Introducing IWCがビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン・ホワイトセラミック“レイク・タホ”を正式に発表

　レイク・タホ（ホワイトカラーを表すべくIWCとパントン®によって考案された名称）のデザインは昨年クロノグラフとして初めて登場。そしてモハーヴェ・デザート版のクロノグラフ/QP（パーペチュアルカレンダー）の組み合わせのような、ビッグ・パイロット・パーペチュアルのバリエーションはいつ登場するのだろうかと、多くの人が思っていただろう。この新しいビッグ・パイロット・トップガンは、米海軍戦闘機兵器学校（トップガン）プログラムにちなんで名付けられたもので、このデザインはブラック＆ホワイトだからこそ、その真価を発揮している。タン・オン・タンの美しさを持つモハーヴェ・デザートは視覚的におもしろかったが、この新モデルは紛れもなく刺激的なものだ。

　またカラーリング以外は特に何も変わっていない。IWCが製造したムーブメント、Cal.52615は文字盤上でありとあらゆる計測が可能な複雑機構を備えている。例えば北半球と南半球の月の満ち欠けを読み取ることができるダブルムーンフェイズは、577.5年に1日しかずれないというスーパーコンプリケーションである。

　さらにホワイトラバーストラップとDバックルがセット。46.5mmのホワイトセラミック製ケースは全員の手首に必ず合うというわけではないが、可能であれば試着する価値はある。価格は532万4000円（税込。※7月1日より553万8500円に変更）で、2023年秋に納品予定だ。

　私は昨年、トップガン“レイク・タホ”のクロノグラフを手にする機会があった。強いホワイトセラミックケースを背景にしたマットブラックのダイヤルという、全体的な外観が本当に気に入ったのだ。大胆さと控えめさを併せ持った、完全にモダンなデザインである。

　私はこの新しいビッグ・パイロットが、実機のなかで絶対的な驚異であることを想像せざるを得ない。白い数字（モハーヴェ・デザートの黄褐色とは真逆で）は判読性の高さを追求したものであり、文字は文字盤から飛び出し、非常に複雑なレイアウトをきれいに整えることでうまく読み解くことができるのだ。

　もちろん、これはケースサイズが大きいことに助けられてもいるが、彼らはこれを無意味にビッグ・パイロットと呼んでいるわけではない。私にはこの時計が大きすぎることは十分にわかっているが、それでも機械式時計として、また真面目なデザインのアイテムとして楽しむことをやめたりしない。モハーヴェ・デザートやスティール製のビッグ・パイロットQPで説明したこと以外には、この新しいデザインが本当にうまく機能しているということ以外あまり語ることはない。あとは実際に実物を見るだけなのだ。

ブランド: IWC
モデル名: ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン・ホワイトセラミック“レイク・タホ”（Big Pilot White Ceramic Top Gun Lake Tahoe Perpetual Calendar）

直径: 46.5mm
厚さ: 15.6mm
ケース素材: セラミック
文字盤: ブラック
インデックス: アラビア数字
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 60m
ストラップ/ブレスレット: ホワイトラバーストラップ

キャリバー: 52615
機能: 時・分・スモールセコンド、永久カレンダー（日付・曜日・月・4桁年表示、北半球と南半球を表示するムーンフェイズ）
パワーリザーブ: 約7日間
巻き上げ方式: ペラトン式自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 54
クロノメーター: なし

価格: 532万4000円（税込。※7月1日より553万8500円に変更）
発売時期: 2023年秋
限定: なし