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Introducing タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4、これまでで最も装着感に優れたスマートウォッチを発売

タグ・ホイヤーのラグジュアリースマートウォッチがメジャーアップデートを実施。

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我々の知っていること

今から約7年前の2015年11月、タグ・ホイヤーの前CEOでLVMH時計部門のトップであったジャン=クロード・ビバー(Jean-Claude Biver)氏は、ニューヨークでタグ・ホイヤー コネクテッドウォッチの第1世代を発表した。

 あれから多くの事が変わった。

 世界市場の50%以上を支配する一事業者の空前の成功もあり、スマートウォッチはユビキタスな存在となった。しかし、伝統的な高級時計はスマートウォッチの出始めに多くの人が予測したように塵に埋もれてしまったわけではなく、成長し続けたのだ。このふたつの異質なセクションは、時計界においてともに拡大しつつあるが、互いに交流する姿を目にすることはほとんどない。実際、タグ・ホイヤーは機械式時計とスマートウォッチの両方を活発に生産している数少ないブランドのひとつなのだ。

TAG Heuer Connected Calibre E4

新しいタグ・ホイヤー コネクテッド  キャリバー E4 45mm

 今週、ラ・ショー・ド・フォンのタグ・ホイヤー本社で発表された最新バージョンのコネクテッドウォッチ(キャリバーE4)は、タグ・ホイヤーにとって重要なアップデートであり、6年以上前にビバー氏が就任して以来最も重要なものだろう。

 第4世代となるコネクテッドウォッチが、初めて2種類のケースサイズで生産されることになったことは大きなニュースだ。2015年以降、コネクテッドは直径45mm以上の時計に限定されていたが、今回より小さなオプションがカタログに追加されることになった。45mmのモデルもあるが、本日のハイライトは42mmのステンレススティールケースを使用した、よりウェアラブルなモデルだ。

TAG Heuer Connected Calibre E4

タグ・ホイヤー コネクテッド  キャリバー E4 42mm(左)、45mm(右)の新作。

 ケースはカレラ譲りのデザインで、42mmモデルを中心に従来モデルから一新された。ベゼルの代わりにカーブしたサファイアクリスタルを採用し、コネクテッドに流れるような有機的な質感を与えている。SS製の42mmケースはコネクテッドウォッチのなかで最も薄く、伝統的なクロノグラフの外観を模した流線型のSS製プッシャーがふたつ装備されている。

 45mmモデルは、SS製とチタン製の2種類があり、従来のブラックセラミック製ベゼルインサートが採用されている。ケース形状はこれまでの大型のコネクテッドモデルから一新され、流れるようなケースラインが特徴的な、より人間工学に基づいたデザインとなっている。

TAG Heuer Connected Calibre E4

2022年の新作、タグ・ホイヤー コネクテッド 45mm。

The first TAG Heuer Connected

2015年に発売された初代タグ・ホイヤー コネクテッド

The 2020 update for the TAG Heuer Connected

タグ・ホイヤー コネクテッドは、2020年に最後の刷新を行った。

 新しいタグ・ホイヤー コネクテッドは、スマートフォンが近くになくてもできる外出先でのエクササイズをサポートするガイド付きワークアウト機能を中心に、健康とウェルネスのためのさまざまなアップデートを導入している。そのほかにも、高解像度スクリーンの採用、高度計の追加、Bluetooth 5.0ワイヤレス接続によるスマートフォンとの接続性の向上など、特筆すべきアップデートが施されている。バッテリーは45mmモデルでは最大30%長く持続するようにアップデートされ、42mmモデルでは充電が必要になるまでに丸1日の駆動時間を維持する。充電システムも一新され、ディスプレイスタンドとしても機能するマグネット式充電器が付属し、時計を横にして充電しながらダイヤルをフルに見ることができるようになった。

我々が思うこと

言うまでもないが、すべての時計がすべての人のためにあるわけではない。私は個人的にスマートウォッチを持っていないし、購入の目処も立てていない。しかし、今週のタグ・ホイヤーのニュースはサイズの問題を含め、ポジティブなものだと認識している。

TAG Heuer Connected Calibre E4

 スマートウォッチは従来の時計以上に、さまざまな人々へさまざまな理由で魅力をアピールする。スマートウォッチのフィットネス機能に興味を持つ人もいれば、スマートフォンから離れた場所でもネットに接続できるようにしたい人もいるはずだ。各人の購入理由はわからないが、快適に装着できる製品を提供できることは重要だ。これまでのタグ・ホイヤー コネクテッドは手首のサイズが小さい人や中くらいの人が快適につけるには大きすぎたのだ。42mmというサイズは、より多くの人に装着してもらえるという意味でコネクテッドにとって画期的なものになると期待している。

 2010年代半ばにかなりの数の高級メーカーがスマートウォッチを発表し、その後徐々に市場から撤退していった。しかし、タグ・ホイヤーはそこにとどまり、かなりの頻度で繰り返し改良を加えていった。2015年のコネクテッドウォッチ(最初のバージョンのHands-Onはこちら)を振り返り、今週発表されたキャリバー E4バージョンと比較すると、タグ・ホイヤーのこのカテゴリーへの取り組みが少し明確になる。以前はやや不格好でかさばるデザインだったものが、まさに2020年代に発売された高級品のような見た目と感触のスマートウォッチに進化しているのだ。

Side profile of TAG Heuer Connected Calibre E4

 タグ・ホイヤーのCEOであるフレデリック・アルノー氏は、コネクテッドウォッチの可能性を誰よりも理解している。彼は2017年にコネクテッドテクノロジーの責任者としてブランドでのキャリアをスタートさせ、その後、戦略およびデジタルディレクターに異動し、2020年夏にCEOに就任する前の2年間、その職務に就いていたのだ。

 「タグ・ホイヤーにとって、コネクテッドウォッチは従来の時計分野よりもさらに成長しています」と、アルノー氏は最近、2021年の売上高を示して語ってくれた。「私たちはタグ・ホイヤー コネクテッドウォッチを装着している人の数を日々追跡していますが、この数は確実に増加しています。今でも2015年に購入した第一世代のコネクテッドウォッチを身につけている人をたくさん見かけます」

Caseback shot of the TAG Heuer Connected Calibre E4

 タグ・ホイヤーの現在のカタログの構成を見てみると、全部で6つのコレクションがあることがわかる。オータヴィア、カレラ、モナコはタグ・ホイヤーの伝統を強調するもので、アクアレーサー、コネクテッド、フォーミュラ1はそれぞれ現代におけるタグ・ホイヤーの外観と感覚を進化させることに重点を置いている。戦略的に見れば、コネクテッドウォッチが当初から長期的な視野で開発されたものであることは明らかだ。

 時計好きの私としてはコネクテッドウォッチに対する第一の論点は、いつもこうだ。機械式時計のような装着感のスマートウォッチを求めるなら基本的にこれしかない。45mmと46mmのデザインは、あまりにも多くの人にとって大きすぎたが、その事実が今、解決されたのだ。

 しかし、これは機械式時計の仮面をかぶったスマートウォッチなのだろうか? アルノー氏はそのようには考えていないようだ。

Soldier image of the TAG Heuer Connected Calibre E4

 「フィジカルなものとデジタルなもの、両方の複合製品なのです」と彼は言う。「デジタル空間には、スクリーンにもたらすことのできる創造性がたくさんあるのです。私たちはスクリーン上でクリエイティブな観点からできることの表面に触れただけだと思います。これは、今後数年間、タグ・ホイヤーからもたらされるトレンドです」

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基本情報

ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: コネクテッド キャリバーE4
直径: 42mm、45mm
ケース素材: SS(42mm)、SSまたはチタン(45mm)
防水性能: 50m
風防: OLEDディスプレイのついたサファイアクリスタル

Soldier image of the TAG Heuer Connected Calibre E4

ムーブメント情報

キャリバー: キャリバーE4、Qualcomm Snapdragon 4100+プロセッサを使用。心拍数、コンパス、加速度計、ジャイロスコープ、NFC、マイク、バロメーターなどのセンサーを搭載。購入時はGoogle Wear OS 2で動作。ユーザーはGoogle Wear OS 3へのアップデートが可能になった時点で追加費用なしでアップグレードすることができる。


価格&発売時期

価格: 42mmモデルは21万4500円から、45mmモデルは24万2000円から(ともに税込)
発売日: タグ・ホイヤー正規販売店を通じて予約注文。2022年3月10日より順次発送予定。

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