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Introducing フォルティス フリーガー F-43 トリプルGMT

フリーガーシリーズの第3弾で最終、究極モデルが登場!

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クイック解説

 フォルティスの再編成を目的としたフリーガーシリーズの最終版として第3弾モデルが登場。同シリーズの中でも究極のモデルとして位置づけられている。最新作フリーガー F-43 トリプルGMTは、今年はじめにリリースされたフリーガー F-41 オートマティック(より小径の兄弟機F-39 オートマティックと共に発表)とF-43 バイコンパックスに続き、ついにラインナップがコンプリートされたというわけだ(日本国内では、ブルーインパルスとコラボレーションした限定モデルもある)。

 最新作のフリーガー F-43 トリプルGMTは、GMT機能だけが目玉ではない。本機には、Cal.WERK 13が搭載されており、このキャリバーは、チューダー傘下(もちろんロレックスが所有)にあるケニッシ社によって製造されている。現在ケニッシは、同社の20%の株を保有するシャネル同様に、新興ブランドであるノルケインにもムーブメントを供給している。

 現代にフォルティスを特徴づける意匠は、GMTモデルでも顕在。例えば、その名の通り煉瓦(ブリック)の形状をもち発光するインデックス、ブリックストラックがそうだ。これは表面積全体が発光することで視認性を向上させたものである。また、ベルラック社製蛍光(Berlac Fluor Orange)のシンクロラインと呼ばれる5秒間の視覚的インジケーターが12時位置に配されている。短針とGMT針、そして12時間回転ベゼルによって、最大3ヵ国の時刻把握が可能だ。

ファースト・インプレッション

 フリーガーF-43 トリプルGMTは、現代的で目的を絞ったパイロットウォッチとしては、全ての条件を満たしている。チタン製(ブレスレットも同様)で、風防には二重の無反射コーティングが施され、ねじ込み式リューズと12時間表記の両方向回転ベゼルが備わっている。しかしこれは、驚くべきことではない。フォルティスは、何十年にもわたって過酷な環境下での使用を想定とされる時計の製造を行ってきていた。
 実際、Webサイト「Space Artifacts」を運営し、ディスカバリーチャンネルの「Space Dealers」の共同司会を務めるラリー・マクグリン氏(Larry McGlynn)との最近の会話の中で、ロスコスモス社(旧ロシア連邦宇宙局)は、ソユーズの乗組員にフォルティスの時計を支給したということが内部情報として確認された。同氏は次のように語っている。「ロスコスモス社がソユーズの乗組員に3種類の時計を支給していることは、ゲンナジー・パダルカ氏(およびまだ軍にいる他の2人の宇宙飛行士)から説明を受けました。それらは、国際宇宙ステーション(ISS)内部用のオメガ X-33、ISSや船外活動用のオメガ スピードマスター プロフェッショナル、そしてフォルティス B-42 コスモノートです」

 フォルティスは、宇宙で使われる時計が話題になるときに、大抵はまっさきに名前が挙がるブランドではないが、実際会話の中には必ずといっていいほど登場する時計ではある。フォルティスのDNAには、パワフルかつ正統な伝統がある。フリーガーF-43トリプルGMTは、パイロットウォッチだが、B-42コスモノートのような同社の過去の重要なモデルとを結びつける視覚的な手がかりがある。新しいシンクロラインのような特別なデザイン要素は、アラビア数字、ベルラック社製蛍光、飛行甲板から飛び出してきたかのような単色の文字盤など、同社の時計に常に登場するおなじみの要素と混ざり合っているのだ。私はまだ実機を触ったことはないが、紙面上におけるフォルティスの新シリーズは、忠実さと楽しさをたっぷりと備えて再登場したように思う。

 8月中旬に我々は、フリーガーF-43 バイコンパックスの発売に関する記事を掲載した。この記事では、2020年にフォルティスが再編成される背景を説明している。新オーナーであるユップ・フィリップ氏(Jupp Philipp)は、ブライトリングやチューダー、IWCと比較されるブランドになるという、大きなビジョンを掲げている。この新作GMTは、そのための戦略の重要な一端を担っていると言えるだろう。

 フリーガーF-43トリプルGMTのムーブメントはWERK 13と呼ばれ、ジャンピングアワーを特徴とする真のGMTムーブメントだ。着用者はいつでも簡単に現地時間や日付表示を設定することができる。同キャリバーはまた、70時間のパワーリザーブを備えている。スペック面では、フィリップ氏が「新しい」フォルティスのビジョンの中で語った、ブランドたちの中でも特に人気の高いGMTモデルと比較しても遜色ないものとなっている。

 フォルティスによれば、WERK 13はケニッシとの関係の「礎石」だ。この関係が何を生み出すことができるのか。F-43 トリプルGMTという例を見れば、同社がエキサイティングなブランドになり、通常は大きなブランドにしか目を向けない人たちにも評される「信頼性」につながる可能性があるだろう。

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基本情報

ブランド: フォルティス(Fortis)
モデル名: フリーガーF-43 トリプルGMT(Flieger F-43 Triple-GMT)
型番: F.426.000

直径: 43mm
ケース素材: チタン
文字盤色: ブラック
インデックス: 夜光をもったブリックトラック
夜光: あり
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: チタン製ブレスレット、サイズのクイック調整が可能なスライドクラスプ付き


ムーブメント情報

キャリバー: WERK 13
機能: 時、分、秒、GMT、日付
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
石数: 27
クロノメーター認定: COSC認証
追加情報: ジャンピングアワーと


価格 & 発売時期

価格: 45万円(税抜予価)
発売時期: 2020年11月予定
 

詳細はフォルティス公式サイトへ。