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クイック解説
IWCは、第3世代のポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフにCal.89361を搭載した。ご覧いただくのは今流行りのステンレス製スポーツウォッチだ。ブレスレットは「一体型」の見た目で、ケースとシームレスに繋がっている。ただし、ケースには従来型の方法で取り付けられている。ラグはややコンパクトで、全体的に流れるような美しいデザインだ。マリンスタイルとステンレスというトレンドは、ブルーダイヤルによく似合っている。ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ(Ref.IW390701)には、サンレイ仕上げのネイビーブルーダイヤルとロジウムメッキの針が配される。
お次は、古い懐中時計やマリンクロノメーターのスタイリングをもつシルバーダイヤル(Ref.IW390702)だ。見た目には、海洋遺産に直接つながる要素を備えている。
しかし、このシリーズには別の方向をもつもう1つのモデルが存在する。このRef.IW390703は、18Kレッドゴールドとステンレスのコンビモデルだ。3モデルとも防水性能は60mで、優れたフライバッククロノグラフを搭載している。
ファースト・インプレッション
忘れてはならないのは、機械式時計と時計製造の初期の目的の1つは、航海術を支援するためのものだったということだ。ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフは、そうしたヘリテージ要素を持ちつつ、2020年のトレンド―一体型ブレスレットを持った洗練されたスポーツウォッチ―の見た目も持ち合わせた時計なのだ。Cal.89361は、フライバック機能を持った自社製のムーブメントであり、12時位置には、経過した分と時間を表示する同軸の積算計がある。本機のケースサイズは44mmである。
この時計が目指す市場のセグメントは、確かに混雑はしているものの、他のブランドが新たにSS製スポーツウォッチを作るのとは違い、ポルトギーゼという名は既に際立っている。ヨットクラブは、10年も前から存在する時計なのだ。
基本情報
ブランド: IWC
モデル名: IWC ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ(IWC Portugieser Yacht Club Chronograph)
型番: Ref. IW390701, Ref. IW390702, Ref. IW390703
直径: 44mm
厚さ: 14.4mm
ケース素材: 3モデルともSSケース
文字盤色: ネイビーブルーのサンレイ(Ref. IW390701), Silver (Ref. IW390702)、シルバー(Ref. IW390703)
インデックス: アラビア数字
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 6気圧
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット(Ref. IW390701, Ref. IW390702)、SSとゴールドのブレスレット(Ref. IW390703)
ムーブメント情報
キャリバー: Cal.82835
機能: 時、分、秒、クロノグラフ
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4 Hz)
石数: 22
価格&発売時期
価格: Ref. IW390701, Ref. IW390702: 140万円、Ref. IW390703: 212万5000円(全て税抜)
発売時期: 発売中
詳細は、IWC公式サイトをご覧ください。
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