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In-Depth グランドセイコー SBGZ005、世界で最も美しいスプリングドライブムーブメントを搭載した精巧な一本

「祝福を得たいなら、対価を払わなければならない」 - アンドリュー・ジャクソン

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1960年に発売された最初のグランドセイコーは、Cal.3180ムーブメントを使用していたが、これは愛好家にとってこの時計の代名詞となっている。グランドセイコーのケースには様々なデザインがあるが、3180(しばしば“ファースト”とも称される)のクラシカルな輪郭は、グランドセイコーだけでなく、愛好家やコレクターにとってもたまらないものとなっており、過去20年間、多くの限定版、そして通常生産モデルでも使用されている。2001年にデビューした新しいタイプのSBGW004は日本限定モデルであったが、これを皮切りに、2013年、そして2017年にSBGW251、SBGW252、SBGW253が、2020年には、「初代グランドセイコー復刻モデル、SBGW259、SBGW258、SBGW257が誕生60周年を記念して登場」で紹介した通常生産モデルや、「グランドセイコー 服部金太郎生誕160周年記念限定モデル SBGZ005とセイコー創業140周年記念限定モデル SBGW260」で紹介した2つの限定版が発表された。 

初のファーストリミテッドエディションであるSBGW004は、2016年に公開した記事に登場している。

 2つの2020年限定版のうち、スプリングドライブCal.9R02 プラチナモデルが最も高価で、1050万円(税抜)であるのに対し、ゴールドケースで既存の手巻きCal.9S64を搭載したモデルは300万円(税抜)となっている。限定版やそれ以外を含め、グランドセイコーがこれまでに生産してきた時計の中で最も高価であり、これらの時計は紛れもなく美しいが、6桁(米ドルで)という価格は、予想どおり、そして当然のことながら、特に競争相手を大幅に下回る価格で優れた品質を提供することで有名となったブランドにとっては、大きな話題を呼んだ。それが意味するものの有無について掘り下げる前に、SBGZ005を詳しく見てみよう。

プラチナを纏った貴族

 この時計は、一見すると、時計製造という点においてはかなり控えめだが、少なくとも、古典的なグランドセイコーでは控えめな表現がお決まりで、素材の品質とその出来栄えによって語らせるというのが哲学である。自分が何を見ているかを理解している、あるいは至近距離でしか分からない熟練した職人技による控えめな表現の一端を感じ取ることのできる優れたアンテナをもっていなければ、一瞥もしないかもしれない。

 この点で、このモデルは、極めて控えめでありながら非常に高貴なもう一つの時計を思い起こさせる。しばらく生産中止となっているパテック フィリップのRef.3939 ミニッツ リピーター トゥールビヨンである。この時計は、その複雑さと職人技を全く気付かせないほどの軽やかさを備えている。パテックがこれまでに発表した最高の分かる人にしか分からない時計である。少しだけでも見せびらかしたいという衝動に屈することを、完全に拒否したこの時計は、これまでに作られた中で最も妥協のないスイスの腕時計かもしれない。

 グランドセイコー 服部金太郎生誕160周年記念限定モデル SBGZ005は、対照的に、針やダイヤルに最新の注意を払ったおかげで、わずかに訴えかけてくるその魅力がより一層際立っている。ここ数年間のグランドセイコーを見てきた人にとって、その品質が最高だということは驚くようなことではないが、この時計と比較すると、他の高級ブランドの非常に多くの時計の針やマーカーが味気なく見えるというのは、私にとっては依然として驚きの種である。ロレックスは例外で、最も低価格な時計でさえも、実に高品質なダイヤル、針、インデックスが採用されていることは、グランドセイコー同様、業界標準に対する叱責とも言えるが、ロレックスとグランドセイコーは、両者が追い求める視覚効果の面で袂を分かっている。

 グランドセイコー全般、特にSBGZ005では、ダイヤモンドカットのマーカーや針には宝石を思わせるような質感がある。そして、他のグランドセイコーの時計と同様、光の遊びが見る者を魅了する。表面間の様々なシャープな変化と信じ難いほどの完璧さは、どんなブリリアントカットのダイヤモンドも羨むようなダイヤル表現を可能にしている。例えば、クォーターインデックスは(垂直方向の側面を含めると)、合計12の可視面があり、それぞれがはっきり区別され鏡面のような明るさをもっている。その他のインデックスは8つのファセットからなる。つまり合計112のファセットがウインクを投げかけるのだ。この効果はムーブメントのブラックポリッシュ仕上げのステンレススティールの表面のと非常によく似ており、反射が一様にホワイト、ブラック、またはグレーになる。

 ダイヤルには非常に細かな模様が刻まれていて、我々が最初にこの時計を取り上げた際、コミュニティメンバーが、日本の伝統的なキッチン用品であるすり鉢の内面の模様に似ていることに気づいた。この模様は“櫛目(くしのめ)”と呼ばれ、内側の粘土の表面を櫛のようなもので引きずって作られる模様である(この名前は“櫛の模様”という意味)。意図的かどうかは別にして、この模様はダイヤルの豊かさに加えて背景に質感を与え、堅く飾り気のない印象を和らげてくれる。インデックスと針はホワイトゴールドで、この記事のために撮影した時計の秒針は、少し変わった素材でできている。グランドセイコーによると、これは鍛造プラチナで、スタジオでの撮影では、プレス用の画像では見えなかったブルーのハイライトを放っている。

 SBGZ005は、小さなサイズ(37.5mm×9.6mm)にも関わらず、プラチナケースのおかげで、手にも手首にも心地良い重厚感を感じる。グランドセイコーのケースは厚みを批判されることがあるが、今回はちょうど良いプロポーションに感じる。同ブランドの44GSケースは、明確なファセットと面から面へのシャープな変化があり、ラインップの中でも美しく象徴的な存在であるが、3180のケースデザインは、ザラツ研磨の可能性をやや控えめに表現したものだ。グランドセイコーが歴史を象徴するようなものを作り上げ、それを1つの時計に凝縮しようとした意図が感じられ、時計全体の物理的かつ象徴的な密度感は、いずれも揺るぎのない重厚感を放っている。

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優美な動き:Cal.9R02

 グランドセイコーの歴史において、ムーブメントを作る技術者や職人の想いは、美意識よりも性能を優先させ、信頼性と精度を追求することだった。もちろん、妥協のない機能性には美学がある。その結果、グランドセイコーのムーブメントは繊細な手仕上げではないにしても、鏡面のような光沢のある研磨仕上げの金属加工や、プレートやブリッジの表面と側面の間のシャープな変化など、間違いなく非常に精密な機械加工が施されている。 

 もし典型的なグランドセイコーのムーブメントにおける精密加工水準の高さを深く理解したいなら、ウェブサイト、ザ・ネイキッド・ウォッチメーカー(The Naked Watchmaker)に(44GSケースのハイビートの)優れた、非常に詳細な解説がある。ケース、ダイヤル、ダイヤルのパーツ、針などの美しさに加え、この時計は非常に頑丈に作られており(頑丈な巻き上げローターのアタッチメントやリューズチューブはその一例)、一生(おそらくは複数の人の生涯以上)確実に機能するように設計されている印象を受ける。

Cal.9R02、84時間パワーリザーブ、トルクリターンシステム付きスプリングドライブ。

 本当の手仕上げには、あらゆる技術とそれに伴うかなりの時間を費やす必要があるが、これは歴史的にみるとグランドセイコーからではなく、最も有名な例としては、叡智と叡智 IIに代表されるクレドールに由来している。これらの時計は、いずれも手巻きのスプリングドライブCal.である7R08Aと7R14(最初のものは、マイユショール;洋銀、またはジャーマンシルバーのプレートとブリッジで作られた)を使用していた。手巻きスプリングドライブのムーブメントは、グランドセイコーでは珍しい(もっとも、1999年の最初のスプリングドライブの時計 - SBDW001 - は手巻きだった)。

Cal.9R31、スプリングドライブ、72時間パワーリザーブ。

 2016年、グランドセイコーはCal.9R01を搭載したグランドセイコー スプリングドライブ 8-Daysを発表した。2019年には、スプリングドライブの20周年を記念して、2つの新しい手巻きスプリングドライブムーブメントを発表。これらは、基本的には次世代の7R14をベースにしたハイエンドCal.9R02と、9R02と基本的な構造は同じだが、よりシンプルな仕上げで、9R02のトルクリターンシステムを搭載しない9R31である。

 9R02に追加されたデコラティブな装飾には、主ゼンマイを収めた香箱のベルフラワーモチーフ、2つのブリッジ間の精巧な面取り、ミラーポリッシュされた受け石座、マイクロアーティスト工房の手作業による丸みを帯びた面取り(アングラージュ)などがある。このタイプの面取りは珍しく、一般的なものは、ブリッジの上面と側面の間のほぼ平らで角度のついた変化である。フィリップ・デュフォー(Philippe Dufour)は、自身の時計、シンプリシティに非常に美しく丸みを帯びた面取りを用いている。

20周年記念のデュフォー シンプリシティ。

 SBGZ005では、ケース仕上げの基準、ダイヤルと針の全体的な非常に高い品質は、まさにグランドセイコーに期待されていたものであるが、単に豪華なだけのものから真に卓越したものへと、この時計を昇華させているのは、9R02の装飾と仕上げである。クレドール 叡智が登場して以来、7R08、7R14、そして現在の9R02と、その最初となった一連のムーブメントは、徐々にだが、明らかに洗練されたデザインになってきている。7R08は悪くはないが、控えめにも9R02は実際のところ、筋金入りのムーブメントマニアなら誰もが望むような時計製造の一端であり、思わず息を呑むものとなっている。

  クラシックな高級ムーブメントの仕上げといえば、基本的にスイスだが、一貫して行っているのは、ごく少数の例外しかない(フィリップ・デュフォーも、その例外の一人)。これは単に定義上、卓越したものというのは例外的であることを言っているのであって、結局のところ、標準的なグランドセイコーがデュフォーや9R02のレベルにまで仕上げられているわけではない。しかし、Cal.9R02の仕上げは、まさに卓越した研究の賜物であり、また、ディテールやその執拗なまでに洗練された作りの両方において、高級ムーブメントの仕上げの概念を再解釈した、日本的で、まさにグランドセイコーらしい仕上げである。 

主ゼンマイを収めた香箱にあるベルフラワーの切り口。上面から側面への変化は全て角度をつけて研磨されている。ブリッジの直線的な筋目は、香箱の円形パターンとは対照的だ。

 ある時点で、日本刀の刀づくりを例えとしてもち出すのは、グランドセイコーについて書く際の常套手段である。まあ、それは正しい。私は博物館や日本の刀工の工房で、非常に質の高い刀のいくつかを見たことがあるが、その刃はまるで夢でも見ているかのようだった。それらが一見粗雑な鍛造の道具で作られただろうということはまるで信じられなかった。それと同様に、9R02は、手作りのメカニズムというよりは、理想化されたグランドセイコーの時計にみられる哲学的な領域から自然発生したプロセスによって現れたもののように思われる。

耐衝撃設計でセットされた2つのルビーの間にあるシャープな内側のエッジが、“カエルの目”のようなデザインを構成する。すぐ上にある2つの石の石受けのエッジと、ブリッジの面取りの始まりの正確な位置合わせに注目したい。

 9R02をシンプリシティへのオマージュとして見ることができると言われてきたことも、ある程度納得がいく。あるディテール(ゴールドプレートの刻印など)や一般的な哲学の両方において、シンプリシティのキャリバーと9R02は同種のものである。しかし私は、9R02は、美的にも技術的にも際立っていると思う。つまり、結局のところ、これまでで最も美しくデザインされ、完成されたスプリングドライブムーブメントなのである。

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価格:いくらなら高すぎる?

 この時計は、ほとんど制約されない高級時計製造の基準に照らしてみればかなり控えめではあるが、非常に高価な時計である。50本限定の時計で1050万円(税抜)という価格なら、一見、他にも選択肢が豊富にあるように思える。価格設定が最も派手なパテックでさえ、手巻きCal.215を搭載したプラチナ製カラトラバを427万円(税抜)で提供している。ただし、カラトラバは、現時点でレガシーとなっているムーブメントを使用している。

パテック フィリップのCal.215PS(スモールセコンド)。

 Cal.215は1974年に発表され、直径21.9mm、または9 3/4リーニュで(重要な基準の一つが、ムーブメントの寸法とケースサイズが合理的にマッチしていることである場合)、かなり小さいほうである。215と9R02、そしてプラチナ製カラトラバとSBGZ005を比較することは、いずれにしても、リンゴとオレンジを比較するようなもので、どちらかの時計を正当化するものではない。カラトラバは非常に保守的で伝統的なスイスに受け継がれている時計製造の作品であり、一方、SBGZ005は、技術、デザイン、制作において卓越した技術を意図的に実践している。

レジェップ・レジェピ(Rexhep Rexhepi)、クロノメーター コンテンポラン。

レジェップ・レジェピ Cal.RR-01、30mm、100時間パワーリザーブ。

   より有用なのは、独立時計師によるハンドフィニッシュの時計と比較することかもしれないが、ここではまずSBGZ005のコストに近い価格設定から見ることにする。ローラン・フェリエ(Laurent Ferrier)のガレ マイクロローターは、2015年に18本限定で登場した時間表示のみの自動巻きプラチナ製時計で9万5000ドル(約1002万円)、レジェップ・レジェピのプラチナ製クロノメーター コンテンポランは、スイスの時計製造の中でも特に洗練されたモデルで、価格は5万8000スイスフラン(約688万6000円)である。

 一方、グルーベル フォルセイのバランシエ・コンテンポラリーは、これも時間表示のみの時計であるが、複雑な構造と非常に高品質な仕上げにも関わらず、ホワイトゴールド製で19万5000ドル(約2068万7000円)と、確かにグルーベル フォルセイの基準からすると高価ではないが、誰が見ても超高価である。

 それから、もちろん、このムーブメントを搭載したプラチナ製の、2019年に登場したもう一つのグランドセイコー スプリングドライブ20周年記念モデル SBGZ001がある。この時計は、より精巧なケースで、より少ない生産本数(30本)で、SBGZ005よりも著しく低価格であったが、800万円(税別)で、 当時としてはグランドセイコーの記録であり、スウェアジャー(※汚い言葉を使った時に支払う罰金箱)の小銭で買えるような代物ではない。

 これらの時計とSBGZ005に共通しているのは、その全てが時間表示のみ(パワーリザーブの有無に関わらず)であることと、メーカー側からすれば、経済性を一切考慮せずに時計を作るという野心的な試みであるという点だけである。私にとって明らかと思えるのは、このレベルでは価格と客観的なスペックは必ずしも一致しないということであり、ある程度一致している部分もある。例えば、異なる哲学と優先順位で取り組んでいるにも関わらず、どのケースにも、明らかに高品質なムーブメントの仕上げが施されている。しかし、「オーケー、このムーブメントは仕上げに何時間かかり、これにはさらに時間がかかったんだね。じゃあ、最初のものよりも2番めの方が価値があるね」などと言えるわけではない。確かに、価格はケースの素材と密接に関係している。プラチナは高級感を与えるし、ゴールドやステンレススティールよりも機械加工が難しいのは確かだが、プレミアムなブランドがプラチナ製ケースにつける価格は、少なくとも他の何よりも形の無いステータスバリューと関係している(そしてプラチナの歴史についての詳細な調査「腕時計におけるプラチナという素材の長所、短所、コスト、そして複雑な歴史」で議論したように、実際には金よりも高価ではない)。

 高級時計の価格設定になると、私はいつも二つのことを考えてしまう。一つは、Timezone.comに掲載されたアラン・ダウニング(Alan Downing、またの名をWatchbore)の記事の一節で、その中で彼は次のように書いている。

 “私は通常、二つの質問をされる。「私の時計は支払った金額に見合う価値があるでしょうか?」、そして「私の時計は良い時計でしょうか?」というものだ。最初の質問に対する答えは常に 『ノー 』だ。二つめの質問への答えは 『場合によります』である。この二つめの質問は、ランボルギーニについて昔からの言われていることだ。それが欲しくて買う余裕があるなら、質問は「それだけの価値がありますか?」ではなく「何色?」である”


終わりと始まり

 SBGZ005、グランドセイコー服部金太郎160周年記念限定モデルは、明らかにグランドセイコーファンに特にアピールすることを狙っており、それはまたグランドセイコーの野心的な歴史のみならず、セイコーの企業としての野心を創業者にまで遡って一本の時計にまとめることを意図したものでもあった。

 特に最初のうちは、その価格にかなり驚かされる。そして、また、グランドセイコーは多くの場合、ほんの数年前でさえ、このブランドとしては考えられなかったであろう価格で、限定モデルの時計をもって非常に多くの熱心なコミュニケーションを行ってきた。SBGZ005の価格は一部の競争相手とそれほど変わらないかもしれないが、ブランドアイデンティティの変化は極めて急速に起こっている。グランドセイコーが(超)ハイエンドに進出しているということだけではなく、そのスピードがあまりにも速いので、そもそもグランドセイコーを世界的に有名にしたコア・アイデンティティが崩れるのではないかと私は心配している。もちろん、それこそがグランドセイコーの狙いなのかもしれない。

 数十年にわたるグランドセイコーの熱烈な愛好家(正直なところ、オタクと言った方が公平だろう)である私にとって、企業全体を救うのはハイエンドな時計の品質が並外れているということであり、SBGZ005の場合、それは並外れている上におつりが出る。グランドセイコーの過去の文脈からすると、そのコストは衝撃的である。競合他社との文脈からすれば高いが、理不尽ではないし、確かに前例がないわけではない。

 デザインの観点からも時計製造の観点からも、全ての決定は、完璧主義にこだわるだけでなく、高級時計製造の中でもトップレベルの職人技や技術を採用することへの明確なこだわりをもって行われてきた。SBGZ005と一緒に時間を過ごすと、次第にその価格を忘れ、その溢れる魅力の虜になってしまう。

 グランドセイコーを愛する手段と愛情をもち、同じように感じる人が世界中に50人もいるだろうか? その答えはイエスであることに私は賭ける。グランドセイコーは明らかに同じ賭けをしており、少しギャンブルではあるが、このブランドは勝つためにサイコロを振ってきた歴史をもっているのだ。

グランドセイコー 服部金太郎生誕160周年記念限定モデル SBGZ005:ケース、37.5mm×9.6mm、プラチナ、表と裏にサファイアクリスタル;インデックスと針はホワイトゴールドダイヤモンド研磨仕上げ;30m防水。ムーブメント、スプリングドライブ Cal.9R02、84時間パワーリザーブ;輪列のエネルギーを回収し主ゼンマイに戻すトルクリターンシステムを備えたツインバレル式;4800A/mまでの耐磁性、39石、手巻き、最大日差 ±1秒/月差 ±15秒。ブティックのみの世界限定50本;価格、1050万円(税抜)。詳細はグランドセイコー公式サイトを参照。