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ロンドンのオークション会社ボナムズはアカデミー賞受賞俳優マイケル・ケイン(Michael Caine)氏が所有する品々を出品すると発表した。そのなかには金無垢のロレックス オイスタークォーツ デイデイト Ref. 19018が含まれている。この時計は1980年代半ばから、彼がときどき身につけているのが目撃されている。また1988年のコメディ映画『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ(原題:Dirty Rotten Scoundrels)』でも、この名優の腕もとで長時間出演していた。
オイスタークォーツはこの俳優が最も愛用する2本の時計のうちの1本だ。もう1本は同じような外観のイエローゴールドのロレックスで、オイスターパーペチュアル デイデイト "プレジデント”だ。1971年の『狙撃者(原題:Get Carter)』ではレザーストラップ、1972年の『探偵<スルース>(原題:Sleuth)』ではプレジデントブレスレットを装着している。
彼のオイスタークォーツは全体的にすばらしい状態であるように見える。この記事が掲載された時点では、ボナムズのサイトに正確なコンディションノートは掲載されていなかったが、ケースとブレスレットは長年の着用にもかかわらずきれいな状態を保っていることがわかる。6時位置の風防に少し欠けがあるのと、フルーテッドベゼル周辺にいくつか目につく傷があるが、それ以外はコンディションのいい、人と被らないロレックスの好例と言えそうだ。
1977年に発表されたオイスタークォーツはロレックスのクォーツ革命への対応策で、当時、時計製造の主流であったカテゴリーに対する金無垢で電池駆動の挑戦者だった。クォーツムーブメントを内蔵していることだけが特徴ではく、トノーケース、シャンパンダイヤル、一体型ブレスレットなど、それ以前・以後のロレックスでは見られない意外なプロフィールを備えたモデルなのだ。
ボナムズによると、今年89歳になるケイン卿と彼の妻は所有品を処分・ダウンサイジングすることで「もっとゆっくりとしたペースで人生を歩みたい」と考えているため、このオークションが開催されることになったそうだ。このオークションのほかの注目すべき出品物にはマルク・シャガールの絵画、名優のひと目でわかる六角形の眼鏡、リンカーン・タウンリー(Lincoln Townley)によるマイケル・ケイン卿の肖像画などがあり、この肖像画の収益はすべてイギリスの児童虐待防止協会に寄付される。
2022年3月2日に予定されている「Sir Michael Caine: The Personal Collection」オークションはロンドンのニューボンドストリートにあるボナムズの会場で開催される予定だ。もし興味があるなら、彼のロレックス オイスタークォーツは8000~1万2000ポンド(約125万~187万円)の範囲でエスティメートが出されている。
Images courtesy Bonhams unless specified.
「Sir Michael Caine: The Personal Collection 」の詳細は、ボナムズ・オンラインでご覧いただけます。
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