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Introducing ラドー トゥルー スクエア アンデジタル オートマティック

ハイテクセラミックスの先駆者が、日本のデザイナーデュオとコラボレーションし誕生したユニークな1本。

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クイック解説

 ハイテクセラミックスを腕時計にいち早く採用し、現在もその素材をトゥルーシリーズを中心に取り入れ展開しているラドー。本サイトでもこれまで、トゥルー シンライントゥルー シークレットなどをご紹介してきました。そのラドーが、新たに日本のデザインスタジオとのコラボレーションモデルを発表。

デザインスタジオYOYの小野直紀氏と山本侑樹氏

左から山本侑樹氏と小野直紀氏。

 テーマは、デジタルとアンデジタルで、コラボレーションのベースとなったモデルは、スクエア型のハイテクセラミックスケースが特徴のトゥルー スクエアです。

 今回、そのトゥルー スクエアをキャンバスにデザインを手掛けたのは、日本を代表するデザインデュオ、YOY(ヨイ)。YOYは、2011年に小野直紀氏と山本侑樹氏によって立ち上げられた東京を拠点とするデザインスタジオで、「空間とモノの空間」をテーマに家具や照明などインテリアに関連したデザインで知られています。手掛けた作品はMoMAをはじめ世界各国で展示されており、彼らが腕時計のデザインを行うのはこれが初めてのこと。ラドーは、これまでも世界的に著名なデザイナーとのコラボレーションを行っていますが、この“トゥルー スクエア アンデジタル オートマティック”は、これまでになくコンテンポラリーに仕立てられた作品です。

 ケースは、もちろんハイテクセラミックス製で、サイズは直径38mm。モノブロック構造を採用しながら厚さはわずか9.6mmしかありません。ケース全体にマットブラック仕上げが施されています。ラドーのトゥルー スクエアコレクションは、基本的に光沢感のあるハイテクセラミックスが中心であり、質感だけでも新しく感じられます。文字盤もトーンを統一したマット調のダークグレーで、インデックスはなく、あるのは6時位置の“RADO AUTOMATIC”と“SWISS MADE”だけ。そして最も特徴的なのは、時分針です。

 YOYは、デジタル時計の表示形式である7セグメントディスプレイ(個別に点灯できる7つのセグメントでアラビア数字の1字を表現する方法)をアナログ針のデザインに用いることで、視覚的にデジタルであるが、そうではない「アンデジタル」になっています。どちらの針も同じ長さですが、一つ消灯したデザインにすることで時針を表しています。どちらの針もスーパールミノバがしっかりと塗布されていて、暗闇で発光し浮かび上がる様子は、まさにデジタルで時刻表示がされているように感じられます。

 ケースバックは、ブラックPVDコーティング加工が施されたチタニウム製。内部には、最大80時間のパワーリザーブをもつETA C07ムーブメントを搭載。価格は税抜で24万円です。

ファースト・インプレッション

 ラドーは、これまでハイテクセラミックスを採用したスクエアケースのモデルをリリースしてきました。同社が初めて腕時計にハイテクセラミックスを用いたのは1986年で、同素材を採用した初のモデルとして“インテグラル”があり、その後は“セラミカ”、“シントラ”など様々なモデルが続き、現在も存在するトゥルー シンラインが登場したのは2011年こと。今では色々な形状に変えて作ることができるまでになりました。

 YOYは今作のデザインにあたって、1980年代当時に近未来的だった7セグメントディスプレイによる、デジタル表示とスクエア型のセラミックス素材の組み合わせを機械式時計に取り入れることで、「クリエイティブ」で、「クレバー(巧い)」であり、「ユーモアたっぷり」な時計として、新たな解釈を表現しているのだそう。

今の時代、時計を含む世界中の様々なものがデジタルになっています。そのような中でデジタルなものをアナログな世界にもってくることで新たな表現をみつけることができるのではないかと考えました。

– YOY

 僕は、初めてこの時計を見た時にダークトーンインデックスのないクリーンなデザインから、Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチを連想しました。全体的に控えめなテイストですが、7セグメントディスプレイ形式で表示された時分針はインパクトがあり、リューズを引いてその針が回転するさまを見ていると、シュールな感じがして確かにYOYが言うようにユーモアたっぷりだと感じました。これまでのデザイナーコラボモデルも魅力的なものは多かったですが、IT業界でデジタル分野に長らく触れてきた僕としては、今作は最も面白いと思ったモデルの一つです。

 ハイテクセラミックスを使いながら現代のトゥルー スクエアが実現している立体感のある凝った造形は、長年にわたって同素材を扱ってきたラドーだからこそなせる技でしょう。同社のデザイナーとのコラボレーションは、これからも続いていくため、ハイテクセラミックスケースをキャンバスにどのような表現がなされるのか、今後も楽しみでなりません。

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基本情報

ブランド: ラドー(Rado)
モデル名: トゥルー スクエア アンデジタル オートマティック(True Square Undigital Automatic)
型番: Ref.R27075152

直径: 38mm x 44.2mm
厚さ: 9.6mm
ケース素材: ハイテクセラミックス
文字盤色: ダークグレー
インデックス: なし
夜光: あり、針
防水性能: 5気圧(50m)
ストラップ/ブレスレット: セラミック製ブレスレット


ムーブメント情報

キャリバー: Cal.ETA C07
機能: 時、分
直径: 26mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: 約80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 23
クロノメーター認定: なし


価格・発売時期

価格: 24万円(税抜)
販売時期: 発売中
限定: 世界限定1002本

詳細は、公式サイトへ。