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A Week On The Wrist キャリバー3861を搭載するオメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ“マスター クロノメーター”を1週間レビュー

数十年ぶりにロケットエンジンを刷新した、偉大なるムーンウォッチの推進力とは。

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変化の風:スピードマスター “マスター クロノメーター”

トーマス・ウルフ(アメリカの作家)は「汝再び故郷に帰れず」と書いている(実際に彼はこの感傷から一冊の本を書き上げた)が、時計愛好家にとって様々な時計がもつ魅力は、その時計に“回帰する”特権を得られることだ。オメガのスピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチはその代表例といっていい。別の優れた作家、J.R.R.トールキンの『指輪物語』の登場人物、ビルボ・バギンズの言葉を借りれば、それは“保存状態が良いとも言えるが、変化しないという表現の方が、当たらずとも遠からずだ”。ムーンウォッチのCal.1861は、1996年に最後のアップデートを果たしたが、機械的には1968年から1969年に登場したCal.861とほぼ同じだ。

 確かに、ムーンウォッチの外観は長年にわたって変化してきたが、Cal.1861を搭載した最新モデル - Ref.311.30.42.30.01.005、スティールブレスレット仕様は、Cal.861を搭載する先代のRef.145.022とほとんど見分けがつかない。後者はCal.321ではなくCal.861を採用した最初のスピードマスターで、1969年に初めて登場し、1988年まで生産された。

 ムーンウォッチがもたらす愉悦と快適性は、何年も、何十年もの歳月を経て、大人になってからも、その月日を経て、幼い頃の家に戻り、色あせたベッドカバーの上の擦り切れてボロボロになったシュタイフのクマのぬいぐるみまで、昔の状態のまま残された寝室を見た瞬間にこみ上げる感情と同じである。

 それゆえ、ムーンウォッチについて何かを変更することは、スピードマスターの忠実なファンの間で、鹿の縄張りの塩場を動かしたときと同じような反応を引き起こす危険性がある。しかし、その変化がまさにムーンウォッチにもたらされたのだ。

  それでもスピードマスターのデザインの詳細に深く精通していない人には、その違いを見分けることは不可能に近いのだが、私のような人間はそのことで頭がいっぱいになる。新しいスピードマスター ムーンウォッチ “マスター クロノメーター”は、機械的にも外観的にも大幅に進化したと私は考えている。

 外装面では、変更点は比較的軽微であるが(スピードマスターファンにとっては大きな変化ではあるが)、最大の変更点は時計本体よりもむしろブレスレットだろう。実際、新しいブレスレットは、ダイヤルとベゼルの変更と同じくらい注目されているのではないだろうか。内部の最大の変更点は新型ムーブメントにある:マスター クロノメーター認定のコーアクシャルCal.3861を搭載しており、オメガのコーアクシャル脱進機を搭載するラインナップの中でも、特に現代的なモデルとなっている。

ファースト・インプレッション

 1960年代の有人宇宙飛行の起源(アポロの申し子たちよ、団結の時だ!)まで遡るスピードマスターファンとして、マスター クロノメーター ムーンウォッチには、ある種の不安を抱いていた。そういえば、2021年の新作「スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ Cal.3861 」の発表記事を書いた後、編集部のジェームス・ステイシーが記事「オメガ 新型スピードマスター コンプリート・バイヤーズガイドの中で、様々な3861搭載ムーンウォッチと引退するRef.311.30.42.30.01.005の違いを分析していたので関心があればご一読いただきたい。そして、その精査を経た時計は超素敵! 失礼。全くもって素晴らしく見えた。

 しかし、プレスリリースの写真と実際初めて触れた際のファーストインプレッションとのギャップは大きく、様々な懸念が去来した。時計自体がレトロ調に迎合しすぎていないか? 安っぽい? やりすぎ? 過去のムーンウォッチを特徴づける有人宇宙飛行の輝かしい歴史から冷たく切り離されてしまうのではないか? 要するに、正統な王位継承者というよりも、まがい物のように見えてしまわないだろうか? ということだ。

木星の渦巻く雲の写真の上の置いた、新しいマスター クロノメーター ムーンウォッチ。

 蓋を開けてみれば、新旧のムーンウォッチは、単に兄弟というよりも、一卵性双生児のようにも見える。話題の新しいブレスレットは、一見するとゲームチェンジャーのように見えたが、実際に見てみるとそうではないようだ。

どっちがどっち?

 我々は皆、新しいブレスレットやストラップが、時計体験を劇的に変え得ることを知っている(または、別の “完璧なストラップ”に200ドル浪費した日を悔やみ、すぐにバネ棒外しをどこに置いたのかあたふたする)。新しいマスター クロノメーターのブレスレットは、私が先代までムーンウォッチについて無条件には愛せなかった欠点を改善している。先代のムーンウォッチに付属していたブレスレットを改良したのだ:先代のブレスレットは悪くはない。悪くはないが、それほど素晴らしいとも言えなかった。しかし、このモデルは違う。

 このブレスレットはまた、ヘサライト対サファイア論争を提起している - 私たちが借りることができたレビューサンプルは、サファイアクリスタルが風防と裏蓋にある、いわゆるサファイアサンドイッチウォッチの1本だった。サファイアモデルのブレスレットは、ポリッシュ仕上げされた中間リンクを採用している一方、ヘサライトモデルのブレスレットは総サテン仕上げとなっている。もう一つの違いは、ヘサライト(アクリル)クリスタルを使用したムーンウォッチ マスター クロノメーターは、前モデル同様、裏蓋がステンレス無垢仕様となっている。

 編集部のコール・ペニントンは、昨年1月に公開した記事「ムーンウォッチ徹底比較:ヘサライト対サファイアクリスタル」の中で、それぞれの長所と短所を挙げたが、彼は基本的にこの問題について不可知論的立場を通したが、私の心情には長所と短所がはっきりと感じられる。真の純粋主義者ならば、ヘサライトモデルは議論の余地がないが、ムーブメントを鑑賞することは叶わない。サファイアサンドイッチモデルは、前も後ろも視覚的な満足感を提供し、もちろん、サファイアはヘサライトのような経年劣化知らずである。しかし、厳密に言えば、有人宇宙飛行のための仕様ではない。少なくとも、サファイアクリスタルが粉々に割れた際、乗組員のキャビンの周りを漂う厄介な破片と化すことを考えれば当然である。

 でも、それは実用上の問題となるのか? - 問題となるかもしれない。比較のため、宇宙で使われる筆記具を見てみよう。フィッシャー・スペース・ペンは、インクの圧力を維持するために窒素を充填したカートリッジを使用しており、有人宇宙飛行のために開発された:NASAが何百万ドルもかけて開発した一方で、質素なソビエトは鉛筆にこだわっていたというジョークがある。この噂は繰り返し反駁されており(特にサイエンティフィック・アメリカン誌上などで)、黒鉛と木の削りカスが、潜在的な汚染物質となる懸念があったため、ソビエトとNASAの両方が鉛筆をかなり早い段階で撤廃していたことが判明している。サファイアクリスタルは、粉々になっても同じような危険性があるのではないかと想像される - とはいえ、有人宇宙ミッションでは、サファイアクリスタル風防の時計が着用されていることから、NASAがこの点に対して強硬な教条主義に陥っていないことは明白である。 

 とにかく、新しいブレスレットは意義深いものがある。少なくともひと目見ただけで、もし誰かがスピードマスターのファンで、マスター クロノメーターバージョンがリリースされたことを知らなかった場合、彼らはあなたの手首の1本を見た彼らの最初の反応は、「ねぇ、どこで新しいモデルのスピードマスターを手に入れたの?」ではなく、むしろ、「おい、どこでそのブレスレットを手に入れたんだい?」と、いうやり取りになるかもしれない。

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コーアクシャルCal.3861の実力

 ムーンウォッチ マスター クロノメーターを手首に巻いたとき、ブレスレットが最大の目に見える変化かもしれないが、時計をひっくり返してみると、本当に注目すべきニュースが見えてくる:オメガ コーアクシャルキャリバー3861の存在である。マスター クロノメーター認定は、2つのテスト手順を組み合わせたものだ。1つめはCOSCによるムーブメントのテストで、スイス製クロノメーターの全てのムーブメントがクロノメーターのスペック内で動作していることを証明する責任を負う。もう一つは、METAS認定で、磁場に対する耐性、使用可能なパワーリザーブの範囲内での精度の偏差、その他の機能テストが含まれている。特にMETAS認証とは、少なくとも1万5000ガウスまでの磁場に耐えられることを意味し、MRI装置の磁石によって生み出される強さに相当する(木星への初の有人ミッションには、地球よりも一桁強い磁場に晒される想定である)  。

 また、私が知る限りでは、やや控えめな数字だが、精度は最大日差0~+5秒で調整されている。私がテストの機会を与えられたマスター クロノメーターの時計の数々は、概してスペックの範囲内どころか、はるかに優れたパフォーマンスを発揮している - 週に+1〜2秒内と公称値の範囲内だ。今回のレビューサンプルも例に漏れず、1週間後にHODINKEEアプリの設定時計と照らし合わせると、約+2秒の進みが計測された。

 ムーンウォッチ マスター クロノメーターの表側(ダイヤル)と同様、一見しただけでは、新ムーブメントを紹介することはそれほど簡単ではない。これは、名目上新しいキャリバーだが、1949年にオメガが最初に採用した初代Cal.321の絶え間ない進化における新章の幕開けであるという事実にも起因している。Cal.321がどのようにしてCal.1861へと徐々に進化していったかについては、記事「A Week On The Wrist The Omega Speedmaster 321, 39.7mm In Steel」の詳細な解説をご覧いただくとしよう。簡単に説明すると、コラムホイール、ブレゲ巻上式ヒゲゼンマイ、銅メッキを特徴とするCal.321は、1968年から、レバーカム式、平ヒゲのCal.861に置き換えられた。1996年には、Cal.861にロジウムメッキが施され、さらに受け石の追加により、その数は17石から18石に増えた。この新しいバージョンがCal.1861だ。Cal.1861のディスプレイバック(サファイアクリスタルの裏蓋を通してムーブメントが鑑賞できる仕様)モデルも製造され、Cal.1861のブレーキレバーがデルリン(プラスチック)製から金属製に交換されたCal.1863も製造された。

オメガ Cal.1861。

 横に並べて比較してみると、いくつかの微妙な違いが見えてくるが、2つのキャリバー間の最も劇的な違いは、表面的というより機能的な違いだ。

 また、Cal.3861には手がかりとなる目に見える違いがいくつか存在する。テンプ受け(テンプ上部の軸を支える金属製の突起)を見てみよう。Cal.1861には標準的な緩急針が搭載されているが、Cal.3861にはそれが存在しない。これは、Cal.3861にはフリースプリング式のアジャスタブル・マス・テンプが搭載されており、テンプに搭載されているミーンタイムスクリュー(偏心錘)で調速する仕組みであるわけだ。

 偏心錘は少し見づらいが、目をこらせば(ルーペでも良い)、見つけられるはずだ。ネジの形をしており、テンプのリムのスポークの間に据え付けられている。そしてもちろん、クロノグラフ秒針と分針のブリッジにも“Ω Omega 3861”と刻印されている。

 Cal.1861とCal.3861の仕上げ加工レベルはほぼ同等だが、全く同じではない。しかし、両者の微妙な違いは、クロノグラフの中間車のブリッジ(上の10時位置、左側の駆動輪列と中央のクロノグラフ秒針の間)にアングラージュ(面取り)加工が施されているが、Cal.1861にはそれがない。私はこの1週間、Cal.3861をじっくり見ていたが、Cal.3861の面取りの方が髪の毛の差ほど幅が広いのではないかと思ったことが幾度かあったが、誓って言えるほどの自信はない。一方、シースルーバック用のCal.1863の仕上げ加工水準はCal.3861とほぼ比肩するように見える。

 ムーブメントにこだわることは非難に値するだろうか? 私はそうは思わない(私のメカオタクぶりがHODINKEEの同僚達に時折からかわれることがあるが、私のように目が肥えてしまうと、称賛ばかりもできなくなるのは想定されることだ)。

 Cal.3861の技術的・美的進化を理解することは、この時計をよりよく理解するための道筋として、十分正しいと思う。ムーンウォッチは美しい腕時計であると同時に、その歴史の多く瞬間、厳しい試練に耐えて無傷で乗り切ることが期待されてきた道具でもある。Cal.3861がどのようにしてCal.321から派生したのかを知ることは、技術的にも美学的にも直結しているが、ムーンウォッチ マスター クロノメーターを身に着けたときの感動的な体験に大きな意味を与えてくれる(少なくとも私の場合、塩場はどこにいってしまったのかという不安を和らげてくれる)。


A Week On The Wrist

 読者諸君、私はこの時計を伴侶に選んだのだ。

 認めよう、私は見つけなかったが、見つけたかった。確かに、私はムーンウォッチに関して、ロミルダ・ベインに媚薬を飲まされたロン・ウィーズリー(編注:いずれも『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物)のように、目がギョロギョロして、批判的ではなくなり、慕い、オタクのようにふさぎ込み、ボーっとした状態となる。それでも、私はCal.3861の欠点を見つけることができるならば、それが強奪者の汚名を被ることになったとしても覚悟を決めていた。しかし、結局のところ、私が手に入れたものは、ムーンウォッチを王座から引きずり下ろすというよりは、ほとんど全てのレベルで分かりにくいが、著しい改良が施されたもので、ヴェスパー・リンドが目測でフィッティングしてくれたスーツを着用した、ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドのような隙のないものだった(編注:映画『007 カジノ・ロワイヤル』の1シーン)。

 引退するCal.1861ムーンウォッチは、その魅力を失うことはないだろう。この時計は、私がこれまでに所有した最初のスイス製高級時計だった。もし私がタイニー・ティム(編注:ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』に登場する病弱な子どもの登場人物)のための新しい松葉杖を購入するために、身の回り品を売却しなければならなくなった場合、この時計はおそらく処分する最後のものになるだろう。そして、私はこの浮世から旅立ち、天の声に召されるその日までこの時計を愛でるだろう。とはいえ、それを見ても良いものを見抜く習慣はやめられないし、新しいCal.3861はとても鳥肌が立つほど素晴らしいのだ。

 刷新されたブレスレットは、喜びと驚きに満ちている。同時にオメガがもっと前にムーンウォッチのブレスレットを改善していればよかったのに、と思わないでもないが、実現しないままよりはようやく実現されたことを喜ぶべきである。ドットオーバー90(この時点でスピードマスターファンにとっては、「ヴィンテージ万歳!」の巨大な電光掲示板が点灯するし、私もこれが好きだ)やステップダイヤルなど、ムーンウォッチ マスター クロノメーターを先代モデルと差別化するディテールは、それ自体は特に目立ったものではない。新しいブレスレットの外観と手触り、ダイヤルとベゼルへの敬意を込めたアップデート、そして新ムーブメントが、ムーンウォッチに新たな透明感を与えている - まるであたかもオメガ スピードマスター ムーンウォッチという名曲のリマスタリング盤を聴いているかのようだ。

  ムーンウォッチ マスター クロノメーター は注目を惹きつけ、腕に着けたときの感触も最高だが、神とジーン・クランツが意図した通りの使用感なのだろうか? スイッチングシステムは同じなので、クロノグラフのプッシャーの感触も同じだと思うだろう。我々が手にしたムーンウォッチ マスター クロノメーターが工場から出荷されたばかりの新品だからかもしれないが、私の所有するCal.1861ムーンウォッチよりも操作感がスムーズに感じられた(妻よ、すまない)。しかし、それはまた、工場での生産工程や組み立ての微妙な最適化を反映しているからかもしれない。

 残った疑問がひとつある:この新しいムーンウォッチは宇宙飛行に適しているのか? 答えは、少なくとも今のところ、「イエス」だ。私はこれについてオメガに確認し、嬉しい驚きであるのだが、新しいムーンウォッチは、有人宇宙ミッションのために初代のCal.321スピーディを認定したとき、NASAによって最初に行われたのと同じ一連のテストを実施させられたという。これは、振動テスト、高温/低温テスト、高デシベル音暴露テスト、その全てに合格済みということだ。私が未確認なのは、この時計がNASA側で“検定済(flight-qualified)”とみなされているかどうかだが、それ以外は考えられない。いずれにしても、私はムーンウォッチ マスター クロノメーターを宇宙飛行資格があると考えるのは、全くもって合理的 -de jure(正当)ではないにしても、de facto(既成事実)としてそうであることは確かだ - もし国際宇宙ステーションへのゴールデンチケットを手に入れるチャンスがあれば、かけがえのない相棒となるだろう。

 心に留めておくべきもう一つの注意点は、もし宇宙飛行資格適合モデルを望むならば、厳密に言えば、ヘサライトクリスタルを搭載したソリッドケースバックモデルを選ぶべきである。そうすれば、サファイアモデルを“本当に信仰すべきもの”からの退廃的な逸脱モデルとして見下ろす楽しみも得られるが、一方で新ムーブメントを眺めることができなくなってしまう。

 Cal.1861 ムーンウォッチを所有することは、Cal.3861に対する一種の免罪符が与えられると思っていたが、テーマが非常に似ているのは事実だ。いわば「ムーンウォッチ 冒険への鍵(Moonwatch In The Key Of Adventure)」のようなタイトルがお似合いだ。しかし、ムーンウォッチ マスター クロノメーターは抜きん出た存在で - 技術的にも十分に優れていると言わざるを得ないが、さらに独自の魅力をもっている。ロングセラーの愛すべきアイコニックな時計に変更を加えようとすることは、古典性を台無しにする危険と隣り合わせである。そのことを承知の上で実行するならば、こういうやり方こそ望ましい。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ コーアクシャルキャリバー3861:ケース、ステンレススティール、直径42mm、サファイアクリスタル、タキメータースケール付きアルミベゼル。ムーブメント、コーアクシャルキャリバー3861、2万1600振動/時、26石、50時間パワーリザーブ、3レジスタークロノグラフ、METASおよびマスタークロノメーター認定取得。1万5000ガウス以上の耐磁性能、日差0/+5秒以内。

価格:ヘサライト風防スティールブレスレット、67万円(税抜)。さらなる詳細はオメガ公式サイトをご覧ください。

Photographs by ティファニー・ウェイド