Year In Review 2022年のHODINKEE Japan人気記事ベスト10

HODINKEE Japanでは、毎年1年の締めくくりに過去365日間に掲載した記事のなかで最も人気のあった記事を紹介するのが恒例になっています。編集部のメンバーがお気に入りを選ぶのではなく、ページビューという純粋なひとつの指標で紹介するもの。

　1位に選ばれたのは、今年最も話題になったあの時計の記事で「やっぱり！」と思われる方も多いかもしれませんが、ランキングのなかには予想もしなかったものもあるかもしれません。それでは2022年のHODINKEE Japanの人気記事をご覧ください。

2022年、円安や繰り返される値上げによって、時計は高くなったなぁと思った方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。でも大丈夫、もちろん「高い時計を買わなくても、時計趣味は楽しめる」もの（2021年のヒット記事のひとつ）ですが、注意深く探せば、10万円以下というちょっとした金額で手に入れることのできる魅力的な時計は数多くあります。HODINKEEチームのメンバーが選んだ10万円以下のベストチョイスが今年の人気記事トップ10に選ばれました。

『Editors' Picks 10万円以下で購入できるおすすめの時計』

ロレックスのスポーツウォッチのなかでも最もわかりやすい歴史を持つモデルのひとつであるエクスプローラー。HODINKEEおなじみのリファレンスポイント記事では、エクスプローラーの起源から2021年に36mmにサイズダウンしツートンモデルも登場し大きな話題となった最新モデルまでを網羅してご紹介しています。明快でクラシックなデザインが歩んできた軌跡を改めてご覧ください。

『Reference Points: ロレックス　エクスプローラー 完全コレクターズガイド』

これから腕時計のコレクターになる人、あるいはすでにコレクターである人が、ある時点で経験する一連の8つのステージについてダニー・ミルトンが解説。時計に夢中になって、自分のための1本を探し、購入して......きっとあなたもこのステージのどこかにいるはず。これから時計趣味をはじめるひとが心構えとして読んでもいいし、コレクター歴25年以上というようなベテランが改めてチェックするもよしです。

『時計との付き合い方、8つのステージ（運がよければ9つのステージ）』

腕時計というニッチな趣味の世界では、ケースサイズの数mmの変化が大きなニュースになることがしばしば。HODINKEE本国の新作リリース記事でも「もう少し小さなサイズだったなら」というコメントもよく見かけます。この記事の筆者ローガン・ベイカーが主観たっぷりに時計の大きさついての誤解を業界的にエクストララージサイズと捉えられる44mm前後のダイバーズウォッチを多く展開するグランドセイコーを例に解説しています。

『Second Opinions: グランドセイコーのダイバーズウォッチが証明する、時計の大きさついての誤解』

4度の公開延期という不遇の運命をたどった『トップガン マーヴェリック』が2022年に満を持して公開。世界的な大ヒット作となり、日本では何度も繰り返し映画館に足を運ぶファンたちのあいだでハッシュタグ「#追いトップガン」が話題になりました。これからはじめて観る方もさらに追いトップガンをする方もストーリーのネタバレなしの本記事でマーヴェリックたちの手首の予備知識を入れれば、映画をさらに楽しめる（時計愛好家らしく）こと間違いなしです！

『Watching Movies: 映画『トップガン マーヴェリック』の腕時計、トム・クルーズがポルシェデザインのクロノグラフを装着し戦闘機を操縦』

HODINKEEのスタッフや友人に、なぜその時計が好きなのかを語ってもらう人気企画「Watch of the Week」。HODINKEEのソーシャルメディアマネージャーのトレバー・ギリランドが、ロレックスのショーケースで見かけてから人生の4分の1を占める時間恋い焦がれた時計をついに手にするまでの物語です。

『WATCH OF THE WEEK: 7年間待ち焦がれたロレックスのこと』

ダニー・ミルトンが家族とともに妻に贈ったロレックスのオイスターパーペチュアル 36mm。そのサイズ感から贈ったあとに何度か試着を試みるも妻からの答えはノー。イージーリンクエクステンションシステムを使えばつけられるのではと考えてみたりと、ダニーの挑戦の行方は以下から確認できます。

『妻がロレックス　オイスターパーペチュアル 36mmを貸してくれない件』

日本では発売日に大混乱を引き起こし、結局発売開始されなかったムーンスウォッチ。世界最大規模のリリースに際し、ニューヨーク、ラスベガス、シンガポール、マイアミの4都市の大行列で見かけた腕時計をご紹介。

『Watch Spotting ムーンスウォッチに並ぶファンの手首をチェックしてみた』

カナダ在住のエディターであるジェームス・ステイシーは、業者向けのガレージセールで販売されていた50カナダドルの時計の袋売りを手に入れました。いいものからあんまり嬉しくないもの、それから謎めいた腕時計までたくさんのものが詰め合わせられていました。いずれにしても楽しい時計袋詰めの全容は以下のリンクからご覧いただけます。

『Buying, Selling, & Collecting 50カナダドルで入手した時計がギッチリ詰まった袋の中身』

今年最も読まれたのは、スウォッチとオメガのコラボレーションによって誕生したムーンスウォッチの記事です。3位にランクインした記事掲載の大行列の写真からもわかるとおり、これは歴史的なリリースでした。時計好きではなかった友人から「どうやったら手に入れられるのか」相談を受けた読者も少なくないのでは？　2023年はムーンスウォッチのような予想外のコラボレーションやメガヒットは誕生するのか。それも時が経てばわかることですね。

『Introducing: オメガとスウォッチによるスピードマスター ムーンスウォッチが登場』