Introducing MLBのスター大谷翔平選手とコラボした、セイコー プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン大谷翔平 2023 限定モデル（SBDC191）がリリース

　大谷選手はどんなスポンサー契約も十二分にこなすスターである。そして偶然にも、その契約のひとつが時計ブランドなのだ。彼の日本人という血筋を考えると、そのブランドがセイコーであることもまた運命なのだ。そしてブランドはこの度、大谷翔平選手との特別限定モデル（日本国内限定）の先行販売を開始した。ブランドとスポーツ選手による腕時計のコラボレーションは、大抵の場合失敗に終わるというのが過去の定説だ。その点、大谷選手はそんな定説をも変えた。

　セイコーのSBDC191を見てみよう。モダンなプロスペックスダイバーズのデザインテーマを考え抜き、そして非常にクールな新風を吹き込んでいるのを感じる。これはSBDC10系の定石（まだ見ていない方は、ジェームズ・ステイシーによるA Week On The Wrist記事、セイコー プロスペックス SBDC101を徹底レビューをチェックだ）を参考にしたもので、かなり見た目がいい。

　前述したSBDC10シリーズのラインナップと事実上同じで、この時計は約70時間パワーリザーブを誇るムーブメント6R35の採用、200mの防水性、アイコニックなセイコー 62MASダイバーにインスパイアされたダイヤル、3時位置のデイト窓、ノンリューズガード、ワンプッシュダイバーエクステンダー方式のクラスプなど、セイコーのハイエンドモデルであるプロスペックスダイバーズの特徴をすべて備えている。

　ベゼルの文字からアプライドマーカーに至るまで、外観上の要素はすべてSBDC101と同じである。2020年に発売されたSBDC101（それとその兄弟モデル）は瞬く間に大ヒットした。本作はそのプラットフォームを利用し、LAエンゼルスで3度のオールスターと、2021年のアメリカン・リーグ最優秀に選ばれた選手に関する隠れた特徴を追加している。

　SBDC191は、秒針と6時位置の“DIVER'S 200m”という文字に、エンゼルスのカラースキームから取り入れた赤をアクセントカラーとしている。ちょっとだけ気の利いた変更点として（少しややこしくもある）、大谷選手のサインがエングレービングされているが、これは予想される裏蓋ではない。サインはクラスプにあり、これはかなり考え抜かれたもので、限定モデルの独自性を高めていると思う。

　生産数は1700本限定で、価格は18万7000円（税込）だ。現在予約を受付中で、8月11日に正式発売となる。

　これはセイコーのダイバーズウォッチとして名高いデザインを実にハンサムにアレンジしたものであり、大谷選手や野球、スポーツのファンでなくてもおすすめしたい時計だ。しかし、もしあなたが大谷マニアで、たまたま時計が好きなら（まあどちらにせよここにいるのだが）、まだ時間のあるうちにこの参加したほうがいいかもしれないが、日本市場限定ということもあり、少し難しいかもしれない。“セイコーがこの1本をヒットさせた”みたいなくだらないジョークは言わない。ただそれをやらないだけだ。

　行動に移そう。

Lead image: Getty/Ronald Martinez

ブランド: セイコー（Seiko）
モデル名: 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン大谷翔平 2023 限定モデル（Prospex Diver Shohei Ohtani Limited Edition）
型番: SBDC191

直径: 40.5mm
厚さ: 13.2mm
ラグからラグまで: 47.6mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: シルバー
インデックス: アプライド
夜光: セイコールミブライト
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ワンプッシュダイバーエクステンダー方式クラスプ付きSSブレスレット

キャリバー: 6R35
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24

価格: 18万7000円（税込）
発売時期: 2023年8月11日発売予定
限定: あり、国内限定1700本