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ルイ・ヴィトン 独立時計師を対象とした第1回ウォッチ プライズのファイナリストを発表

2024年に開催される第1回ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズを受賞するチャンスに恵まれるのは、人気の高い若手独立時計師たちだ。ご覧あれ!

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“ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ”の創設を発表してから1年、ルイ・ヴィトンは2024年2月6日にパリで開催される、第1回のファイナリスト5名を発表した。ルイ・ヴィトンによると、最初のウォッチ プライズには1000件近くの応募があったと言う。そのなかから、45人の時計愛好家からなる委員会によって、20名のセミファイナリストが選出された。そして現在、5名のファイナリストまで絞られ、5人の審査員によって勝者が決定する。

 ルイ・ヴィトンは2022年11月に、“クリエイティブな才能、そして独立系ウォッチメイキング業界の大胆さを讃え、職人や起業家を奨励し、次世代に受け継ぐことを心志す”ことを目的に、この2年に1度行われるイベントを発表した。優勝者には、ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンから1年間のメンターシップと賞金が授与される。

 最終選考に残ったのはペテルマン・ベダ(Petermann Bédat)、サイモン・ブレット(Simon Brette)、ジョン ミカエル フロー(John-Mikaël Flaux)、アンドレアス・ストレーラー(Andreas Strehler)、そしてラウル・パジェス(Raúl Pagès)の5名だ。以下から、これら独立系時計師によるタイムピースを紹介しよう。


ペテルマン・ベダ: クロノグラフ ラトラパンテ
petermann bedat chronograph rattrapante

 今年の初めに、時計師のゲール・ペテルマン(Gaël Petermann)とフロリアン・ベダ(Florian Bedat)は、若い時計職人たちに素晴らしいインスピレーションを与え続ける懐中時計に敬意を表して、モダンなスプリットセコンド式モノプッシャークロノグラフ、“クロノグラフ ラトラパンテ”を発表した。Ref.2941はすでにGPHGで賞を受賞している(さらに、2023年のお気に入りコンプリケーションウォッチのひとつにも選ばれている)。ペテルマン・ベダについての詳細はこちらから。


サイモン・ブレット: クロノメーター アルティザン
simon brette chronometre artisans

 サイモン・ブレットは今年、クロノメーター アルティザンを発表して、時計界を席巻した。テンプと歯車列を露出させたハイエンドな仕上げを持つ自社製キャリバーにより、ルイ・ヴィトンはこれを“ネオ・クラシカルな時計製造の表現”と呼んでいる。ブレットは自身の時計製造の功績以上に、自分の作品がフランスとスイスの職人たちの仕事を融合させたことを最も誇りに思っていると話す。サイモン・ブレットについての詳細はこちらから。


ジョン ミカエル フロー: ラベイユ メカニック

 ジョン ミカエル フローのラベイユ メカニック(機械仕掛けの蜂)は、フローが手掛けたムーブメント、AB-01を搭載したユニークなメカニカルアートだ。手巻きキャリバーが蜂の体にフィットし、そのメカニズムによって蜂が回転する。(蜂の)針が時刻を示すように、その土台の上で回転をするのだ。印象的なメカニカルアートであり、フローはまた、人間と自然の調和を維持するという深い意味が込められていると説明している。


アンドレアス・ストレーラー: ティッシュカレンダー サンパティック
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 アンドレアス・ストレーラーが自身の名を冠した初の作品は、時計というよりもタイムオブジェであるが、それこそ長いあいだ独立時計師として活躍してきた彼にぴったりである。ティッシュカレンダー サンパティック(卓上カレンダー)は懐中時計付きの置き時計である。パーペチュアルカレンダー付きで、日付、曜日、月、年を表示してくれる。また懐中時計のほうを取り外すと、置き時計からの経過日数を最大3週間まで保存できる。そのあと懐中時計を置き時計に戻すと、パーペチュアルカレンダーが機械的に懐中時計と同期し、必要に応じて日、日付、月、年を変更する。そのすべてが、ラピスラズリをあしらった金メッキの真鍮にセットされている。


ラウル・パジェス: RP1 レギュラトゥール・ア・デタント
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 RP1 レギュラトゥール・ア・デタントは、時計師であるラウル・パジェスの初の自社製キャリバーを搭載し、腕時計にデテント脱進機を取り入れたモデルだ。デテント脱進機は、海洋クロノメーターの時代という長い年月のなか、精密な計時と関連付けられてきた。しかし非常に衝撃に弱いため、腕時計への応用は限られていた。そこでパジェスはこの課題に挑戦し、3年の歳月をかけて、脱進機を衝撃から保護する革新的な安全ローラーカムを備えた独自の手巻きキャリバーを開発。パジェスは、デテント脱進機を使用した機械式計時の傑作の修復に費やした年月が、彼の作品にインスピレーションを与えたと述べている。パジェス RP1についての詳細はこちらから。

 さらに2月6日、5名のファイナリストとともに、ルイ・ヴィトン・ウォッチ・プライズの審査員5人も指名された。審査員は以下のとおりだ。

  • キャロル・フォレスティエ=カザピ/タグ・ホイヤー ムーブメントディレクター
  • アウロ・モンタナーリ/ウォッチコレクター兼ライター
  • レジェップ・レジェピ/独立時計師兼アクリヴィア創業者
  • スー・ジャーシャン/ジャーナリスト兼SJX創業者
  • マイケル・テイ/アワーグラス マネージング・ディレクター、審査委員長兼任
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ルイ・ヴィトンは、LVMHグループの一員です。LVMH Luxury VenturesはHODINKEEの少数株主ですが、編集上の完全な独立性を維持しています。