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Introducing チューダー ロイヤル コレクション 2020年新作

カッコいいデイデイト表示が目印。一体型ブレスレットを備えたスポーティなスティールウォッチだ。

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年初に開催されたLVMHのドバイ時計展示会、そして最近開催されたジュネーブ・ウォッチ・デイズやウォッチズ&ワンダーズ上海など、2020年は、対面式の時計トレードショーが非常に少なくなっているにもかかわらず、主要ブランドの新作時計の発表は衰えることなく続いている。

 チューダーでは、もちろん、ブラックベイ フィフティ-エイト“ネイビーブルー”という非常に注目度の高いモデルがリリースされたが、新しいコレクションとして、50年代にチューダーが使用していたロイヤルという古い名前を復活させたことで、落ち着いたものとなっている。デイデイト表示を備えた、見栄えのする手頃な価格の新しいコレクションであるロイヤルは、7月にリリースされたものだ。 当初は、アジアの一部の市場でのみ発売されたが、今後は世界的に販売される予定だ。

 では、チューダー ロイヤルとは何か? 基本的には、チューダーの新しいスティール(またはSSとゴールド)のスポーティなラグジュアリーウォッチで、5列リンクの一体型ブレスレットをもつ。サイズは4種類あり、前述の41mmサイズのデイデイトモデルのほか、38mm、34mm、28mmの3針&デイトバージョンがある。いずれも、自動巻きムーブメントを採用している。デイデイトバージョンの場合は、Cal.T603。38mmと34mmモデルはCal.T601。そして、28mmモデルはCal.T201を備えている。

 いや待てよ、と、あなたは自分自身に言い聞かせているかもしれない。チューダーはここ数年、独自のムーブメントを多数発表する傾向を強めているではないかと。それは全くその通りだ。だが、落ち着こう。まだ価格の話をしていない。41mmのデイデイトは、SSが22万8000円(税抜予価)からとなる。全体として、ケースとブレスレットのデザインは1種類(SS&YGのツートン、またはSS)で、ダイヤルのバリエーションは全部で9種類ある。デイデイトバージョンは、新しいロイヤルコレクションの中で、最も興味深いモデルである。

※スチール&ゴールドモデル、及びダイヤモンド付きモデルの日本展開は未定。

 ロイヤルコレクションのデザインで最も目立つのは、ギザギザの付いたベゼル(ノッチドベゼル。オルタネイティングカットとポリッシュ仕上げが交互に施されている)と、一体型ブレスレットである。そして、SSベースの素材と一体型ブレスレットの使用が、この時計に70年代の独特の空気感をもたらしている。ケースとブレスレットは優れた品質を備えているようで、ブレスレットはセーフティキャッチとフォールディングクラスプをもつ。

 100m防水ケースのラグは完全に穴が開いており、ヴィンテージウォッチに立ち返ったかのようなロイヤルの表情と結び付いている。写真で見た中で最も魅力的なのは、ブルーダイヤルのオールSS製デイデイトモデルだ。また、ツートンのデイデイトにも惹かれる。

 デイデイト表示を備えたチューダー  ロイヤルの41mmサイズは、現在、リューズで操作可能なデイデイトモデルの中では大きめのモデルで、馴染み深いと思う。サイズを下げて38mmを見てみると、同じような見た目とフィーリングの時計だが、曜日表示はない。このコレクションが、時間と共にどのように進化していくのか、既に気になるところだ。デイデイト表示を備えた38mmモデルは、私だけでなく、他の多くの人も絶対に見てみたいと思うもののはずだ。下の写真は、ローマ数字が配されたチューダー ロイヤルの38mmブラックダイヤルデイトバージョンで、隣は同じサイズで、SS&YGモデルのシャンパンダイヤルにはダイヤモンドのアワーマーカーが付いている。

※スチール&ゴールドモデル、及びダイヤモンド付きモデル、シャンパンカラーダイヤル。日本展開は未定。

 そして、さらに28mmと34mmバージョンもあるが、共にSS&YGのツートンモデルで、前者はマザーオブパールダイヤル付きだ。

※スチール&ゴールドモデル、及びダイヤモンド付きモデル、マザーオブパールダイヤル。日本展開は未定。

※スチール&ゴールドモデル、及びダイヤモンド付きモデルの日本展開は未定。

 このコレクションでは、幅広い種類のダイヤルが用意されているため、非常に多彩な個性をもっている。ブラック、シルバー、シャンパン、ブルーの中から、サンレイ仕上げのものが選択できる。34mmと28mmモデルには、マザーオブパールをセットしたダイヤルが用意されており、いずれのモデルも、ダイヤルの上にサファイアクリスタル風防をもち、予想どおり、ソリッドバックケースを採用している。

 新しいロイヤルコレクションでは全モデルで供給されたムーブメントを搭載しているために、コストを抑えることができ、率直にいって、これらの時計を非常に魅力的で価値あるものにしている。ただし、全モデルのパワーリザーブはわずか38時間だ。これは、金曜日の夜に仕事を終えて時計を外すと、月曜日の朝に再び主ゼンマイを巻き上げる必要があることを意味している。これは、私たちの多くがチューダーの自社製ムーブメントの優れた70時間パワーリザーブに慣れ親しんでいることを考えると、一部のユーザーを悩ませるかもしれない。しかし、繰り返すが、コストは見過ごせない要因であり、41mmのSSバージョンは、間違いなく30万円以下の新作時計の中で私のお気に入りだ。ケースとブレスレットは素晴らしく見える。また、私はこれらのいずれも試せていないが、自社製のチューダーの品質と快適さよりも劣るものは期待していない。

 ロイヤルコレクションには、70年代のスポーツラグジュアリーな雰囲気があるが、我々がスポーツウォッチを想像する際に、ほとんどの人が意味するものではない。実際、かなりドレッシーな時計なのだ。その点では、久しぶりに、ダイブウォッチやGMTではない新しいチューダーの時計で最も魅力的だと私は思う。

チューダー  ロイヤル コレクション。41mm、38mm、34mm、28mmのポリッシュ仕上げとサテン仕上げの316L SSケース。ポリッシュ仕上げとオルタネイティングカットが交互に施されたSSまたはYGのノッチドベゼル。ねじ込み式リューズ。100m防水。ダイヤモンドの有無にかかわらず、ブラック、シルバー、ブルー、シャンパンカラーのダイヤルはサンレイ仕上げ。34mmと28mmのバリエーションにのみ、ホワイトマザーオブパールをセットしたダイヤルを用意。アプライドローマ数字インデックス。自動巻きムーブメント。Cal.T603(41mm)、Cal.T601(38mmと34mm)、Cal.T201(28mm)。振動数:2万8800振動/時、25石。機能:時、分表示、センターセコンド、3時位置にデイト表示、41mmモデルのみ、12時位置に曜日表示。サファイアクリスタル風防。316L SSまたは316L SSとYGの一体型ブレスレット。サテン仕上げのアウターリンクとセンターリンク、ポリッシュ仕上げの中間リンク。フォールディングクラスプ、セーフティキャッチ付き。

価格は以下の通り(全て税抜予価。日本展開は未定のモデルは省略)。41mm:SSモデル、22万8000円、38mm:SSモデル、22万3000円、28mm:SSモデル、21万2000円。

その他の詳細は、チューダー公式サイトをご覧ください。