trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Editors' Picks ずっと身につけていたい時計

もし時計を1本しか選べないとしたら…。

ADVERTISEMENT

本稿は2016年12月に執筆された本国版の翻訳です。また価格はすべて掲載当時のものです。

一部の時計ファンにとっては思い描く時計であり、ある人にとっては悪夢になる。もちろん今我々が話しているのは、1本の時計に固執するワンウォッチガイ(またはレディ)という概念についてだ。両極端な話だが、たくさん時計が入る、使い古されたウォッチレザーロールやすべて同期して回転するワインダーのキャビネットを手放して、たった1本だけ、1日中つけていられる時計について、愛好家はよく話題にする。我々はここHODINKEE本社で、何度も(本当に何度も)それについて議論してきたが、最終的にはスクリーンを前にしてキーボードに指を置き、現在の我々が思う時計を1本選んで共有することにした。もしエディターらがすべてを諦めて1本だけ時計を買うとしたら、これが彼らの選択となる。


カルティエ パンテール – カーラ・バレット

 普段使いの時計はスポーティなものに偏りがちだが、ずっと身につけられるものを選ぶならば、時間が経っても飽きのこないものを選びたかった。そこでこの演習のために、ステンレススティールのカルティエ パンテール ドゥ カルティエ Mサイズを選んだ。無難な選択のように思えるかもしれないが(しかもクォーツ)、パンテールは人生のさまざまなステージを乗り越えていくのに最適な時計だと思う。なぜそんなことがわかるのか? すでにそうなっているからだ。ドレスアップ/ダウンしてもいいし、水泳しても、ランニングしてもいい。SS製のパンテールなら、何でもできる。高級感と丈夫さを兼ね備えたブレスレットは、一生の思い出に残ることだろう。あとはバッテリーが長持ちしてくれればいいのだが。

4600ドル(掲載当時の販売価格は日本円で約51万300円)。カルティエ公式サイトはこちら


グランドセイコー SBGM221 GMT – ジョン・ビューズ

 私にとって、これは仮説の演習というよりも、過去数カ月間の自分自身の着用習慣を振り返る機会である。クリーム文字盤のグランドセイコー GMTを購入して以来、この時計が私のお気に入りだ。クロノメーターほどの正確さに感動しながらも、ときが経つにつれてそのデザインの一端を明らかにし続けており、その進歩には目を見張るものがある。私の仕事の特権のひとつは、(合理的な範囲内で)ほぼすべての時計を試着できることである。そして試着した最新かつ最高の時計を返品して、GSを手首に戻しても、決して不満がありながら受け入れているというような感情にはならない。もうひとつ付け加えておくとしたら、グランドセイコーのSSモデルは傷がつきにくく、毎日身につける時計として素晴らしい選択肢であるということだ。

4600ドル(掲載当時の販売価格は日本円で約54万円)。グランドセイコー公式サイトはこちら

ADVERTISEMENT

オメガ スピードマスター プロフェッショナル – ジャック・フォースター

 ああ、私はこの手の話題が苦手なのだ。抗議を受けつつ、本まとめ記事に参加しており、これは極めて個人的な選択であると最初に強調しておかなければならない。世の中には一点物の時計がたくさんあるが、この記事のために我々が選ぶものは、個人的な好みという認識より、おすすめモデルだと誤解されがちだ。もし私が心理的に1本の時計だけを選ぶことができたら、今頃すでに1本選出していただろう。ただしセイコー、ロレックス、チューダー、オメガ、グランドセイコーの時計を長年愛用してきた身としては、どのメーカーからも候補が出てくる。

 とはいえ、もし残酷にも1本の時計に絞り込まなければならないとしたら、それは私が初めて所有した“素晴らしい”時計、つまり今も昔もスピードマスター ムーンウォッチになるだろう。この時計を選んだのには感傷的な理由がある。子どもの頃、生放送のテレビで月面を歩く人を見たり、ナショナルジオグラフィックでスピードマスターの広告を見たり、宇宙飛行士の手首にあったのを覚えているからだ。そしていつか、正真正銘の宇宙飛行士の時計を手に入れようと心に誓ったのである。単なる普通のスピードマスターであり、希少性もなければ、特別なコレクターズアイテムでもない。しかしこれは、若い頃の自分自身とSFとの境界線を越えようとした、楽観的な時代との直接的なつながりであり、1世代か2世代もすれば、我々は別の世界(月)に住むことになるだろうと思っていたのは、決してばかげた考えではなかったのだ。スピードマスター プロフェッショナルに似たようなものはたくさんあるが、これが私のベストである。

5250ドル(掲載当時の販売価格は日本円で約57万2400円)。オメガ公式サイトはこちら


チューダー ブラックベイ GMT – ジェームズ・ステイシー

 時計1本だけ? 僕にとってそのようなコアとなる選択は、幅広いストラップに対応し、適切な防水性を備えたGMTである必要がある。完璧で現代的な選択肢として、チューダー待望のブラックベイ GMTは、それらの条件をすべて満たしている。SS製の41mmケースには、マニュファクチュールのCOSCムーブメントを搭載し、24時間回転ベゼルと組み合わせて複数のタイムゾーンをひと目で把握できる、ローカルジャンピングGMT機能を提供している。さらに200mの防水性、夜光塗料、そして3種類の純正ストラップオプションを手に入れれば、世界中どこにいても、日常的に使える時計が完成する。タフでハンサムで、旅行にも対応できる現代的なツールウォッチであり、確かな価値を備えているのだ。

3870ドル(掲載当時の販売価格は日本円で約42万6800円)。チューダー公式サイトはこちら

ADVERTISEMENT

ロレックス オイスター パーペチュアル39 ホワイトダイヤル – スティーブン・プルビレント

 もしあなたがバーゼルワールドに参加する際に、ブランドデザインの特徴を最大限に生かし、基本に立ち返ったSS製の時刻表示のみの時計がお気に入りです、と言っていたら、僕は当たり前だとでも言わんばかりの顔をしていたでしょう。当然です。それが僕の策略なのです。しかし、その時計がロレックスだと言われたら、僕は少し眉間にしわを寄せていたかもしれません。新しいホワイトダイヤルのオイスター パーペチュアル 39は、現代のロレックスに求められるものをすべて備えています。洗練され、実用的で、ハンサムそのものです。オフィスにも、週末のハイキングにも、友人の結婚式にも、どんな場面でも同じように着用できるのです。実際、このひとつの時計だけを身につけるというのは、かなり魅力的に映ります。

5700ドル(掲載当時の販売価格は税込59万9500円)。ロレックス公式サイトはこちら