trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing チャペック アンタークティック・ラトラパント シルバー・グレイ

私のラトラパンテへのこだわりは衰えを知らないようだ。

ADVERTISEMENT
我々が知っていること

7月にOnly Watch 2021の公式ラインナップが発表されたとき、私が最初に注目した時計のひとつがチャペック アンタークティック・ラトラパント"サンライズ"だったことを覚えている。昨年発売されたばかりの大ヒットスポーツウォッチにスプリットセコンドを搭載したこのモデルは、レンダリング画像やプレスイメージが一切なく、スケッチだけが掲載されていた。

 今週のジュネーブ・ウォッチ・デイズで、チャペック社は驚くべきことに、独自の「オンリーウォッチ」を発表した。新作のアンタークティック・ラトラパントは77本の限定モデルで、ハイエンドのクロノグラフコンプリケーションを文字盤から見えるようにして、文字通り裏返しにしたものだ。

 チャペック社によると、このプロジェクトのルーツは、2010年代初頭に復活したチャペックブランドの初期にさかのぼるそうだ。チャペックの名前の再登録の一環として、少数のヴィンテージ・バルジュー7733ムーブメントを使用した限定クロノグラフを発表した。ブランドの初期の支援者の一人が、ピボット・カムの動作を見てどれほど楽しんだかを語ったことが、その後の歴史につながっている。

 最終的には、インディーズのヒットメーカー、ジャン・フランソワ・モジョン氏(Jean-Francois Mojon)が経営する製造パートナーのクロノード社との共同作業により、スプリットセコンドモジュールを文字盤上に実装するというアイデアが生まれ、クランプ、コラムホイール、水平クラッチ、レバーなどの動作全体が見えるようになっている。チャペックはこのクロノード社が開発した独自のキャリバーデザインに基づいて、サテライト輪列やスプリットセコンド機構など、数多くの特許を申請している。

 わずか77本の限定モデルであるアンタークティック・ラトラパントは、モノプッシャークロノグラフを流線型の42.5mmケースに収め、特徴的なアンタークティックの一体型ブレスレットと組み合わせている。

我々が思うこと

 生まれ変わったチャペック社に初めて出会ったときのことを覚えている。しかし、CEOのザビエル・デ・ロックモーレル(Xavier de Roquemaurel)氏に会い、実際に時計を手にしてみて、一つ一つの製品の品質とディテールのレベルの高さを確認した。それ以来、私はチャペックの現代的な進化に感銘を受け続けている。

 まだ実物を見たことはないが、昨年発表されたチャペック アンタークティックはとても気に入った。ステンレススティール製の一体型ブレスレットを備えたスポーツモデルとしては比較的新鮮だったが、このモデルが本当に輝くためには、もう一つの素材が必要だと感じていた。その材料が、時計のなかでも最も複雑な機構の一つであるとは思いもしなかった。

ADVERTISEMENT

 私はラトラパンテのコンプリケーションに魅了され、楽しんでいると公言している(記事「It's Complicated 1815 ラトラパント・ハニーゴールド“F. A.ランゲへのオマージュ”の心臓部を解析する」を読んでみて欲しい)。今回のアンテークティックもそうであることを期待している。それどころか、私や他の多くの人たちのこのジャンルに対する評価をさらに高めることになると思うのだ。それはなぜか? スプリットセコンド・クロノグラフに触れたとき、私の心が躍る理由の一つは、表示される運動エネルギーの大きさだ。スタート、ストップ、リスタート。トゥールビヨンほどではないが、時計を身に着ける人が完全にコントロールできるため、時間の経過と対話するには魅力的な方法なのだ。

 チャペックは、ラトラパンテ・クロノグラフのなかの世界を誰もが見られるようにするという手法で、その視覚的な面白さをさらに高めている。


基本情報

ブランド: チャペック(Czapek & Cie.)
モデル名: アンタークティック・ラトラパント(Antarctique Rattrapante)

直径: 42.5mm
厚さ: 15.3mm (サファイア風防込み)
ケース素材: ステンレススティール
ストラップ/ブレスレット: チャペック独自のイージー・リリースシステムを搭載した一体型ステンレススティールブレスレット


ムーブメント情報

キャリバー: チャペック社がクロノード社(Chronode)と共同開発、自動巻きCal.SHX6
機能: 時、分、秒、クロノグラフ、ラトラパンテ
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 5 Hz

追加情報: スプリットセコンド・モノプッシャー・クロノグラフモジュールには、2つのコラムホイール、クロノグラフ水平クラッチ、特許取得済みのサテライト輪列、特許申請中のトライポッド・ブリッジのほか、100%リサイクル製の5Nローズゴールドローターを採用


価格 & 発売時期

価格: 660万円(税込予価)
発売時期: ジュネーブのCzapek & Cie.ブティック、正規販売店、およびCzapek.comのオンラインショップにて、定期的に購入可能。
限定: あり、77本。

Shop This Story

アンタークティック・ラトラパントの詳細はこちらをご覧ください。