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時計のリストショットの上手な撮り方

ジェームズ・ステイシーによる、iPhoneでの時計撮影チュートリアル第2弾。

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時計が好きで、Instagramのアカウントをもっている人なら、リストショット写真を投稿したことがあるだろう。2枚、または100万枚。大丈夫! 心配しなくて良い。ここは安全な場所だ。過去数年の間に、かつてはニッチなフォーラムや古くさいWeb掲示板でのスクロールのネタとして始まったものが、ソーシャルメディアのおかげで、オンライン時計愛好家のデフォルト言語になった。

 それでは、リストショットのコツを詳しく見てみよう。しかし、基本的なことは全て先月公開した記事「腕時計の写真の撮り方 - スマホで格好よく撮るコツとは」で紹介したものと同じなので、ご安心を。前の投稿で確立したフォーマットに続いて、これはストレスを最小限に抑え、結果を最大化するための初心者向きのガイドだ。もし、理論や専門用語、そしてより複雑なことを求めているなら、他を参考にして欲しい。


必要なものは...

リストショットをきれいに撮るために必要なものは全て揃っている - あとは自分の手首を加えるだけだ(ライカQで撮った写真)。

カメラ: 前回の記事と同様、これらの写真は(特に明記されていない限り)現行のiPhone 12 Pro Maxを使い、JPEG形式でHDRを有効にせずに撮影している。そうはいっても、自分のリストショット画像を作るのに十分な近さでピントを合わせることができるカメラであれば、どんなものでも構わない。このレベルでは、道具はそれほど重要ではない。

光源: ここで最も簡単なのは、大きな明るい部屋、もしくは大きな窓の近くのスペースだろう。また、光源(デスクランプや専用のカメラのフラッシュまで何でも)を使用することができるが、それだと複雑になってしまう。

白いシャツ: これにより、写真の暗い部分に光を跳ね返す反射板として自分の体を効果的に使うことができる。

黒い発泡スチロール板: 時計の風防やダイヤルの反射を遮るのに便利。外出先でのリストショット用に持ち歩くものではないと思うが、意図的に撮影する場合には間違いなく便利だ。

: 自分の前腕部をみんな撮影場所にもってくると思うが、リストショットでは、特徴のない肉付きのチューブのように見える。長袖を着よう。例えば、質感の異なる素材を重ねた袖口、あるいはデニムジャケットなど(私がしたように)。これによって、写真の質感、奥行き、視覚的な関心が高まる。


撮影プラン

 明るい空間がカッコ良い時計と袖の組み合わせを輝かせるため、時計が清潔であること、針が写真の邪魔にならないようにセットされていることを確認しよう(ダイヤルのブランドロゴや主要な機能、デザイン要素を隠さないように注意)。

 これを確認したら、ステップはフラットレイ(俯瞰撮影)撮影の方法と非常によく似ている。光は一方向からの光なので、明るすぎず暗すぎない写真を撮るにはどうすれば良いかを判断する必要がある。

 同様に、設定の要素は同じで、手首に着けた時計(a)、光源(b)、反射するもの(c)がある。

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撮影する

ステップ 1: 光の両面を見る

手首を快適な位置で固定し、できれば時計全体が見える位置(袖口の下ではなく)で、リューズが手の甲に食い込まない位置が良いだろう。一般的に、画像は明るさのグラデーションがあり、光に最も近い部分が最も明るく、手首の内側と胴体の間の部分が暗くなる。

白いシャツをほとんど覆った状態で撮影した。悪くはないが、ダイヤルと手首の下側が少し暗い。

ステップ 2: 暗い部分を明るくする 

ここで白いシャツの出番だ。カメラは明るさを管理できる(露出オーバーにならないようにする)が、その暗い部分に光を反射させることができる白いシャツを着ることによって、その手助けをすることができる。

反射するもの(この場合は白いシャツ)で光を加えると、シーンが明るくなり、ダイヤルやケースの形がより強調される。

ステップ 3: カメラが見ているものを見る

時計のバランスがとれているように見えたら、スマホを手に取り、画面上でどのように見えるかを確認する。タップして文字盤にフォーカスし、カメラが適切に明るさのバランスを調整しているかどうかを見てみよう。ステップ 1と2をこなした後、光のバランスが取れているなら、あと必要なのは画像を明るくしたり暗くしたりするために露出を手動で調整するだけ。iPhoneでは、フォーカスボックスの横に表示される太陽のアイコンを指で上下にスライドさせることで調整できる。明るすぎる?→下にドラッグ。暗すぎる?→上にドラッグして調整しよう。

ステップ 4: 反射を無くす

時計のダイヤル(おそらくリストショットの中心となる部分)に注意を向けよう。反射するものは? 大抵、特に明るい色の天井(または空)に時計を向けている場合、スマホやカメラの輪郭が見える。

ブロックなし(反射を隠すための)で撮影した例。この古いクロノグラフのやや光沢のあるダイヤルとプレキシ風防によって、どれだけのことがバレるかに注目。

 家で撮影している場合は、発泡スチロール板の一部をつかみ、それが前述の反射をブロックしながら、カメラがボードを介して撮影できるよう、板に穴を空けてカットする。もし外出先の場合は、より創造的になる必要がある。手首を上げて空から時計の角度をつけたり、手首を傾けて余分な光をブロックするようにしてみて欲しい。日よけや頭上のカバーなどの下に立つこともできるだろう。他の全てが失敗した場合は、チラチラと見られることになるが、シンプルな傘が見事に仕事をしてくれる。

 反射を無くすには練習が必要で、僕は反射なしでは屋外でリストショットを撮ることができない状況を何度も経験してきた。明るさと暗さの理想的なバランスのために体勢を調整するのは非常に愚かに見えるかもしれないが、僕はそれが簡単な方法であることを保証する(もしくは、見た目を気にするのをやめるだけかもしれないが)。


シェア!(撮影後の詳細)

InstagramやHodinkee用に編集した場合の最終ショット。キズやホコリのほとんどを除去した! 

 お気に入りの画像編集アプリ(iPhone、もしくはInstagramに内蔵されているものは、手始めには最適だ)に、撮影したばかりのリストショットを保存して、投稿する前にちょっとした最終調整を行う。少しの練習で、あなたもプロレベルのハンドモデルができるようになるだろう。

編集者注: もし撮影に関する質問があれば、コメント欄まで。できる限りご返信いたします。