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1月18日(現地時間17日)、NBA王者ゴールデンステート・ウォリアーズがワシントンDCのホワイトハウスを訪問、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領とカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領に面会した。ウォリアーズのスーパースターであるステフィン・カリー(Steph Curry)は、さわやかなブルーのスーツに、ステンレススティールのブレスレットを装着した筋金入りのSS製スポーツウォッチ、ロレックス ディープシーを身につけて登場した。
カマラ・ハリス副大統領とジョー・バイデン大統領に記念ジャージを贈呈するステフィン・カリー。Image courtesy of Getty
カリーがホワイトハウスに現れたのは、私の愛するワシントン・ウィザーズから41得点を奪って苦しめ、127-118で勝利を収めてから24時間以内のことだった(なんてこった)。さて、HODINKEEではバスケットボールと時計との接点について、これまで何度か紹介してきた。スリーポイント・マークマン(そして非凡なポッドキャスター)のJ・J・レディック(JJ Redick)からカリーのチームメイトであるアンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala)まで、多くの選手がトーキングウォッチに登場している。
選手とその時計選びについて、しばしば彼らの好みが貴金属や非常に高級なモデルに偏って見えることがわかってきた。クレイ・トンプソン(Klay Thompson)と彼のティソのコレクション(彼はブランドのアンバサダーである)についての話をしない限り、我々はほぼ“標準的な”SS製のツールウォッチであると考えられる時計を見ることはない。そう、NBAの基準では、ロレックス ディープシーはややありふれたものなのだ。
Image courtesy of Getty
しかし本当のところ、この時計はカリーにふさわしい。NBA選手のなかでも、彼にはこのようなモデルが必要なのだ。3900mの防水性能を持つディープシーは、彼の深い……深いスリーポイントレンジにも耐えてくれるはずだ。
ロレックス デイデイトがNBAのデファクトスターターウォッチになった理由
NBAにおいて、世界最高峰のバスケットボール選手の手首に、他のどの時計よりも多く装着されている時計がある。それが、ロレックスのデイデイトだ。この記事では、ロレックスのアイコン的存在であるデイデイトを身につけている選手について掘り下げている。
ディープシーは2008年(カリーがまだデイビッドソン大学で3ポイントシュートを打っていたころだ)までさかのぼる、ロレックスにおいて最も古いモダンダイバーズのひとつであり、2022年のウォッチズ&ワンダーズでアップデートされたモデルでもある。昨年の11月まで、購入可能なロレックスのなかで最大のサイズは44mmであった。2022年の末、時計界の王者は直径50mm、1万1000m防水という正気とは思えない性能の(ロレックスの)チタン製ディープシー チャレンジを発表し、ブランドとしての前進を示した。正直なところ、カリーがその時計をつけていなかったことを少し残念に思っている。
しかし、彼にはディープシーとの歴史がある。2015年までさかのぼり、彼が初めてNBA最優秀選手賞を受賞した際に着用しているのを見たことがあるのだ。そう、彼にとっては明らかに意味のある1本であるし、我々はそのことを好ましく思っている。
ステフィン・カリーが着用している時計と同じ、ロレックス ディープシー。
カリーは時計好きであると同時に、時計ギフターとしても知られている。2021年にスリーポイントの歴代記録を更新したのち、彼はチームメイトのドレイモンド・グリーン(Draymond Green)、そしてイグダーラに刻印入りのロレックスを贈った。トンプソンは丁重にその申し出を断ったのだと想像できる。彼が使うのはティソだけだ。
44mmのディープシーを着用したカリー選手とウォリアーズの選手たちは、バイデン大統領とハリス副大統領に特別な記念ジャージを贈呈した。さらにその前に、彼とヘッドコーチのスティーブ・カー(Steve Kerr)は、特別な会見に参加するべくホワイトハウスのブリーフィングルームを訪問している。彼の時計は、大統領官邸をじっくりと案内されたわけだ。
ホワイトハウスのブリーフィングルームでは、カリーヌ・ジャン=ピエール(Karine Jean-Pierre)報道官がステフィン・カリーと並び、スティーブ・カーが報道陣に対応していた。Image courtesy of Getty
シーズン半ばを過ぎた現在、ウォリアーズはあまり芳しくないスタートを切っているが、私はそのことについて何とも思っていない。とにかく、残りのシーズン中もカリーの手首から目が離せないことは確かである。
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