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ヴィンテージウォッチ 初心者にもオススメな普段使いできる名品と購入時に見るべきポイント 防水モデル編

初めてのヴィンテージウォッチの購入で失敗しないためには、どんなモデル良く、何を基準に判断すれば良いのか? 各ブランドが誇るオススメの名品の魅力と、購入の際にチェックしておきべきポイントを解説する。

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先日、HODINKEEでは「ヴィンテージウォッチを買う前に必要な7つの質問」と題した記事を公開した。そこでは、購入時のリスクを軽減するための7つのポイントを解説したが、どんなものを買うべきかについては触れなかった。

 では、どんなものがオススメなのか。初めてなら、まずはリーズナブルな価格のものが良いのでは? と、つい考えがちだが、これはオススメしない。気に入った時計がたまたまそうであったなら話は別だが、買いやすい価格を最優先に選ぶことは、もしかしたらヴィンテージウォッチが嫌いになる大きな要因になりかねないからだ。


初めてのヴィンテージウォッチとして選ぶべきものとは?

 ここで筆者の体験談を紹介したい。筆者が初めて購入したヴィンテージウォッチはオメガの30mmキャリバーを搭載したものだった。30mmキャリバーといえば、オメガの長い歴史の中でも傑作ムーブメントのひとつとして真っ先に挙げられる名品だ。だが、選んだものが悪かった。eBayで時計を探し、価格を最優先に購入してしたのだが、手元にやってきた時計はムーブメントこそ、まさにオメガの30mmだったが、外装はオリジナルかどうかの判断もつかない状態で、針もスムーズに回らないバッドコンディション。しかも、少し汗をかくとすぐに風防内が曇ってしまい、まもなく着けるのを諦めてしまった。

 そこで本稿では、筆者と同じような失敗をしないために、初心者にもオススメな名品を「防水モデル編」と「クラシックモデル編」の2回に分けて紹介したいと思う。なお、本企画に際して、日本屈指のヴィンテージウォッチ専門店として知られているケアーズとシェルマンの両店に協力を得て取材を実施。取材を通して得られた“購入の際に見るべきポイント”についても、モデルごとに解説する。

 前編となる本稿では、初心者でも比較的扱いやすく、ヴィンテージウォッチの中でも普段使い向きである防水モデルの名品を見ていきたい。


IWC ヨットクラブ

優れた耐衝撃性を発揮したヨットクラブ。Ref.811AD(後に1811ADとして再設定)としてリリース。ステンレススティールモデルがスタンダードだが、14Kゴールドトップ、18Kイエローゴールド、ホワイトゴールドモデルなども作られた。基本的にムーブメントはCal.8541か8541Bを搭載する。このヨットクラブの成功を受けてIWCは、1976年にシリーズを拡大。ゴルフクラブ(Ref.1830)、ポロクラブ(Ref.1831または1931)が登場し、1977年にはデザインを大きく変更したヨットクラブII(Ref.3212)も作られた。

SSケース。ケース径36mm。自動巻き(Cal.8541B)。1972年製。参考価格23万円(税抜)。撮影協力:ケアーズ表参道店

 ヨットクラブが登場したのは1967年。今なおIWCの根幹を成す、ペラトン自動巻き機構を採用したCal.85系を搭載するスポーツウォッチである。この機構は当時の技術責任者だったアルバート・ペラトンが開発したもので、ローターの両方向の回転運動を全て主ゼンマイの巻き上げに利用する爪レバー(ラチェット式)式の巻き上げシステムを採用している。巻き上げ効率の良し悪しについては様々な見方があるため本稿では割愛するが、Cal.85系ムーブメント最大の特徴は、耐衝撃性に優れていた点だった。重いローターを支えるローター受けは、ヘビのように曲がりくねった形状をしており、その先端にあるローター受け真にローターがセットされている。これによりローターが衝撃を受けても、ローター受けの曲がりくねった部分がショックアブソーバーの役目を果たし、ローター受け真が衝撃でダメージを受けないようになっている。

 加えて、ヨットクラブが入念だったのは、ムーブメントとそれを収めるインナーケースの隙間に5つのラバーパーツを設けたことだ。いわば、ムーブメントを“宙吊り”状態にした構造で、これがより一層優れた耐衝撃性をヨットクラブにもたらした。加えて、防水リューズとスクリューバックは、ヨットクラブにスポーツウォッチとして相応しい防水性をも与えたのだった。

 現代のスポーツウォッチような性能を期待してはいけないが、きちんとメンテナンスされた個体であれば、現在においても普段の生活の中で使う分には十分な性能を期待できるヨットクラブ。ヴィンテージウォッチの扱いに不慣れな人でも、ヨットクラブなら安心して着けられるはずだ。

 ヨットクラブを選ぶ際にまず見るべきはリューズだ。オリジナルは魚マークの入った防水リューズが付いている。少なくとも、このリューズが付いていない場合はリューズが交換されていることを示しているため、注意が必要だ。  

 また、魚リューズが付いているとしても、マークが薄くなっている場合は、たとえオリジナルでも使い込まれている可能性が高い。普段使いを想定しているなら注意した方が良いだろう。同じような理由で裏蓋もチェックしたい。オリジナルの裏蓋にはシリアルナンバーが刻印されているので、その状態を確認しておきべきだ。

 次にベゼルとケース。ヨットクラブの細いベゼルはポリッシュ仕上げ、ケースはヘアライン仕上げとなっている。特に注目したいのはケースだ。フロントもサイドも縦方向にヘアラインが入っているのが本来の状態で、そうでない場合はヨットクラブに精通していない第三者によって磨かれたことが示唆される。同様に風防は縁が丸く膨らんだ形状をしており、そうでないものは純正ではないものに交換されている可能性が高い。

 なお、針は若干のディテールの違いはあるが、先端が尖ったペンシル針。インデックスはアプライドのバーとドットの組み合わせが最もスタンダードだ。ダイヤルカラーはシルバー、ないしはブルーのモデルが多く作られたようである。また、レザーストラップ仕様の他にゲイ・フレアー社製のオリジナルブレスレット付きモデルも販売されていた。7連のコマをもつ“ライスブレス”が最も多いが、当時のインヂュニアに見られる3連コマの強固なブレスレットをもつタイプもある。ブレスレットについては状態を見ることも重要だが、ケース部分と時代的に合っているものかどうかなど、リテーラーに細かく確認するのがベターだ。


オメガ シーマスター

オメガ初のウ⁠ォ⁠ッチコレクションとされるシーマスター。アラビア数字とくさび形インデックスを組み合わせたダイヤルとドーフィンスタイルの針は1950年代のシーマスターによく見られる組み合わせだ。また、ブレスレット付きモデルを比較的探しやすいのもヴィンテージシーマスターの魅力のひとつ。写真は中央5連の連結部分が米粒の様であることから“ライスブレスレット”と呼ばれるSSブレスレットを備えた個体。多くのモデルに採用された。コマは板を巻いただけの中空構造なので、伸びには注意したいが、今でも良いコンディションのものを探すことはそれほど難しくない。

SSケース。ケース径34mm。自動巻き(Cal.500)。1950年代製。参考価格16万円(税抜)。撮影協力:シェルマン銀座店

 今もオメガのコレクションの大きな柱の1つとして様々なモデルをラインナップするシーマスター。初登場は1948年。オメガは1940〜1945年にかけて⁠、英国空軍やその他の部隊用として11万本以上の時計を納入したが、シーマスターはそうした軍用時計に用いられた耐久性や防水性⁠に関する優れた技術をベースにした防水ウォッチである。また、オメガ初の自動巻きムーブメント、Cal.28.10(後の340、350系)を搭載するコレクションとしてスタートしたが、後年は拡大する需要や時代に合わせて、実に様々なデザイン、ムーブメント、そして機能をもつモデルが製造された。

 そうした歴史を踏まえ、かつヴィンテージの範疇に収まる個体の中からシーマスターらしいものを選ぶとしたら、やはりオススメは自動巻きモデルである。ただし、ケースはSSをはじめ、ゴールドトップや金無垢仕様まで作られ、さらに多くのダイヤルデザインがあり、針やインデックスのデザインも加えると膨大な数になる。そこで選ぶ際に注目して欲しいのが、どの自動巻きキャリバーを搭載するかということだ。

 というのも、ムーブメントに注目することで、大まかな製造時期やどんな特徴をもつ個体であるかを判断できるからだ。そして、その上で好みのデザインや仕様を探した方が、より理想に近いものと出会える確率が高くなる。ヴィンテージモデルの範疇に収まる自動巻きキャリバーは、大きく分けると3つに分類できる。

 一つは初の自動巻きである340、350系キャリバーだ。1943〜53年にかけて製造された28.10mm径のムーブメントで、340系(Cal.340/341/342/343/344)はスモールセコンド、350系(Cal.350/351/352/353/354/355)はセンターセコンド仕様。共にバンパー式と呼ばれる半回転ローターのラチェット式自動巻き機構を備えている。

 次いで登場したのが、1955〜57年にかけて製造された500系キャリバー。正確に言えば、470系と490系を含めたムーブメント群で、いずれも全回転式ローターのスイッチングロッカー式(遊動車式)自動巻き機構をもつ。470系(Cal.470/471)は25mm径、490系(Cal.490/491)は28mm径のスモールセコンド仕様、そして500系(Cal.500/501/502/503/504/505)は28mm径のセンターセコンド仕様だ。主力となった500系と比べると470系、490系のムーブメントをもつシーマスターは比較的珍しい。

 そして3つめが550、560系キャリバーである。1958〜67年にかけて製造されたもので、500系キャリバーとは異なり、ベースから一新。27.9mm径となり、全回転式ローターのリバーサー式(切替車式)自動巻き機構をもつ。550系(Cal.550/551/552)はデイトなし、560系(Cal.560/561/562/563/564/565)はデイト付き、そして晩年にはバリエーションとしてデイデイト表示付きの750系(Cal.750/751/752)も作られた。

 普段使いの性能を最優先するなら、やはり自動巻きとして最も完成度が高まった550、560系キャリバーが最善であろう。晩年のモデルにはクロノメーター認定のCal.551や564を搭載するモデルが投入されており、実用的な精度も期待出来る。ただし、それ以前のムーブメントを搭載するモデルも性能が劣るわけではないため、コンディションや好みのデザイン、ディテールであるかを判断しつつ選ぶのが良いだろう。ちなみに、各3桁のキャリバーナンバーのうち1桁めの数字は製造時期、緩急装置やカレンダーの有無、クロノメーター仕様か否かなど仕様の違いを表している。そのため、この1桁めの数字を見ることで、好みに応じたより細かな判断ができる。

 ムーブメントに次いで見るとしたら、ケースとリューズである。製造時期によりその形状や仕様は異なるが、前述の自動巻きキャリバーほどのバリエーションはない。
 製造時期やケースの仕様に応じて型番が設けられており、初期のシーマスターである350系キャリバーを搭載するモデルではデイトなしのRef.2577、カレンダー付きのRef.2757、続くRef.500系キャリバーを搭載するモデルであればデイトなしのRef.2846、デイト付きのRef.2849の型番をもつケースがポピュラーだ。1955年以降になると、シーマスター 300にルーツをもつケースも作られた。前述の型番のケースでは多くが全面ポリッシュ仕上げだが、こちらはラグ側面がケースと一体のラインを成しており、前面はポリッシュ、側面は縦のヘアライン仕上げとなっている。550、560系キャリバーをもつモデルに使用され、ボンベダイヤルを備えた前期タイプのRef.166.010、フラットダイヤル仕様のモデルに用いられた後期タイプのRef.168.024がよく知られている。
 裏蓋には防水スナップバック、あるいはスクリューバックを採用するが、これは製造時期によるというよりもケースデザインに結び付いた仕様の違いとなっている。

 また、リューズもケース同様、製造時期や搭載ムーブメント、そしてダイヤルデザインなどによって異なる。例えば、本稿で掲載したシーマスターのリューズは1950年代のシーマスターによく見られる“クローバークラウン”と呼ばれるクローバーの葉のような形状をしている。もちろん、これ以外にも様々なデザインがある。

 ちなみに、ケースの型番に関しては裏蓋の内側に刻印されているので、購入の際はリテーラーに開けて見ることはできるか確認してみるのも良いだろう。加えて、オメガの公式サイトのヴィンテージウォッチページで過去に販売されたモデルの詳細を検索することができる。ダイヤルバリエーションまでは追えないが、登場年のほか、搭載ムーブメント、型番、ケース素材などを画像と共に確認できる(画像がないものもある)ため、この詳細情報と照らし合わせながら、コンディションを考慮して目当ての個体の外装におかしな点がないかチェックするのが良い。


ロレックス Cal.1570搭載のオイスターモデル

Cal.1570を搭載したオイスターパーペチュアルデイト。サンバースト仕上げのシルバーダイヤルはよく見られる仕様だが、例えば、写真の個体のように、通常よりもインデックスが短いなど、ちょっとしたディテールの違いを探すことができる。また、堅牢なオイスターケースのおかげでコンディションが良いものも多く、独自の“味”として昇華したヴィンテージウォッチらしい経年変化を楽しむことができる。また、他ブランドでは耐久性の問題などもあって純正ではないレザーストラップに交換されて販売されている個体が珍しくないが、ロレックスの場合は基本的にはブレスレット仕様で、今でも実用に耐え得る状態をキープしているものが多い。

Ref.1500。SSケース。ケース径34.5mm。自動巻き(Cal.1570)。1970年製。参考相場30万〜38万円(税抜)。撮影協力:ケアーズ表参道店

 ロレックスの花形といえば、やはりデイトナやサブマリーナーを始めとするスポーツモデルであるが、ヴィンテージモデルはもれなく価格が高騰しており、手軽に楽しめるとは言い難いのが現状だ。そんな状況にあって、ヴィンテージロレックスの中でもリーズナブルな価格で手に取ることができるのが、スポーツモデルではないスタンダードなオイスターモデルである。

 これらには、スポーツモデルのようなアイコニックなデザインやマニア心をくすぐるような細かなディテールの違いはほとんどない。はっきり言って、見た目はかなり地味である。しかし、前述のオイスターモデル、特に自動巻きのCal.1570を搭載したモデルは、そうした欠点を補ってなお余りある多くの魅力を備えている。端的は、ヴィンテージウォッチでありながら、それほど気を遣わずに普段使いできる実用性の高さを期待出来るのが最大のポイントだ。

 この実用性の高さに大きく貢献しているのが、やはりムーブメントである。Cal.1570は、ロレックスの1500系キャリバーの完成形で、1980年代後半に至るまで長期にわたって製造された。原型は1957年(58年説もある)に登場したCal.1530。全回転式ローターのリバーサー式(切替車式)自動巻きで、1万8000振動/時、そして緩急針と独自のミーンタイムスクリューによる精度調整機構を備えていた。Cal.1570はこのCal.1530、正確に言えばCal.1530の後継として1万9800振動/時となったCal.1520のクロノメーター版で、精度調整は緩急針から、ロレックス独自のマイクロステラスクリューによるフリースプラング方式となった。硬化処理されたアルミニウムのリバーサーは軽くて硬く、サイズを大きくすることが出来た。その結果、多くのリバーサー式自動巻きが抱えていた主ゼンマイの巻き上げ効率と自動巻き機構の耐久性の両立という問題を解決した。これがCal.1570が精度と耐久性のバランスが取れた傑作と言われる所以である。

 そして、Cal.1570を収めたスタンダードなオイスターモデルは、その外装も極めて優秀だった。スポーツモデルほどではないにしろ、ロレックスの公式サイト「オイスターケース」のページでも紹介されているように、ベゼルとパッキン付きの防水リューズ、そしてスクリューバックがミドルケースにねじ込まれたオイスターケースは、優れた防水性と堅牢性をもたらした。ヴィンテージウォッチは基本的に防水性はないと考えた方が良く、これはきちんとメンテナンスされていることが前提だが、オイスターケースをもつモデルは年月を重ねたヴィンテージウォッチであっても普段使いに十分な機能性を期待することが出来る。
 筆者は一時期、ヴィンテージのオイスターパーペチュアルデイトを着けていたことがあった。あくまでも個人的な経験に基づくものだが、雨の日でも何の問題もなく着けられたし、手を洗う際に時計が水を被ってしまうことが何度もあったが、全く問題なく着けることができた。

 Cal.1570を搭載するスタンダードなオイスターモデルとしては、ロレックスを代表するモデルの1つであるデイトジャストを始め、オイスターパーペチュアル、オイスターパーペチュアルデイトがある。これらのモデルは元々ダイヤルデザインや素材など豊富なバリエーションが展開されたため、選択肢が豊富だ。シルバーダイヤルのようなポピュラーなもの以外にも、ブラックやブルー、そして上に掲載したオイスターパーペチュアルに見られるコッパーカラーのような珍しいダイヤルもあり、好みにマッチしたものを選べるところは大きな魅力であろう。

 ヴィンテージウォッチ全般に言えることだが、やはり外装のコンディションは重視した方がいい。ロレックスの場合は、堅牢であるがゆえに使い込まれた個体も珍しくない。そうした場合、メンテナンス時にケースを研磨して再仕上げされるが、長年のメンテナンスでケースが痩せてしまった個体は珍しくない。例えば、上の写真の個体では、ミドルケースの中央部分は丸みを帯び、ラグの前面と側面が重なる稜線にはポリッシュがかけられている。また、ベゼルはキレイなポリッシュ仕上げでミドルケースから少し浮き出たような肉厚感がある。多少の磨きは入っいるものの、このケースは良好なコンディションの好例だ。ケースバックも無理に開けられた形跡もなく概ね良好である。
 

 磨かれていない個体などは奇跡に近いため、そうしたものを求めるのはナンセンスだが、ベゼルやラグ、ケースバックなど、どこか特定部分が他の比べてプロポーションが妙に崩れてしまっているようなものは注意した方が良い。なお、ロレックスはミドルケースのラグの間、12時側にリファレンスナンバー、6時側にシリアルナンバーの2つの数字が刻印されている。また裏蓋の内側には製造時期を表す、2桁の数字とローマ数字が刻印されているので、そうした情報も購入前にリテーラーに確認しておくべきだ。

 また、ヴィンテージロレックスを購入する前にチェックしておくべきポイントは、以前公開した「ヴィンテージロレックスを購入する前に必ず注意すべき9か条」の記事でより詳しく解説しているので、こちらの記事も参考にしていただきたい。

 なお、本稿で取り上げたモデルは、コンディションやレアな仕様であるか否かにもよるが、概ね10万円台〜30万円台の価格で市場に存在しているので、ヴィンテージウォッチは初めてという人でも手に取りやすい。きっとどのモデルを選んだとしても、長年付き合える良き相棒となってくれるに違いない。

Photos:Keita Takahashi