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我々が知っていること
グランドセイコーは、森に還る。北八ヶ岳の麓に広がる白樺林からインスピレーションを得て、塩尻のマイクロアーティスト工房の職人がプラチナに彫金を施した新作が登場した。
新しいSBGZ009は、手巻き式スプリングドライブムーブメント Cal.9R02を搭載しており、84時間のパワーリザーブを備えている。このムーブメントを搭載したほかの時計と内部構造は変わらないものの、外装は似ても似つかない。実際、手作業による彫金により、ひとつひとつ顔が異なるオンリーワンの時計となっている。
ケースはまず鏡面に磨き上げられ、そののちに信州時計工房の熟練した彫刻師によって加工が行われる。今作は、手巻きスプリングドライブムーブメントを搭載した、完全手彫り作品の第3弾となるモデルだ。
新しい質感を備えたメタリックトーンの文字盤は彫金が施されたケースと調和し、ともに雪に覆われた白樺の森を想起させる。インデックスと針は高度な研磨加工により際立っており、秒針は時計全体のトーンに合わせて通常のブルーではなくグレーに調えられている。
新作SBGZ009は2023年6月9日(金)から50本の限定生産を予定しており、価格は951万5000円(税込)となっている。
我々の考え
ウォッチズ&ワンダーズを語るうえでは、グランドセイコーから発表されたもうひとつの白樺モデルが欠かせない。そしてこれが、ダントツで素晴らしい。
それが、SBGZ007(Cal.9R02が搭載された、ほかふたつの彫金ケースモデルのうちの1本)だ。セイコーの140周年記念モデルとしてこのモデルが2021年に発売されたとき、私のお気に入りの時計のひとつになった。今作のSBGZ009のケースワークは華やかで、SBGZ007の彫金よりも西洋的な空気が薄いように感じるが、積雪を連想させる極めて自然なパターンは本当に美しい。
文字盤は、ほかのグランドセイコーと同様に清廉な空気をたたえている。ウィスコンシン州で育った私は、大風が吹いた後の雪崩をよく覚えている。そのせいか、非常に臨場感のある作品に感じられるのだ。
951万5000円(税込)という価格だと、買い手がここまでですでに恋に落ちていない場合、その心をつかむためにできることはあまりないだろう。この時計は芸術作品であり、芸術と同様に心に響くか響かないかのどちらかしかないのだ。しかしグランドセイコーは、ロマンスや感性を作品に反映させることに長けている。そのため、この50本限りのウェアラブルアートワークの買い手は大勢いると考えている。
基本情報
ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
型番: SBGZ009
直径: 38.5mm
厚み: 9.8mm
ケース素材: プラチナ950
文字盤色: シルバー
インデックス: 手作業でダイヤモンドカットが施されたマーカー
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: クロコダイルストラップ、プラチナ950製プッシュボタン式3つ折りクラスプ(一部18Kホワイトゴールド)
ムーブメント情報
キャリバー: 9R02
機能: 時・分・秒
パワーリザーブ: 84時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 32.768Hz
石数: 39
追加情報: 耐磁性能4,800A/m、精度±1秒/日(±15秒/月)
価格 & 発売時期
価格: 951万5000円(税込)
発売時期: グランドセイコーブティックにて、2023年6月9日(金)より
限定: 世界限定50本
詳しくは、こちらをご覧ください。
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この時計の詳細については、グランドセイコーのウェブサイトでご確認ください。HODINKEEは、グランドセイコーの正規販売店です。
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