HODINKEE Lookbook 90年代の腕時計を同時代のファッションに合わせ、最高のスタイリングを完成させる

この服にはこの時計がとてもよく似合います。迷彩柄のデジタルディスプレイとパンツの色合い、そしてエッグシェルのトップスに合わせたグレー。デジタルウォッチほど90年代的なものはないでしょう。このG-SHOCKは少しモダンですが、時代のデザイン言語を体現しているように思えます。

「バーバリーのミニスカートじゃなきゃダメ！」と、このコーディネートを主張したのを覚えています。ボンバージャケットにパテック フィリップを合わせているのが素敵なんです。ドレスウォッチとストリートウェアの組み合わせは最高です。私が育ったロンドンでは、女子高生はこんな感じでした。まるでお母さんの時計を盗んだみたい。

オメガは定番中の定番でしょう？　ジェームズ・ボンドです。90年代と書いてありますが、このバギールックもそうですね。私たちはバギーが大好きなんです。ブルガリの時計はグラフィックな時計だと思います。プラスチックみたいでしょう？　漫画のようなデザインで彼女の服装と同じです。彼女はヴェルサーチのシャツを着ていますが、このシャツも同様にグラフィックな印象を与えてくれます。

ブライトリング、なんと風変わりな時計でしょう。デジタル/アナログ表示が好きなんです。90年代のファッションの一部であるティンバーランドと合わせたいと思いました。ほとんど90年代の定番ですね。まるでブルックリンのダウンタウンにあるジミージャズで全ルックを購入したみたいに。

スウォッチの色とシャツのロゴがよく似合いますね。スウォッチといえば90年代にはよく知られていたような気がするんです。この時計は当時のモデルを現代に再現したもので、アディダス×グッチのコラボレーションのようなものですね。このふたつは、現在において90年代を物語るコラボレーションです。

特にこの時計は、90年代らしいツートンカラーで、通常のロイヤルオークとは異なりデュアルタイムである点がカッコいいと思います。女性がコンプリケーションをつけている姿も、当時はあまり見かけなかったので気に入っています。それとバギーデニムも90年代のファッションのいいところですね。

カルティエのパシャを男性がつけると、このようになりました。ツートンカラーなのもいいですね。この写真の彼は、ジャケットを羽織って高校生のようなエネルギーを感じさせています。当時は女の子の時計だったパシャをつけているのがアイロニカルですね。ガールフレンドに自分の時計を貸す代わりに、彼女の時計を借りることができたんです。そしてエクスプローラーは、36mmというサイズでユニセックスのツールウォッチとして最適です。威圧感のない男性らしさがあってとてもクールですね。

私はフォーミュラ1が大好きです。これはタグ・ホイヤーの得意な分野。特にレターマンジャケットとの組み合わせも、すごくスポーティですよね。タグ・ホイヤーのよさは、オリジナルのフォーミュラ1のような時計だと思うんです。真面目すぎない時計。ベゼルがとてもクールで、リューズもベゼルとマッチしています。それにルイ・ヴィトンのジャケットは白いパンツと本当によく合っていますね。1年中、どこにでも行けそうなスタイルです。ボデガ（ワインセラー）に行くときも、白いパンツを履いていけますよ。