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Introducing セイコー プロスペックスを含む3ブランドから創業140周年記念限定モデルが登場 2021年新作

比較的クセの強いグリーンダイヤルウォッチの中でも、本作の「深緑」ダイヤルは日常的に着けやすい印象に仕上がっている。

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クイック解説

 セイコー プロスペックス、セイコー プレザージュ、セイコー アストロンの3ブランドから、同社の創業140周年を記念した数量限定モデル全5機種が発表された。それぞれ日本ならではの情感あふれる風景にインスパイアされた、異なるモチーフとカラーリングを取り入れたモデルとなっている。セイコー プレザージュとセイコー アストロンは2月19日から、セイコー プロスペックスは3月6日から順次発売予定だ。

<セイコー プロスペックス> 西表島の美しさにインスパイアされたダイバーズコレクション

 西表島は、島の面積の約90%が亜熱帯の自然林で覆われており、山奥から流れ出す河川の下流には広大なマングローブ林が広がっている。そんな力強い鼓動を感じさせる西表島の深緑の世界を表現するため、本作ではダイヤルカラーを深緑で統一。原生林に差し込む陽の光を思わせるゴールドカラーを針に採用した。セイコー プロスペックスからは3モデル発表され、デザインテイストは全て共通となっている。

 マリーンマスター プロフェッショナルからは、ダイバーズウォッチ専用の自動巻きムーブメントCal.8L35を搭載し、300mの飽和潜水用防水を確保した本格モデルを1機種、ダイバースキューバからは、1968年に発表された国産初の10振動ムーブメント(Cal.6159)を搭載した高精度モデルをベースに、現代的なデザイン解釈を加えたメカニカルモデルと、その重厚感からファンの間で“SUMO”の愛称で親しまれるモデルのデザインを取り入れたソーラークロノグラフモデルの2機種、計3機種がラインナップされている。

 なお、いずれのモデルも限定モデルならではの仕様として、ダイヤルカラーとマッチする深緑の強化シリコン製ストラップが付属する。

SBDX043 マリーンマスタープロフェッショナル。

SBDC133 ダイバースキューバ 1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン。

SBDL083 ダイバースキューバ ソーラークロノグラフ。

セイコー プレザージュ、セイコー アストロンのモチーフは「暁」と「夜桜」

<セイコー プレザージュ> プレステージライン Sharp Edged Series。

<セイコー アストロン> グローバルライン オーセンティック 5X ステンレススチール。

 冒頭でも紹介したとおり、セイコー プロスペックスだけでなく、セイコー プレザージュ、セイコー アストロンからもセイコー創業140周年を記念した数量限定モデルがリリースされている。

 それぞれ日本ならではの情感あふれる風景に着想を得ているが、ブランドごとにデザインモチーフは異なる。プロスペックスは西表島の深緑の世界がモチーフだったが、セイコー プレザージュは夜明けを象徴する朝日の煌めきをテーマに、オールブラックのケースとグラデーションカラーのダイヤルで明け方の空を表現。そしてセイコー アストロンでは星明かりに照らされた「夜桜」をテーマに、夜の空をイメージしたオールブラックケースと、風に舞う桜と夜空の星を重ね見る情緒あふれる夜桜の風景を、濃い紫をベースとしたラメ入りのグラデーションでダイヤル上に表現した。

 なお、セイコー プレザージュ、セイコー アストロンのモデルに関する詳細は、先行公開されている記事「アストロン&プレザージュ ルーツから紡ぐセイコーのイノベーションとスピリット」の中で事細かく解説しているので、合わせてご覧いただきたい。

ファーストインプレッション

 プロスペックスの魅力の一つは、国産初の本格ダイバーズウォッチに始まるプロフェッショナルユースのスペックであることは間違いないだろう。先日公開した「セイコー プロスペックス ストリートシリーズ ネイバーフッド リミテッドエディション」の記事でも少し触れられているが、近年のプロスペックスコレクションを見渡すと、スペックに加えて、デイリーウォッチとして着けることを意識した豊かなデザインバリエーションも、今やもう一つの重要な魅力となっている。

 さて、繰り返しになってしまうが、新作となるセイコー創業140周年限定モデルのデザインテーマは「深緑」。早い話が、ダイヤルにグリーンカラーを取り入れた点が最大の特徴だ。
 時計好きの方であれば、言わずもがな近年の時計業界を席巻するトレンドカラーだ。2020年に発表された新作を見てもらうと一目瞭然なのだが、多くブランドがラインナップにグリーンダイヤルのモデルを加えているのがよく分かる。

 グリーンダイヤルとひと口に言っても、そのテイストは様々。強く主張するビビッドなグリーンもあれば、柔和な印象を与えるパステル調のグリーン、そしてレトロな雰囲気を与えるグラデーションのグリーンといったものもある。これはあくまでも個人的な意見だが、グリーンダイヤルというのは、日常的には少々着けにくい印象がある。

 というのも、そのグリーンの色味は実際に見てみると思いのほか主張が強いものが多く、また全体的にカジュアルな雰囲気のものが少なくない。既に何本も時計を所有している人やグリーンをカッコよく着けこなす自信のある人は躊躇なく選べるかもしれないが、そうでない人にとってはなかなかハードルが高いのではないか、というのが筆者の考えだ。

 この新作も他ののグリーンダイヤルの時計と同じような感想かというと、少し異なる。本作のグリーンは「深緑」。実機も見たのだが、グリーンの中でも極めてダークトーンで、光の当たり方によってはブラックに近い落ち着いた印象のダイヤルに仕上げらているのである。本作くらいの色味であれば、比較的クセの強いグリーンダイヤルでも日常的に着けやすいのではないかというのが、筆者が新作を見て最初に抱いた印象だ。

 無難なブラックダイヤルなどの安心感も捨てがたい魅力だが、少し人とは違ったものを選びたいという人には、ユニークでありながら、ちゃんと日常的に着けやすくまとめられている本作は良い選択肢の1つになるのではないだろうか。ちなみに筆者のおすすめは、70時間パワーリザーブを確保したCal.6R35を搭載するSBDC133 ダイバースキューバ 1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン。充実のスペックで、かつ限定モデルでありながら、価格は14万円(税抜)と非常にコストパフォーマンスの高いモデルである。

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基本情報

ブランド: セイコー プロスペックス (Seiko Prospex)
モデル名: マリーンマスタープロフェッショナル(SBDX043)、ダイバースキューバ 1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン(SBDC133)、ダイバースキューバ ソーラークロノグラフ(SBDL083)

直径: 44.3mm(SBDX043)、42mm(SBDC133)、44.5mm(SBDL083)
厚さ: 15.4mm(SBDX043)、12.5mm(SBDC133)、13.7mm(SBDL083)
ケース素材: ステンレススティール(ダイヤシールド加工)※SBDL083のみ加工なしのステンレススティール
文字盤色: 深緑カラー
インデックス: ドット&バー
夜光: 針とインデックスにルミブライト
防水性能:  200m空気潜水用防水。※SBDX043のみ300m飽和潜水用防水
ストラップ/ブレスレット: ステンレススティール(ダイヤシールド加工)。※SBDL083のみ加工なしのステンレススティール。全モデルに交換用の強化シリコンストラップが付属


ムーブメント情報

マリーンマスタープロフェッショナル(SBDX043)
キャリバー: 8L35
機構: 時・分表示、センターセコンド、3時位置にデイト表示、秒針停止機能
パワーリザーブ: 約50 時間
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
追加情報: 平均日差+15秒~-10秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)

ダイバースキューバ 1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン(SBDC133)
キャリバー: 6R35
機構: 時・分表示、センターセコンド、3時位置にデイト表示、秒針停止機能
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24
追加情報: 平均日差+25秒~-15秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)

ダイバースキューバ ソーラークロノグラフ(SBDL083)
キャリバー: V192  
機構: 時・分表示、スモールセコンド、4時半位置にデイト表示、 クロノグラフ(5分の1秒計測、60分計)、3時位置に24時間表示
 駆動方式: ソーラー充電  
追加情報: 平均月差±15秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)


価格 & 発売時期

価格: 33万円(SBDX043)、14万円(SBDC133)、8万1000円(SBDL083)、全て税抜
発売時期: 2021年3月6日(土)
限定: 世界限定3000本(SBDX043)、世界限定6000本(SBDC133)、世界限定4000本(SBDL083)

詳細は、セイコーウオッチ公式サイトをクリック。