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May 07, 2021
Introducing ザ・シチズン メカニカル キャリバー0200 最新世代の機械式時計

Introducing ザ・シチズン メカニカル キャリバー0200 最新世代の機械式時計

傘下のラ・ジュー・ペレ社との協業により、シチズン機械式時計の新章が幕を開ける。

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クイック解説

 シチズンといえば年差クォーツというほど、近年は超高精度なクォーツウォッチのイメージが定着していた。年差±1秒を誇るキャリバー0100はまさに衝撃作で、かねてより研究が続けられていた、水晶振動子が加工によって振動数を変化させる性質を突き詰めた時計であった。

 そのシチズンが今回リリースしたのは、久方ぶりとなる新キャリバーを引っさげた機械式時計である。その名も、ザ・シチズン メカニカル キャリバー0200で、年差クォーツと並ぶような位置づけとなる印象だ。本機は、2012年に傘下に収めたスイスのムーブメント企業であるラ・ジュー・ペレ社との技術交流によって開発されたもので、同社の装飾製造技術とシチズンによる設計、組み立てが融合されたハイブリッドなものとなっている。

 このキャリバー0200には、電鋳加工が施されて凹凸の陰影が荒々しく表現された黒文字盤と、旭光塗膜手法による光沢感と深みのある青文字盤、そして数量限定で表面にニュアンスのある白文字盤を備えた計3バリエーションが用意される。

 価格は通常モデルの黒と青文字盤が55万円、数量限定モデルが75万円(全て税抜)となっている。8月の発売予定だ。

ファースト・インプレッション

 本機の見どころは大きく分けて2つある。1つは、もちろんシチズンが実に11年ぶりに投入する新世代の機械式ムーブメントCal.0200。2つめは、いわゆるラグジュアリー・スポーツ然とした外装デザインだ。

 ムーブメントについては、大きな受けをベースとし、スモールセコンドを採用するなど随所にスイスらしさが垣間見える。これは、傘下のラ・ジュー・ペレ社との協業によるもの、とプレスリリースにも書かれているが、実際にはシチズンの技術者が現地へ赴き、長い時間をかけて両社の製造文化を融合させたことで生まれたものだという。開発を担当した土屋建治氏は、協業当初からスイスと日本を行き来し本機に携わった。シチズンの精度を追い求める姿勢を体現するために、部品の加工を見直し、高い加工精度が求められるフリースプラングテンプを実現したそうだ。そこには、シチズンの創業以来変わっていないスタンスである、部品精度が時計精度に直結するという考え方がある。

 国産初のフリースプラングというと、記憶に新しいグランドセイコーのCal.9SA5がひと足先に実現している。高級機械式時計の代名詞的な方式でもあるフリースプラングを、国産の両雄がほぼ同時期に発表したことは日本人として誇らしいが、Cal.9SA5とシチズンのCal.0200の概念は微妙に異なっている。

 まず前者はフリースプラングと共に、ムーブメントの伝達効率を高めるために独自のデュアルインパルス脱進機を開発。詳しい説明は「新キャリバー9SA5を搭載したグランドセイコーブランド誕生60周年限定モデル SLGH002」の記事に譲るが、こちらは精度やパワーリザーブのために全くの新技術を投入したわけだ。対してシチズンは、工業製品の限界にチャレンジするほど加工精度を向上させることで、フリースプラングの等時性を高めている。設計の概念が異なるため、当然搭載される時計の目的も変わってくるのだが、GSはより工芸的価値をもつ時計に迫ろうとしているのに対し、シチズンは創業当初の理念に沿って、市民が手に取ることのできる最高品質をこの時計で追い求めているように思える。

 さて、もうひとつの見どころである外装デザインは前述のようにラグスポのようであるが、これはシチズンが過去に発表してきた前衛的な時計たちに範をとったものであるという。主には70年代のクォーツモデルであるクリストロンや、シチズン グロリアスなどがこんな形状をしていた。面を広くとってエッジを際立たせたデザインは独特であり、針の形状と相まって非常にシャープな印象を受ける。ポリッシュ面は十分にきらめきを感じさせるが、多用されたヘアラインがあくまで実用時計としての雰囲気を醸し出しており、日常的に愛用したくなるデザインにまとめられている。

 より詳細なレポートは近日中にお届けするが、このCal.0200の登場によって、シチズン機械式時計の今後の展開に僕は早くも胸を踊らさずにはいられない。

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基本情報

ブランド: ザ・シチズン(The Citizen)
モデル名: メカニカルモデル キャリバー0200
型番: NC0200-90E、NC0200-81L、NC0200-06A

直径: 40mm
厚さ: 10.9mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 黒、青、白
インデックス: バトン
夜光: なし
防水性能: 5気圧
ストラップ/ブレスレット:ステンレスブレスレット、ワニ革ストラップ(NC0200-06Aのみ)

限定のNC0200-06Aのみ、22K製のローターが配される。


ムーブメント情報

キャリバー: 0200
機構: 時、分、スモールセコンド
 

パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター認定: クロノメーターを超える自社規格の合格証付き
追加情報:平均日差-3〜+5秒


価格 & 発売時期

価格: 55万円(黒、青)、75万円(白)全て税抜
発売時期: 8月予定
限定:NC0200-06Aのみ数量限定、全て特定店取り扱いモデル

詳細は、ザ・シチズン特設サイトへ。