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Year In Review ようこそ、今年のベストウォッチのセレブレーションへ

2022年を振り返るとともに、今後開催されるアワードのプレビューをご紹介する。

今年、Hodinkeeは初めて、編集部による総合的なYear In Reviewを実施する。昨年は、ちょっとだけ手をつけ、3つの記事を掲載した。しかし今回は、このまったく予測不可能だったこの1年を咀嚼し、分析し、熟考し、謎を解き明かす、12本以上のオリジナル記事を掲載する予定だ。

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  考えてみて欲しい。今年はぶっ飛んでいた! 2022年には、暴動が起きそうなほど人気のある腕時計が発売された一年だった。ひとつは、誰もが認める地球上で最も人気のある時計、もうひとつは、新しいキャリバーを搭載したステンレススティールのアイコンだ。

 一方で、オメガは50万ドル近くするミニッツリピーターを作った。リシャール・ミルは世界最薄時計の記録を塗り替え、ロレックスは最深防水記録を更新した。として、あるGMTが急旋回を遂げたのもある。

 カーブボールはどんどん飛んでくる。

 パテックのエレガントなカラトラバは、頑丈な方向に生まれ変わった。カルティエの狂おしいほど希少なペブルが再び市場に登場。ヴァルカンのクリケットは休眠状態から復活を遂げた

 パルミジャーニが作ったのは、文字盤のない時計。そして私たちのお気に入りのインディーズブランドが発表したのは、針がない時計だった。

H.  Moser watch

H.モーザー ストリームライナー・トゥールビヨン べンタブラック

 今年発売された時計で、個人的な3本のお気に入りは、どれも私を驚かせたものだ。ひとつは、小さくなったツートンカラーのチューダーで、31mmの小さなケースに収められたスティール&ゴールドのブラックベイ。もうひとつは、H.モーザーのストリームライナー・トゥールビヨン べンタブラックで、この赤と金の未来的な時計は、私の退職金口座に言いようのない損害を与えると思わせた。3つ目は、メジャーなブランドのマイナーなモデルで、今年一年取り上げなかったほど目立たないステルス・リリースである。今後公開される、「最も過小評価された時計」に選ばれたので、また改めてお伝えしたいと思う。

 また、最高のツールウォッチも決定する。ベストバジェットウォッチ ベストにドレスウオッチ また、この一年で最も注目を集めたデザインのムーブメントやオークションのトレンドも取り上げる予定だ。そして12月19日には、Hodinkee編集部の総意として選出される「ウォッチ・オブ・ザ・イヤー」を発表する。これは、Hodinkeeの作品賞や番組賞のようなもので、1つの時計がすべてを従えるようなイメージだ。

 すべてが終わった12月20日から30日にかけて、2022年の人気記事22本をカウントダウンします。1月以降に掲載された1000本以上の記事のなかから、最も印象に残った「ベストヒット」を紹介するので、これまで見逃した方にも楽しんでいただけるチャンスである。 

 そして、12月31日には、Hodinkeeのスタッフが出演する「The Watch I Wore Most This Year」(今年最も着用した時計)を公開予定。そして、新年を迎え、また同じことを繰り返していく。

 この12ヵ月間、皆様とご一緒できたことを嬉しく思っている。お読みいただき、ご覧いただき、そしてコメントをいただき、ありがとうございました。2022年のアワードをお楽しみあれ。そして、2023年にどんなものをお見せできるのか、今から楽しみだ。