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我々が知っていること
私が最後にチェックしたのは2021年、つまり時計の世界で、全てがグリーンであることを意味する年だ。今年はあらゆるブランドからグリーンダイヤルの時計が登場したが、今度はゼニスがその仲間に加わった。クロノマスター リバイバル サファリは、クラシックなゼニスのA384リバイバルのケースデザインに、いくつかの興味深い工夫を加えたものだ。
ケースにはチタンを使用しマイクロブラスト仕上げを施すことで、視覚的にも触覚的にも素晴らしい質感を実現している。また、ブラックのサブダイヤルとコントラストを成すパティーナ加工のマーカーを備え、これもサファリのテーマを表現する要素となっている。そして「グリーン」を強調しているのは、マーカーとマッチしたタンカラーのステッチが施されたコーデュラエフェクト のラバーストラップ(レザーのようなラバー)だ。
時計を見て思うこと
白文字盤のクロノグラフに黒のサブダイヤルがパンダ文字盤だとしたら、これは "クロコ文字盤 "と呼んでもいいのではないだろうか? サファリのテーマは、色の選択とフェイクパティーナによって深められている。また、ヴィンテージ感はA384のケースでうまく表現されていると思う。なぜなら、このケース自体がヴィンテージの復刻だからだ。ゼニスは以前、 クロノマスター リバイバル シャドウ(これは非常に過小評価されている時計だ)にマイクロブラスト仕上げを施したチタンを使用したが、このモデルにも同じようにクールな印象を与えていると思う。特に、質感のあるマットなグリーンダイヤルとの組み合わせにおいては。
昨年、「クロノマスター リバイバル リバティ」を間近で見た私は、このモデルの全体的なフィット感と感触をよく知っている。直径37mmのゼニスは、多くのクロノグラフが42mm以上に大型化している中で、単に小さいというよりも保守的なサイジングと言える。このシリーズで私が気に入っているのは、文字盤のデザインだ。文字も数字もまるで手描きのようなプリンティングが施されていて、とてもいい。日付窓の色はグリーンで、文字盤の色とマッチし、全体的なデザインの調和が保たれている。また、4時30分位置の日付表示が気に入らない人もいるだろうが、これは歴史的に見てもA384のケーススタイルに見られるヴィンテージ・ゼニスのクロノマスターに忠実なのだ。さらに、本機には自動巻きでコラムホイール式クロノグラフであるエル・プリメロが搭載されており、付加価値の高い一本となっている。
基本情報
ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: クロノマスター リバイバル サファリ(Chronomaster Revival "Safari")
型番:97.T384.400.57.C856
直径: 37mm
ケース素材: マイクロブラスト仕上げのチタン製
文字盤色: カーキグリーン
インデックス: アプライド
夜光: あり。スーパールミノバ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: コーデュラ・エフェクトのラバーストラップ 、マイクロブラスト仕上げチタン製ピンバックル
ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ 400 オートマティック(El Primero 400 Automatic)
機能: 中央に時・分表示。9時位置にスモールセコンド。クロノグラフ(センターにクロノグラフ針、6時位置に12時間積算計、3時位置に30分積算計)。タキメータースケール。4時30分位置にデイト表示
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
クロノメーター認定: なし
価格・発売時期
価格: 103万4000円(税込)
販売時期: 2021年6月よりゼニスブティック及びEコマースにて販売
限定:なし
詳細は、ゼニス公式サイトへ。
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