Introducing オリスから、アクイスプロ 4000mが登場

　チタンケースを備えたアクイスプロ 4000mは、直径49.5mmで厚さ23.4mm、ラグからラグまでの長さが55mmという超大型モデルだ。これは、手首が非常に太い人や、ツール的な魅力を持つ大ぶりな時計が好きな人のための時計といえる。頑丈なケースと精巧な構造を持つこの腕時計はかなり重厚で潜水艦のようなデザインでありながら、ライトブルーの配色によって威圧感を感じさせない。ブルーグラデーションにウェーブパターンを施したダイヤルと、セラミック製インサートのセーフティシステムベゼル、そしてそこにブルーのラバーストラップを合わせている。大ぶりなファンウォッチでありつつ、自らが大ぶりなファンウォッチであることを完全に自覚しているような時計だ。

　アクイスプロがオリスのラインナップのなかでもプレミアムな 位置づけにあることを示すこの大柄なダイバーズウォッチは、自社製のCal.400を搭載。5日間のパワーリザーブを備え、Cal.400は2万8800振動/時で時を刻み、6時位置のデイト窓にはブラックのプレートにホワイトの文字で日付が表示されている。

　間違いなくニッチな作品であるこのアクイスプロ 4000mを、オリスは80万3000円（税込）で販売する。これにはラバーストラップ（マイクロアジャスタブルチタンクラスプ付き）と10年保証が含まれる。

　アクイスプロの49.5mmケースを見て、眉をひそめる（あるいは目を丸くする）人もいるかもしれない。僕は50mm近い時計を日常的に使うような手首の持ち主ではないが、この時計を実際に見たところ、タンクのような作りで、一般的な時計というよりダイビング用品のように見えた。僕の手首には少々かさばるが、つけられないほどではない。何しろ、この巨体のラグからラグまでの長さは42mm幅のノモスよりも2mm以上短いのだ。

　もしデカ厚時計好きなら（そしてきっとそういう人も少なからずいることだろう）、オリス　アクイスプロ 4000mは、小型でよりオーソドックスな選択肢をすでにカバーしているブランドによる極限を追求したダイバーズウォッチだ。もちろん、ニッチなものではある。だが、オリスのラインナップをこれほどまでに多様なものにしている理由のひとつには、こうした着眼点もあると思う。

ブランド: オリス（Oris）
モデル名: アクイスプロ 4000m（AquisPro 4000m）
型番: 01 400 7777 7155-Set

直径: 49.5mm
厚さ: 23.4mm
全長: 55mm
ケース素材: チタン
文字盤色: ブルーグラデーション
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 4000m/~1万3123フィート
ストラップ/ブレスレット: チタン製フォールドオーバークラスプ付きブルーラバーストラップ

キャリバー: オリス Cal.400
機能: 時・分・秒表示、デイト表示
直径: 30mm
パワーリザーブ: 120時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21

価格: 80万3000円（税込）
発売時期: オリス直営店にて即時販売

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