Photos by Danny Milton
先日、オメガが小さな装置について大きな発表をしたことはご存じだろうか。その発表を聞いたのは、私からだったかもしれない。私はその2日間をオメガ本社のあるビエンヌですごし、新しい自社製キャリバー9920とスピードマスターコレクションの新作について公開した。そう、スーパーレーシングだ。時計そのものについてはどうであれ、オメガの新しい微調整システム“スピレート™”は、精度という点でオメガの新章の始まりを示唆している。今後数年間、この新しい調整方式がどのように製品ラインナップに導入されていくのか楽しみだ。
せっかく取材に来たのだから、カメラを有効活用しようと思った。なので、オメガの自社工房、そしてミュージアムを見学した。工房内は撮影禁止とのことで残念だったが、写真を撮られたくない時計師や職人が大勢働いているのだから仕方がない。しかし、製品発表会に参加した人々のリストショットを撮ったり、発表会中にベルン郊外にあるオメガの敷地内でスナップショットを撮ったりすることができた。
先日発売されたオメガの新作、スピードマスター スーパーレーシング。
オメガのアーカイブにある歴史的な作品から建築物、そしてさまざまなスピードマスターまで(記事内トップ画像のアラスカプロジェクトも)。この数日間を写真で簡単に振り返るので、楽しんでもらえればと思う。
オメガの新しいロードサイド・フォト・アトラクション、工房の外に設けられた巨大なロゴ看板のある風景。
飲みたくなくなるくらい、おいしそうだ。
オメガの自社工房の建築的特徴として、いたるところに木が使われていることが挙げられる。 木材は、建物の骨格構造の一部にもなっている。
素晴らしいダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号。
工房のミニチュアモデルの前に、分解されたスピードマスターのパーツがいくつか浮かんでいる。
ムーンウォッチ 1861。モダンクラシックウォッチの代表格だ。
スピードマスター クロノスコープを目撃!
もしランチェロを見かけたら、その場でランチェロの写真を撮るのだ。
シルバー スヌーピーを持って、旅に出よう(月の周りとか)。
このブルーベゼルのスピードマスター CK2998は、なかなかお目にかかれない。
美術館に入る前に、外観を撮影。
細部にまでこだわりが見られる。館内には黄金の宇宙飛行士がいるだけでなく……、カーペットにも注目だ!
ヴィンテージ広告のよさを伝える廊下。
地球と月が織りなす、タイムゾーンのフロア。
このミュージアムには、歴史的に重要な作品が展示されている。
1930年代にカルティエのために作られたオメガ マリーン。
フォトフィニッシュカメラを含む、オリンピック初期のタイマー。
スミソニアンから直送された、NASAの機材。
アラスカプロジェクトを目撃。
そして、初期のデジタル式スピードマスター。
ヴィンテージのシンプルなシーマスター クロノグラフ。
スピードマスター 。箱あり、ペーパーなし。
ガラスケース内に時計がある場合、光がちょうどいい具合に当たることがある。
このシーマスターとのアンサンブルは、実に見事だ。
初代スピーディー チューズデーを実機で見ることができたのはよかった。
それでは、さようなら。
HODINKEEはオメガの時計の正規販売店です。
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