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August 04, 2020
Editors' Picks 2020年新作 デイリーウォッチ 編集部のお気に入りをご紹介

Editors' Picks 2020年新作 デイリーウォッチ 編集部のお気に入りをご紹介

今年上半期に発表された中から、毎日を共にしたい時計はどれか、HODINKEE編集部員が語る。

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HODINKEEコミュニティのほとんどの人にとって、複数の時計を所有することは目新しいことではなく、当たり前のことだと思います。しかし、自分のコレクションの中に何本の時計があっても、その時計が日常生活にどれだけ適しているか考えるのはとても興味深いことです。(パテック フィリップは、金庫の中にあるという点では王冠の宝石かもしれませんが、必ずしもクリーニングを受け取りにいくときに着ける時計ではないかもしれません)。これまでの展示会の中止と、いくつかのブランドが数少ない時計をリリースしているという事実にも関わらず(またはロレックスやチューダーがこれまでのところそうであるように)、かなり重要ないくつかの新しい発表と予想外のサプライズがありました。今回の企画は、ここまでの状況を見直して、新しい時計の中から日常使いに最適な1本を各エディターにピックアップしてもらうというものになっています。

ジョン・ビューズ:ゼニス クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション

 ゼニスが最近発表した2つのモデルは、通常生産には至らなかったプロトタイプに敬意を表したものだ。クロノマスター リバイバル シャドウは、自動巻きクロノグラフ「エル・プリメロ」が誕生したばかりの頃に提案された、手巻きクロノグラフへのオマージュ。クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディションは、クラシックな「エル・プリメロ A386」にひねりを加えたもので、従来のものとは異なる配色を用いた文字盤デザインを採用している。このデザインは、ゼニスのマニュファクチュールの有名な屋根裏部屋に隠されていて最近発見された文字盤をベースにしており、おそらくシャルル・ベルモがエル・プリメロ用の工具を隠したときのものと思われる。

ゼニス クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション

 この時計を見ていると、もしゼニスが史上最も有名なリファレンスをデザインする際に、少し違った方向に進んでいたらどうなっていただろうかと考えてしまう。さて、私がとてもクールだと思うところは、最終的に、人々が再び自由に旅をするようになれば、この時計はマニュファクチュールの訪問者だけが手に入れることができるということだ。ル・ロックルにあるゼニスに行ったことがあるが、スイスにおける時計工場の中でも最も興味深い場所のひとつだと思う。前回訪れたときには、最先端のコンピュータ化された機械と並んで、何十年も前から時計の部品を製造するために使われてきたプレス機を見た。ゼニスは工場を一般公開しており(定期的に一般公開ツアーを行っている唯一の高級時計メーカー)、この時計を手にして身に着けること以上に、ゼニスへの旅の記憶を思い起こすことはないだろうと思う。

94万円(税抜)。詳細は、Introducing ゼニス クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディションへ。

ジャック・フォースター:カルティエ プリヴェ タンク アシメトリック

 今年はリリース数が比較的少なかったにも関わらず、デイリーウォッチの可能性を秘めた時計が非常に多かったような気がしており、その中でも特に目立った新作がある。さて、デイリーウォッチには、私は(完璧な世界においては)それを作っている会社の文脈の中で歴史と伝統を表現しているものが欲しいと思っている。
 デザイン的には絶対的に首尾一貫しているが、面白みがなくなるというわけではない。手首に楽にフィットして快適に着用できる - 糊口をしのぐためにタイピングをする際、数秒おきに机に当たるような重いものは欲しくない - さらに、汎用性の高いものが欲しいのだ。

カルティエ プリヴェ タンク アシンメトリック

 今年、私にとって「カルティエ タンク アシメトリック」以上にぴったりな時計はないと思う。まだ旅が禁じられる前に、年初のパリでこの時計を見ることができたのは、本当に嬉しかった。この時計は、タンクについての素晴らしさの全てを表しているような1本で、タンク ルイ カルティエよりも少しだけ個性がある。
 タンク ルイ カルティエは、ある種の時計デザインの完璧さを物理的に具現化したようなものだが、カルティエの象徴的な存在であるため、時計というよりもある機関のを身に着けているかのような感覚に陥る。誤解しないでいただきたいのだが、私にとっては、タンク ルイ カルティエもデイリーウォッチとして持っていても全く気にならない時計ではある。しかし、「タンク アシメトリック」は、タンクから得られる全てのものを提供しながら、文字通り、ひねりが加えられた。タンク LCの口の中で溶けるような、バターのようなクールさを備えているが、それに加えて、より現代的で汎用性の高さを思わせる軽快な構造となっているのだ。

 タンクの素晴らしさのひとつは、カテゴリーというものを超越していることだと思う。本機も名目上はドレスウォッチと呼ばれるような時計だが、慣例を無視した自由な感覚を備えていて、この時計の最も有名な所有者の何人かはその利点を活用していた(例えば、アラン・ドロンが映画『リスボン特急』でもタンクを着用していたように)。アシメトリックは、タンクやカルティエの長い歴史とのつながりを感じさせながらも、伝統の束縛から解放された自由な感覚を感じさせる。その両方の世界において最高のものと言えるだろう。

18KYGと18KPGモデル: 279万6000円、PTモデル: 319万2000円(全て税抜予価)
 詳細は、Introducing カルティエ プリヴェ タンク アシメトリック 2020年新作へ。

ダニー・ミルトン: バルチック アクアスカフ ブロンズ

 私にとってのデイリーウォッチは、いざというときに、突き飛ばされたり、水の中に飛び込んだりする可能性を考慮する必要がある。それには防水性が必要で、それ以上に「プールに突っ込まれた」ような圧力や衝撃に耐えられるかどうかということになってくる。今年の新作郡を調べると、私は最新のバルチック アクアスカ ブロンズに興味をそそられた。200m防水のダイブウォッチとして、それは明らかに私の最も重要なボックスにチェックを入れるが、それはまた、より多くのことを担ってくれる。私はお得な価値(それがユニークなポジションであるような)のための吸盤で、この時計は特に約700ドルというプライスで、そのカテゴリにおいて多くを背負うことだろうと思う。

バルティック アクアスカフ ブロンズ

 一般的に、私は自分だけのタイミングを計るためには、クロノグラフよりも逆回転防止ベゼルの方が好みだ。ダイヤル自体は、日付表示なし、ハンサムなフォントが用いられたアラビア数字という構成で、バルチックが手掛けてきた時計に共通する私が大好きなものとなっている。この時計への新たな"現代的な "追加事項は、常に有用で、日常的の心配事を1つ減らしてくれるリューズガードである。直径39mm、サイジングがプライスよりも重要であることは間違いない。
 しかしながら、私は、これまでブロンズ製の時計を所有したことがない。彼らが開発する強烈な、ほぼ工業的なまでに経年変化が起こった時計の写真は、私をもの怖じさせていたのだ。ブランドによると、本機はゆっくりと均一な経年変化を実現できる、CuAL8として知られている青銅合金を採用したとある。ブロンズという海に自分の足を浸す時計があるとしたら、私はこれがそうだろうと思っている。沸騰したお湯の中でパスタのタイミングを計るときもも、泳いでいるふとした瞬間も、この時計は私のデイリーウォッチにぴったりなのだ。

685ユーロ。(日本未入荷)

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コール・ペニントン: オメガ スピードマスター ムーンウォッチ 321 ステンレススティール"エド・ホワイト"

 スピードマスターは、既に素晴らしいオールラウンドなデイリーウォッチだ。それにCal.321を搭載しても、それは少し余分な個性と魅力を加えながらも偉大なデイリーウォッチであることに変わりはない。ジョン・メイヤーの "Look closer; look closer still "という哲学が頭に浮かぶ。スピードマスターは、月との関連性と、素晴らしい「スターター」ウォッチであるという事実のおかげで、おそらく時計の世界の外にいる人々でさえも認識するであろう1本なのだ。

オメガ スピードマスター キャリバー321 "エド・ホワイト"

 すっきりとしたデザインと理想的なサイズ感が本機の人気の理由だが、私がこのCal.321 'エド・ホワイト'  ステンレススティールで最も気に入っているのは、スピーディを素晴らしいものにしている全ての要素を保持していることと、それを知っている人のために少しのスパイスを加えていることだ。私にとって、それは車の世界では "スリーパー "に匹敵する。カジュアルなファンであれば、本機に適用されたロゴ、ドットオーバー90のベゼル、またはストレートラグに気づかないかもしれない。しかし、それらはただの素敵な、微妙な装飾だ。真の魔法というのは、ボンネットの下にあるもので、それを鑑賞するには、より知的なアプローチが必要になる。それこそが、毎日のドライブをより楽しくしてくれるというわけだ。

151万円(税抜)。詳細は、Introducing オメガ スピードマスター ムーンウォッチ 321 ステンレススティールへ

ジェームズ・ステイシー: ジン U50

 僕のお気に入りのデイリーウォッチは、ジュルヌの新しいレゾナンスか、ローズゴールドのオーヴァーシーズ・パーペチュアル・カレンダー・エクストラフラットだと言いたいところだが、リアルなことを言わざるを得ないだろう。どのくらいリアルかって? 硬化したドイツの潜水艦の鋼鉄 ―それが現実だ。確かに、僕の現在のライフスタイルは、枕、ソファのクッション、机の椅子の肘掛けなどの過酷な障害物に満ちているが(何というか、僕は居心地が良いのが好き)、ジンのU50は、穏やかな雰囲気だけれど非常に刺さる個性のある時計だ。実際には、41mmで厚さ11.2mと、U1の完全な厚さよりも少し小さいが、その能力は十二分である。

ジン U50

 僕の好みとしては、完全にテギメント(硬化)加工が施されたケースとブレスレットを備えたU50-Tをお勧めしたい。タフで、ハンサムで、控えめで、フォティーナ(経年変化風の加工)や面倒なギミックはない。かつての2ドアのゲレンデ・ヴァーゲンのように、この時計は皆さんの腕元において最上級のドイツ製ツール・ダイブウォッチであり、信じられない程のデイリーウォッチになるだろう。

35万円(税抜)。詳細はIntroducing ジン U50、U50.SDR、U50.S 500m防水を誇るダイバーズウォッチ 2020年新作へ。

スティーブン・プルビレント: グランドセイコー SBGW257 エレガンスコレクション初代グランドセイコーデザイン復刻

 3針時計には禁欲的な美学があるのか? 驚いた人はいますか? ええ、僕はそうは思いませんでした。僕にとって、グランドセイコーはヴィンテージのオマージュ作品を誰よりも得意としており、この時計も例外ではありません。SBGW257は、1960年の初代グランドセイコーにさかのぼることによって、同ブランドの60周年を祝うためにリリースされたトリオ・ウォッチのひとつです。グランドセイコーは以前にも数回、いわゆる "初代 "へのオマージュを行っていますが、それは常に限定版でした。今回は、メインコレクションにこれらの3つの作品を追加したのです。グランドセイコーブティックでしか手に入らない限定生産ではありますが、すぐに手に入れないと損をする、ということはなさそうです。

グランドセイコー エレガンスコレクション初代グランドセイコーデザイン復刻 SBGW257の文字盤

 プラチナケースは、日常的に使用するためのものとしてはあまり好まれないかもしれませんが、38mmの大きさと10.9mmの厚さで、サファイアバックから覗く内部には手巻きムーブメントが搭載されています。文字盤は、グランドセイコーロゴが刻まれた美しいブラッシュ仕上げのシルバーで、特別なプラチナモデルにのみ採用されてきた意匠です。この時計はとてもピュアに、背後にあるアイデアを表した素晴らしい仕上げが施されています(僕が何か欠点を探し出すのは本当に難しい)。この時計といくつかのストラップのオプションを僕が手にできたらなら、長い間幸せに過ごせると思います。 

グランドセイコー エレガンスコレクション初代グランドセイコーデザイン復刻

左からプラチナ、イエローゴールド、ブリリアントハードチタンモデル。

 さて、このプラチナモデルはあまりにも貴重で、あなたが日常的に着用するにはあまりにも高価な場合、より手頃な価格で耐久性のある特別なブリリアントハードチタンで作られたバージョン(SBGW259)があります。その目の覚めるような豊かなブルーダイヤルは、やや汎用性が低いかもしれないので、僕としてはプラチナバージョンがより好みなのです。

プラチナモデル 400万円、18KYGモデル 280万円、ブリリアントハードチタンモデル 85万円(全て税抜)。詳細はIntroducing 初代グランドセイコー復刻モデル、SBGW259、SBGW258、SBGW257が誕生60周年を記念して登場へ。