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May 07, 2021
腕時計の写真の撮り方 - スマホで格好よく撮るコツとは

腕時計の写真の撮り方 - スマホで格好よく撮るコツとは

iPhoneのご準備を - それでは撮影の基本を伝授しよう。

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新しい時計を手に入れて、あまりの嬉しさにあなたはこう思うだろう―格好いいリストショットを撮ってSNSに投稿しよう。

 カメラを取り出してきて、いくつか撮影をしてみるものの、どれも実際にどれだけ見栄えがいいかは捉えることができない。時計は確かにそこにあるのだけれど、ラグの鏡面の反射、暗い影、奇妙な色の反射、さらには風防には、自分の手、カメラ、顔、額の輪郭などが映り込んだり、いろんな問題が見えてくる。その中からベストショットを選んで、フィルターをかけ「いいね!」がつくことを期待する。でも、もっといい方法はないのだろうか?

ライカ M10-Pの隣に並ぶ最新のApple iPhone 12 Pro Max(この写真はライカ Qで撮影)。

 実際にやり方はある。そして、これは新しいカメラやそれ以上のギアも必要はない。少しのコツがあれば、スマートフォンやカジュアルなカメラならどれでも、Instagramのためのきちんとした時計の写真を撮影することができるのだ。このガイドでは、iPhone、いくつかの簡単なクラフト用品、数百円程度のタイル、そして白いシャツのご用意を。

 写真とは、光と時間の中の一瞬に過ぎない。この2つの要素をより具体的に考えることができれば、最終的には良い結果がもたらされる。ここでの目標は、基本的なことだが、簡単に手に入れることができる。ピントが合っていて、明るすぎず暗すぎず、文字盤(または焦点を当てたい要素)がはっきりしている時計の写真を撮影できれば、Instagramのフィードに載せる前に最小限の編集で済む。パンチの効いたフラットレイ(俯瞰撮影)からサクッと撮影するリストショットまで、テクニックはほぼ同じだ。


考えるべきこと(より良い写真のために)...

フォーカス: 他の最新のカメラと同様にiPhoneには非常に優秀なオートフォーカスが搭載されている。しかし、写真の間違った部分にピントが合ってしまう場合は、ピントを合わせたい部分(時計の文字盤など)を長押しするだけで、AE(自動露出)とAF(オートフォーカス)の両方をロックすることが可能だ。

輝度: これは露出の考え方を紹介するもので、バランスのとれた露出に焦点を当てたい。これは、画像のどの部分が明るくても暗くても、ディテールが損なわれないようにするためのものだ。

反射: 多くの時計はかなり反射するもの(特に風防)。これを思い通りに管理するには、その厄介な反射光をブロックする方法を考える必要がある。ここでの最善のやり方は、カメラのレンズ用の穴をあけたフォームコアボード(発泡スチロール板、詳しくは後述)を用意すること。ボードはスマートフォン/カメラの輪郭の反射、さらにはカメラの後ろにある手や顔(さらに上の天井)さえも遮ることができる。

編集: 専門家であれば、iPhoneでの複雑な編集ツールを駆使すれば良いが、初心者は純正のカメラアプリやInstagramが内蔵する機能から始めるべきだ。フィルターは絶対に使わないこと。写真が安っぽく見え、何も学べないことがよくある。いじるのであれば、明るさ、コントラスト、ストラクチャ、暖かさ、シャドウ、シャープを微調整しみると良いだろう。


準備を怠る = 失敗した準備につながる

 撮影を始める前に、頭の中でどんな写真にするかイメージしておこう。これはリストショットの場合でも時計の写真撮影の重要な部分だ。背景、袖なども考慮すること。時計の写真ではあるが、枠に収まるのはそれだけではない場合があるからだ。それと、時計を綺麗に拭き取っておくのも忘れずに。ホコリや指紋は編集できるが、撮影前に時計を拭くほうが遥かに簡単だ。ラグや風防の大きな指紋ほど美しい写真を台無しにするものはない。

華やかではないかもしれないが、とても楽しいものだ。上にあるのは、背景用のタイルの一部、白いレフ板(余った本立てにテープで留めてある)、そして簡単に使えるように持ち手のついたiPhone対応のクイックブロック。全て窓の前に配置。少し角度をつけることでよりダイナミックな影を作る(この写真はiPhone 12 Pro Maxで撮影)。

 最後に、時計の針をどこに配置するかを決める。全てのことをしっかりやっていても、針同士が重なっていたり、ブランドロゴや日付、その他の文字盤上の要素を遮っている場合は、微妙な写真になってしまう。クロノグラフよりもシンプルな時計の方が簡単だが、重要なのはそれぞれの要素が干渉しないようにすることだけ。もし初心者なのであれば、業界標準の10時8分(ドクサのサブであれば別)をおすすめする。時計の針は、文字盤上の他の全てを保管する必要がある。


セッティング...

これが写真を撮る際の最もシンプルなフォーマット。

これは、フラットレイ(俯瞰撮影)など時計の写真を撮る際の最もシンプルなやり方だ(リストショットならアイテム(c)の代わりに白いTシャツを着るのも有効)。

次の手順を実行するには、次のものが必要だ。

(a) 時計
(b) 光源(窓など)の近くに時計を置く場所
(c) 影や暗くなってしまう部分を明るくするために反射性のあるもの(白い発泡スチロール板はよく機能する)と、不要な反射を遮るためのもの(黒い発泡スチロール板がよく機能するが図には示していない)。

 これらの要素は、図のようなセットアップで組み合わせる。環境に合わせて光源の配置を変えることもできるが、本当に重要なのは、影を軽減するためのレフ板の効果をもつものが手元にあること。


撮影を始めよう...

ステップ 1: 光の両面を見る

時計をよく見ると、明るい面(光源に最も近い部分)と暗い面(光源から離れた部分)があることに気づくだろう。光源側が明るすぎる場合(時計の要素を失うか、真っ白に飛んでしまう)は、カーテン、白いシャツ、または他の半透明の素材を使用して光を和らげる。

写っているのはアクアスター ディープスター。この写真はレフ板もブロックも未使用。ベゼルの9時位置の暗い部分、ベゼルの7時位置のシャツと腕の反射、そしてディープスターのドーム型サファイア風防に映った窓、スマートフォン、手の反射があることにご注目(iPhone 12 Pro Maxで撮影)。

ステップ 2: 暗い部分を明るくする

白い発泡スチロール板(僕のは金属製のブックエンドにテープで固定しているため自立する)を手にとって、暗くなっている側が明るくなるように配置する。必要であれば、複数のレフ板を使うのも良いだろう。

先程と同じだが、暗かった部分のほとんどがレフ板のおかげで明るくなっていることにご注目を。違うサイズや形状のレフ板を使用してみよう。理想的には、ベゼルの10時位置に残っている黒い部分も無くすこと(写真はiPhone 12 Pro Maxで撮影)。

ステップ 3: カメラが見ているものを見る

時計のバランスがとれているように見えたら、スマホを手に取り、画面上でどのように見えるかを確認する。タップして文字盤にフォーカスし、カメラが適切に明るさのバランスを調整しているかどうかを見てみよう。ステップ 1と2をこなした後、光のバランスが取れているなら、あと必要なのは画像を明るくしたり暗くしたりするために露出を手動で調整するだけ。iPhoneでは、フォーカスボックスの横に表示される太陽のアイコンを指で上下にスライドさせることで調整できる。明るすぎる?→下にドラッグ。暗すぎる?→上にドラッグして調整しよう。

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ステップ 4: 反射を無くす

画像の焦点、この場合は文字盤に注意を向ける。反射するものは? 携帯電話の端や光った手、顔の反射が風防に写っているだろうか?

ライト、レフ板、アクション! iPhoneを黒いブロックの上に置いた状態で、ショットを揃えて風防の反射を最小限に抑える。ドーム型風防の場合は、完璧に撮影することはめったにないが、逆に反射によって風防の形状や質感を表現することも可能で(この写真はライカ Qで撮影)。

 もし準備が整っているのであれば、カメラのレンズ、カメラの端、あなたの手の周りの領域をブロックするために黒い発泡スチロール板を手にとって使ってみよう。上の画像で僕のブロックの形状を確認できる。他の手順と同様にこの要素は、ブロックをカメラと時計の間の適切な量のスペースと組み合わせる必要があるため、ある程度の練習が必要だ。正しく理解すれば、遮るもののない美しい文字盤が現れるだろう。

 理想的な結果を得るためには、カメラの周りの領域全体をブロックする。時計によっては、黒い手袋を着用し、撮影の際に直接iPhoneを持たない方が良い場合がある。

ブロックなし(文字盤の反射を隠すための)とブロックを活用したわずかな、しかし決定的な違いを示すアニメーション。僕の手とiPhoneからの反射を排除しながら、ブロックは、風防に映り込む窓も軽減するのに役立っているんだ(写真はiPhone 12 Pro Maxで撮影)。

ステップ 5: 撮影する

写真の露出バランスが取れていることを確認したら、文字盤(またはケースバックなど、画像の焦点となる要素)が暗すぎず、明るすぎないことを再確認する。ブロックの位置が正しいかどうかを確認して、文字盤に反射しないようにしよう。最終調整が完了したら、数枚撮影してからズームしてみてダイヤルにピントが合っていることを確認。ピントが合っていない場合は、もう一度タップしてピントを確認し、画像全体がぼやけている場合は、できるだけ手を安定させてから撮影し直す。

明るさを調整したり、ホコリを取り除いたりした結果がこの写真。編集の練習には最適だ。繰り返しになるが、ピントが合っているか、明るすぎず暗すぎないか、風防の反射が文字盤の楽しみを損なわないかを確認してみてもらいたい(iPhone 12 Pro Maxで撮影)。 

最終ステップについて補足: 撮影の際にスマートフォンの画面(またはカメラのシャッターボタン)をタップする強さを考慮しておこう。分かりやすく書くために少し強調するが、連打をするような形で打つように撮影する人を見かけるが、シャッターが開いているときにデバイスが動いてしまうのは問題だ。タッチスクリーンはかなり敏感に反応してしまうため、軽く押す(軽く触れるだけでもOK)ことを心がければ、撮影した画像はぐっとシャープになるだろう。

次のステップはInstagram

少しの練習といくつかの発泡スチロール板を使用するれば、わざわざ新しいカメラを急いで購入する必要性を感じることなく、劇的に良い結果が得られる。そんなわけで、あなたのお気に入りの画像をInstagramで開いて、いくつか編集の練習を始めてみよう。写真の上達とは、実際に写真を撮ることであり、デジタル写真は全てが無料なのだから、カメラロールを失敗で埋めることを恐れないで欲しい。一人一人がこのガイドを早く卒業して、時計の写真をもっと深く掘り下げてくれることを心から願っている。

HODINKEEの投稿で使用する場合に僕が撮影するなら、このような画像になるように編集する。この編集はLightroomで行ったもの。特定のマスク、いくつかのより直接的なカラーコントロール("彩度"と"自然な彩度")、シャドウ、明瞭度、およびいくつかのシャープネスの調整がされている(iPhone 12 Pro Maxで撮影)。

 最後に「シェア」ボタンをタップして、「いいね!」を楽しんでからまた撮影に戻る。時計を撮影しはじめてから10年以上になるが、今でもレンズの前に新しい時計をおく度に勉強になることがある。

編集者注: もし撮影に関する質問があれば、コメント欄まで。できる限りご返信いたします。