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Introducing フォルティス フリーガー F-41 オートマティック、F-39オートマティック、そして日本限定のスペシャルエディション

フォックストロット フォー ワン、フォックストロット スリーナイナー、着陸を許可する。

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クイック解説

 先日発表されたフォルティス フリーガー F-43 バイコンパックスは、2018年に同社を引き継いだユップ・フィリップ氏の指揮の下、フォルティスの新たな方向性を示した。そしてフォルティスのフリーガーファミリーに、フリーガー F-41、F-39、F-39-Jモデルが追加された。Fはフリーガーの略で、-41と-39の表記はケースサイズに対応しており、F-39-Jという語尾は50本限定で日本国内でのみ販売されるスペシャルエディションを意味している。完全に意図的なものではないと思うが、新しいフリーガーウォッチの命名規則と米空軍の軍用機の命名規則には明らかな並行関係がある。

フリーガー F-41 オートマティック

 これは、フォルティス フリーガーシリーズに2つの全く新しいケースサイズが追加されたことを意味している。43mm (バイコンパックス)、41mm (オートマティック)、そして39mm (オートマティック)が展開される。

フリーガー F-39 オートマティック

 この新しい時刻表示のみの3機は、F-43バイコンパックスで導入されたデザイン言語を視覚的に踏襲。シンクロラインとブリックストラックの技術は、本モデルでも引き継がれている。12時位置のドットに挟まれたトライアングルや大胆なセコンドトラック、おなじみのフライヤーデザインもこれら3つの新モデルで顕在だ。スタンダードなF-43 オートマティックとF-39 オートマティックには、B-42 バイコンパックスのベルラック製蛍光をモチーフにしたモデルがあるが、F-39-Jはこのモチーフから離れ、ダークブルーのサンレイ仕上げ文字盤に剣型のブラックフレームにホワイトの時分針を配している。秒針は白と赤の2色で日本の国旗(日の丸)と陸上・海上自衛隊のカラーを表現。日本国内では50本が発売される。

フリーガー F-39-J オートマティック 日本限定50本

ファースト・インプレッション

 我々のコミュニティはサイズにこだわる傾向がある。サイズが合わない服は不快感を与えるし、時計も同様だ。自分にあったサイズを買うというのは大切なのだ。今年の初め、私は自分に合ったサイズの時計を見つけることを、ボルトを緩めるためにサイズの合致するレンチを手にすることに例えた。時計が道具であるならば、その仕事に適した道具が必要なのだ。

フォルティスはこれを知っている。

 そして、リスクを軽減するために飛行機が離陸前にフライトプランを提出することになっているのと同じように、フォルティスは時計好きを満足させるために、ケースサイズの全体的なサイジングの需要を先取りして迅速に連続して導入したのだ。視覚的な理由でフリーガーシリーズに興味がない場合は、それも1つだが、このような選択が可能になったことで、時計が大きすぎたり小さすぎたりということは言いづらくなった。

 フォルティスは、オメガがNASAに時計を供給してきたのと同じように、歴史的にロスコスモス社(旧ロシア連邦宇宙局)に供給してきた。1994年に発表され、数々のミッションで飛行したオフィシャル・コスモノート・クロノグラフは38mmだった。精神的には、F-39はこの時計と共通する部分が多い。
 2003年には、サイズアップしたB-42がオフィシャル・コスモノート・クロノグラフに取って代わった。フォルティスの新しいオーナーシップの下、そして新しいサイジングとデザインのアイデアを試してみようとする会社の意欲は、フォルティスとロスコスモスの関係がさらに意味のある面白いものになるための良い兆しだ。

 また、クロノグラフといえばパイロットウォッチのイメージが強いが、元々のB-Uhr(Beobachtungs-uhren watchの略)は時間表示のみのデザインであったことも重要なポイントだ。B-Uhrのデザインは "フリーガーウォッチ "の元になっているのだが、もちろんドイツに関連したパイロットウォッチを定義することにもなる。現代では、20世紀半ばのドイツのデザインを参考にした、複数のサイズで展開されるスイス製のパイロットウォッチも "フリーガー"なのだ。そして、それは非常にエキサイティングなものである。

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 B-42 のデザインが好きな方は、今回の新たにリリースされたデザインを楽しめるだろう。しかし、このリリースは、フォルティスがブランドを再活性化させ、時計愛好家を魅了するという点で、私たちにとって非常に重要な要素の一つである、ケースサイズの課題解決を目的としていることを証明したと言えるだろう。さらに、日本限定モデルは特に興味深いと思う。フォルティスと同じ機能をもつカテゴリの他の会社も、日本限定モデルを数多く生産しており、オメガも同様にスピードマスターを生産している。F-39-Jは前例を作り、その軌跡を見るのが楽しみだ。

 今年の8月にF-43からスタートし、今日のF-41、F-39と続いている。ということは、次はBシリーズの拡大が待っているということだろうか? B-42 オフィシャル・コスモノート・クロノグラフをベースとした最新モデルは、今年の8月に発表された。B-43への好意的な反応と、これらのF-41とF-39の時計のタイムリーな発表から、フォルティスは、愛好家たちと離陸するために待機しているようだ。


基本情報

ブランド: フォルティス(Fortis)
モデル名: フリーガー F-41 オートマティック、フリーガー F-39 オートマティック、フリーガー F-39-J オートマティック

直径: 39mm (F-39とF-39-J), 41mm (F-41)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック、ネイビー
インデックス: ブリックストラック
夜光: あり
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット:  3モデルとも、微調整可能なスライディングクラスプを備えたステンレススティール製のブレスレット、またはドイツの持続可能な資源からハンドメイドで作られたブラックのアビエイターストラップ


ムーブメント情報

キャリバー:  フォルティス UW-30 (今回の3モデル全て)
機能: 時、分、秒、日付
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き


価格 & 発売時期

価格: ブレスレット仕様 25万円、レザー仕様 20万円(全て税抜予価)
発売時期: 2020年冬頃
限定: F-39-Jのみ50本

詳細は、フォルティス公式サイトへ。