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Introducing ミンがブランド創業5周年をモザイクダイヤルで祝う

今週の金曜日には誕生日会を予定。もちろん皆が招待されている。

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我々が知っていること

ミンが帰ってきた! マレーシアのアヴァンギャルドな時計ブランドであるミンは、創業5周年を記念して、モザイク模様の文字盤を採用した新作を発表した。

 新作のミン 37.07は、同社が「皆のためのモザイク」(Mosaic For All)と表現していることから、その属性がうかがえるはずだ。まず、新しい37.07モデルの価格は3250スイスフランだ(日本円で約46万円)。いや、決して安くはないが、2020年に発売されたオリジナルのミン 20.11 'モザイク'の1万4500スイスフラン(今は円安の結果、日本円では約200万円)という価格と比較すると、明らかに手頃な価格設定となっている。

Ming 37.07

 ふたつめのビッグニュースは、特定の本数に限定されていた過去のミンのほとんどのリリースとは異なる販売方法が取られるということ。新作の37.07は、今週の金曜日2022年7月29日に二回にわたって15分間だけ購入用のページがオープンになるのだ。日本時間の午前11時〜11時15分と午後10時〜10時15分だ。この日に限り、ミンのオンラインストアで独占販売される。

 この期間に注文した方には、どんなに多くの注文が殺到しても、必ず時計が届けられる。残念ながら、この手続きは納品の遅れを意味する。今週金曜日に注文された時計は、50%のデポジット(1625スイスフラン、約23万円)が必要となり、2023年5月から納品される予定となっている。

Ming 37.07

 先に注文を決めてしまえば、(最終的に)すごい時計になりそうなものが届くのだ。新作の37.07は、2017年に発表された同社の処女作である17.01gがよりつけやすい、わかりやすいフォーマットとなっている。曲線を描いた38mm×10.9mmのスティール製ケースは、数年のあいだに完全に再設計され、はるかに複雑な構造になった。

 ムーブメントはセリタ製だが、ミンのスペックに合わせて開発・製造された独自の設定となる。手巻き式のSW210.M1は、アンスラサイトのスケルトンブリッジにロジウムの回転サテン仕上げが施され、視覚的な華やかさを演出している。このモデルもまた、ラ・ショー・ド・フォンにあるシュワルツ・エチエンヌの時計師たちと共同で、設計と組み立てを行っている。

Ming 37.07

 37.07の注目すべき点は、その文字盤にある。オリジナルのモザイクダイヤルをベースに、3層のスーパールミノバを真鍮製の文字盤上に配し、さらにサファイアクリスタルのエレメントを重ねたものだ。文字盤の外周にはサテン仕上げのサーキュラーパターンが施され、ミンのデザイン言語であるサークル状のデザインが配されているが、個人的にはこの新しいモザイク文字盤の万華鏡的なデザインから目がはなせない。

 ぜひ見てくれ、おわかりいただけると思う。

我々が思うこと

やれやれ、年を取ったものだ。

 ミンが今年で5周年を迎えると知ったとき、まずそう思った。初代ミン 17.01がデビューし、その意外性と個性的な視覚表現で私たちを驚かせたのが、本当に昨日のことのように感じられる。

 2017年以降、時計界は大きく変化した。それはミンも同様である。最も顕著なのは、同社の知名度が絶対に急上昇したことだ。今日、Instagramをスクロールしていると、比較的短時間にミンの限定モデルに出合うのは間違いないだろう。過去5年間に同社が発表した何十種類もの時計をここでレビューするつもりはない(ミンのデジタルアーカイブは自由に閲覧できる)が、私がこの会社の発展において特に印象的だと思うのは、17.01によって開拓されたオリジナルモデルが持つ異端的美しさにこだわり続けていることだ。

Ming 37.07

 ミンはデビュー以来、多くのポジティブな、そして時にはネガティブな注目を浴びてきたが、同社の唯一のビジョンは決して揺らぐことはなかった。より複雑でより実験的、そしてより高価な腕時計を作り続けてきた。しかし、ミンの時計を見ればひと目でそれとわかる。

 そして、新しい37.07は、その伝統的なデザインイノベーションを受け継いでいる。文字盤は実に美しく、立体的な感じがたまらない。中央のモザイクパターンは、モノクロの色合いとテクスチャの渦で、気をつけないと完全に吸い込まれてしまいそうなサイケデリックなブラックホールのような印象だ。来年からデリバリーが始まるとのことだが、早く実物を見てみたい。

Ming 37.07

 また、ミンの最新のオーダー戦略も素晴らしいと思う。残念ながら今回私は買うことはないのだが、インターバルを設けたアプローチは、コレクターにはより包括的で心強いものだと思う。もし、私の財布が許すなら、今週金曜日の15分刻みの2つのオーダー枠のうち、どちらかひとつを逃すことはなかっただろう。

 ミンの公式サイトに掲載された最近の更新情報は、同社の製品と人気の成長だけでなく、社内でどのように成長し成熟してきたかを示すものである。創業者6人のうちの1人であるプラニース・ラジシン氏がCEOに就任し、ジャガー・ルクルトで経験を積んだハスニダ・ハシム氏がカスタマーエクスペリエンス部門を担当することになったのだ。私には、ミンが成長するために思慮深く適切なステップを踏んでいるように感じられる。

 ミンの次の5年が楽しみでならないのは、私だけではないだろう。

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基本情報

ブランド: ミン(Ming)
モデル名/型番: 37.07
直径: 38mm (ラグからラグの全長: 44.5mm)
厚さ: 10.9mm
ケース素材: 316Lステンレススティール
文字盤色: サテン仕上げ、プリント、夜光が施された円形メタルベースと、両面プリント、グラデーションがかったサファイアのコンポジットダイヤル
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ジャン・ルソー・パリ製ウォーターセーフラバーストラップ、ラグ幅20mm、クイックリリース機能付きのケースに沿ってカーブがかかったスプリングバー、マイクロアジャスト機能付きミン製第3世代タックバックル装着

Ming 37.07

ムーブメント情報

キャリバー: セリタ for ミン、SW210.M1
機能: 時、分
直径: 25.6mm
厚さ: 3.35mm
パワーリザーブ: 40時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 4 Hz ( 2万8800振動/時)
石数: 19
クロノメーター認定: N/A
追加情報: アンスラサイトのスケルトンブリッジ、ロジウムの回転サテン仕上げ、ドーム型サファイア風防(両面無反射コーティング)、シュワルツ・エチエンヌによる組み立て


価格 & 発売時期

価格: 3250スイスフラン、注文確認のための50%(1625スイスフラン)のデポジット(返金不可)を含む。残金は時計の納品時に支払い
発売時期: ミンのオンラインショップでのみ販売。時計はふたつの時間帯で購入可能。日本時間の午前11時〜11時15分と午後10時〜10時15分。納品は、最終的な受注量に応じて、2023年5月から順次開始される予定。
限定: 特定の数に限定されず、オーダー受付時間に基づく。

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詳細は、ミンの公式サイトで詳しく紹介されています。