字にもマッチしている。ケースサイズは41mm × 13.68mmで、ケース素材について念のため触れておくと、6時位置のラグのあいだにはシグネチャーダイヤモンドがあしらわれている(そう、やはりプラチナ製なのだ)。

The Patek movement

CH 29-535 PS 1/10

 しかし、ここで紹介する他の時計と同様、重要なのはその内側の部分である。詳しくはHodinkeeの完全にテクニカル面を網羅した紹介記事を読んでいただくとして、ここではできるだけ簡潔にまとめたい。パテックの新しいムーブメントは、2009年のラトラパンテ・クロノグラフキャリバーのCH 29-535をベースにしたCH 29-535 PS 1/10となっている。10分の1秒針と通常のクロノグラフ針は、ゼロの位置で一緒になり、プッシャーを押し込むと動き出し、文字盤上をそれぞれ異なる速度で走り回る。オリジナルのラトラパンテ機構が脱進機とテンプから再構築されており、10分の1針はムーブメントの4番車から駆動される仕組みになっている。ある意味、5470Pの内部に基本的に2つの独立したクロノグラフ機構が搭載されているという点から言えば、MB&Fに近いものがある。しかし、MB&Fとはまったく異なる、信じられないほど印象的な結果を生み出している。

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The Speedmaster Chrono Chime

Photo by James Stacey.

 オメガは、あのムーンウォッチ以外にも、時計製造における数多くの「史上初」を担ってきた。初のトゥールビヨン腕時計、初のミニッツリピーター腕時計などがそうだ。オメガは今回も、実に魅惑的かつ斬新なことをやってのけた。8時位置に独立したプッシャーを備え、ユーザーがクロノグラフの経過時間を知ることのできるラトラパンテ・モノプッシャー・クロノグラフを製作したのだ。機械式時計がすでに「不要なもの」であるならば、そのなかでも最もクールで不要な逸品を作ろうとするブランドの試みは、愛すべきものだと思う。

 この腕時計はゴージャスだが大ぶりだ。CK2998スピードマスターの形状を受け継ぎつつ、幅45mm、厚さ17.37mmの野獣的なウォッチに変身させ、美しいアベンチュリンのダイヤルとベゼル、そしてセドナゴールドのブレスレットを使用することによりバランスを取っている。このスピードマスター クロノチャイムは、重量がなんと326gもある。

The Speedmaster Chrono Chime

 この巨大な時計に搭載されたのは、新しいCal.1932(オメガが初めてオリンピックの公式計時を担当した年を祝う名称になっている)だ。ムーブメントは、ブランパンとの提携により6年以上の開発期間を経て、17件の特許を取得し、575個のパーツを使用して作られた。この32.5mm径の耐磁仕様の手巻きコーアクシャルムーブメントは、5Hzで振動することにより、10分の1秒の分解能(最小計測単位)クロノグラフ計測を可能にしている。

 チャイムが鳴る時計に共通するように、自分の耳で音色を確かめてみるのが最善ではある。しかし、我々が直接この時計を目にする機会はほとんどないので、オンラインで聴くしかないだろう。

The Grönograaf

Image: Courtesy Grönefeld

 新しいクロノグラフをデザインすることは、時計製造業界における最も困難な作業のひとつかもしれない。一般的な複雑機構であれば、これまで何世紀にもわたって何百、何千もの小さな反復作業が行われてきた。この意味では、聖書の引用で聖職者の子供には申し訳ないが、「過ぎたことは再び起こり、行われたことは再び行われる」のだ。グローネフェルド兄弟がアイデアを思いつかない限りは、その通りなのである。

 グローネフェルド初のクロノグラフが登場するまで長いあいだ待たされたが、待つだけの価値はあった。バートとティムのグローネフェルド兄弟は、2008年以来、最もよく知られているルモントワールからトゥールビヨン・ミニッツリピーターに至るまで、あらゆる高度複雑時計の製造に取り組んできた。この(188個のスティール製部品と25個のタンタル製部品から成る)「グロノグラーフ(Grönograaf)」は、ムーブメントの内部と同様、文字盤から見ても独創的な印象を受ける。

Grönefeld

 3時30分位置にある遠心式サイレントレギュレーターが文字盤を突き破っているが、この不思議な形の遠心ガバナー(調速機)を利用して、ハンマーが針をリセットする速度を制御する仕組みを持った新しいソフトリセット機構が発表された。クロノグラフの針は、強い衝撃を受けながらちょうどよい具合にリセット(帰零)するようになっている。これにより、クロノグラフの激しい動作によるパーツの摩耗や破損を防ぐことが可能だ。そして、その結果として生まれたムーブメントの構造も、さすがに見事なものとなっている。

The Speedmaster '57.

Image: Courtesy Omega

 手巻きの2レジスター・クロノグラフが、これまでのモデルと並んで「ベストウォッチ」のリストに入るという事実は、オメガが最新のスピードマスター'57でいかに卓越した仕事をしたかを物語っている。

 この新しいスピードマスターは、トリロジーのモデルとは異なるものだが、同じ対象からインスピレーションを得ている。その対象とはオリジナルのCK2915スピードマスターであり、今回発表されたモデルには、2レジスターのレイアウトが採用されている。また、オメガは、ケースデザインの方向性を定めるため、ヴィンテージのCK2915のトモグラフィー(断層撮影画像)を活用した。その結果、ストレートラグ、リューズガードなしのデザイン、そして左右対称のケースバンドとそれに調和する幅広のアローハンド、「ドットオーバー90」および「ベース1000」タキメータースケールのステンレススティールベゼルが採用された。さらに、クリーミーなフォティーナを施したブラックサンドウィッチダイヤルは間違いなくクラシックな趣があるのだが、オメガは、グリーン、ワインレッド、ブルーの文字盤の採用により現代的なテイストも取り入れている。

 これだけでも十分に秀逸な新作と言える。だが、オメガは新開発の小型手巻きクロノグラフムーブメント、Cal.9906を搭載することで、マスター クロノメーター認定のスピードマスターのなかで最も薄型のモデルを作ることにも成功している。新キャリバーである9906の厚さはわずか6.4mmで、自社のCal.3861(6.7mm)やその他の数多くの主流ムーブメントよりも薄い。これにより、パッケージ全体で計40.5mm × 13mmの相対的なスリムさを実現しながら、アラベスクのコート・ド・ジュネーブ装飾で仕上げられた豪華なコラムホイール式ムーブメントを搭載してみせたのだ。

The Speedmaster '57 Movement

 確かに、多くの同類モデルでは、デイト表示の搭載面で問題を抱えていた。しかし、新しいスピードマスター'57でオメガは、腕時計オタクと一般大衆の要求のあいだのギャップを埋めるような画期的な時計を作り上げた。

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特別賞モデル
The Ming 37.04 Monopusher

Photo: by James K./@waitlisted

 ブランド創立5周年を記念して作られたミン 37.04は、魅力あふれる時計だ。フレアードラグ、グレード5のチタンケースとディスプレイバック、さらにミニッツメーター、パルスメーター、タキメーターをスーパールミノバで表示するサファイアガラスで覆われたブラックのコンブレミン製ギヨシェ彫りダイヤルなど、過去5年間ミンに期待されてきたすべてが詰まっており、最も認識しやすい新デザインのひとつとなっている。しかし、37.04を頂点に位置づける要因は、ムーブメント(そしてその背後にある時計業界の重鎮たち)にある。

 このムーブメントは、フランソワ-ポール・ジュルヌ氏とドゥニ・フラジョレ氏(ドゥ・ベトゥーンで有名)が、独立して地位を確立する前に所属していたTHA(Techniques Horlogères Appliquées)社で設計したもので、人気のカルティエ CPCP トーチュ モノプッシャーで使われているのと同一のモノプッシャークロノグラフだ。ただし、ミンはムーブメントをケースに収めて終わりということにはしなかった。このムーブメントはラ・ショー・ド・フォンにあるラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA)社でオーバーホール、アップデート、再仕上げが行われた。なぜ、この時計はトップ5に入らなかったのか? それは、他の入選モデルが、独自の技術的成果を強く打ち出していたからにほかならない。それでも、この時計をリストから外してしまうのは、とても残念なことだ。

The Montblanc 1858 Minerva Monopusher Red Arrow LE

 ヴィンテージ・クロノグラフを製造するミネルバは、2007年にモンブランの傘下に入り、ヴィルレの工房からモンブランの最高級時計に使用されるムーブメントを世に送り出している。ヴィンテージ時代からインスピレーションを得たムーブメントにより、万年筆のイメージが強いブランドに歴史的権威を与える存在だ。

 1858という名称は、モンブランではなくミネルバの創業年に由来している。2022年に発表されたレッドアロー モノプッシャー  LEは、まさにミネルバのクロノグラフの偉大さを再認識させた1本だ。1920年代から30年代にかけてのミネルバの初期の航空用クロノグラフを参考にした88本の限定モデルとなっており、特に1927年モデルを彷彿とさせるフルーテッドベゼルと赤い矢印のついたインターナルカウントダウン回転ベゼルは、両方ともこの復刻版に採用されている。

 アビエーション(航空)クロノグラフのケースはオーバーサイズであることが多いから、42mmというサイズは、今回の復活劇にはふさわしいだろう。スネイル(カタツムリ)文字盤もクラシックだが、やはり大切なのは文字盤の下にあるものだ。「モノプッシャー レッドアロー」に搭載されているのは、1924年に発表されたオリジナルのCal.13.20をベースにしたモンブランのMB 13.21だ。Cal.13.20は、水平クラッチ付きコラムホイールで手巻きする最初期の腕時計用クロノグラフムーブメントである。モンブラン(とミネルバ)は、現代的な技術的成果が頂点に達した時代にあって、優れた時計を作るために部品をイチから作り直す必要はないということを示したのだ。

Khaki Pilot Pioneer Mechanical Chronograph

Photo: Kasia Milton

 私は5本の腕時計を紹介することにこだわろうと思っていたのだが、自分の膨大なリストに目を通すたびに、2022年初めに発売されたハミルトンの時計に舞い戻った。非対称ケースで手巻きヴィンテージ風の優れたマルチハイフネイト(多面的)腕時計であり、価格は26万5100円(税込)だ。

 これは、大胆な夜光プロットやパティーナのバランスが素晴らしく、ウォッチコレクター界で"ファブ・フォー"と呼ばれている軍隊パイロットのクロノグラフグループを現代的に解釈したモデルだ。そのファブ・フォーの4社であるハミルトン、CWC、ニューマーク、プレシスタは、英国国防省との契約により、英国空軍と英国海軍航空隊の仕様に沿った腕時計の製造を請け負っていた。オリジナルの方は寸法が微妙に異なり(幅が1mm、ラグ幅が2mmそれぞれ小さく、ケースも薄かった)、ムーブメントもクラシックなバルジュー7733だったが、この新作は、オリジナルに極めて近くなっている。私自身、何度も繰り返し見て確かめているほどだ。

Hamilton Khaki Chronograph Hodinkee

 ちなみに、ミリタリーテイストが苦手な人には、Hodinkeeが、ハミルトン 6BB "G.S."をモチーフにした限定復刻版も発売している。この"G.S."は、英国軍の非軍人の一般隊員向けに作られた腕時計だ。つまり、ハミルトンファンにとっては、嬉しい2つの選択肢があることになる。

 このモデルは頑丈で、目的のために設計されている。そして私にとって最も重要なのは、今回のリストのどのモデルよりも、手頃な価格であるということだ。このハミルトンで2022年を締めくくることとする。我々は停止とリセットのボタンを押し、これからやって来る新年に、また素敵な腕時計を迎える準備をしよう。

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Hodinkee Shopでは、オメガハミルトンの時計を含め、ここで紹介している数多くのクロノグラフを販売しています。