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クイック解説
本機は、ホワイトダイヤルとブルーベゼルをもった明らかに美しいモデルだ。
基本的には、セイコーの最新のプロスペックスSBDC“20MAS”バージョンはこれが全てだ。セイコー創立140周年を記念して、白と青をテーマにした4つの時計コレクションの一部として昨日発表された。これは僕が以前執筆し(記事「A Week On The Wrist セイコー プロスペックス SBDC101を徹底レビュー」)、気に入って、いやかなり好きになった時計なのだ。では早速本題に入ろう。
昨年、大々的に発売されたセイコー プロスペックス “ファーストダイバーズ復刻版”(記事「セイコー プロスペックス ダイバースキューバ 1965 メカニカルダイバーズ SBDC105、SBDC101、SBDC103、SBDC107」参照)は、同社初のダイバーズウォッチ、62MASの40.5mm版だ。当初は5500本の限定モデル(ブルーダイヤルのSBDC107)を含む4つのバージョンで提供され、140周年記念限定モデル(Ref.SBDC139)はフォーマットはそのままだが、ホワイトダイヤルと美しいミディアムブルーのベゼルを備え、それほど限定ではない6000本で提供される。
ファースト・インプレッション
上でも触れたように、新作の「20MAS」(62MASに、2020年復刻をかけた愛称だ)については、以前の記事で述べたことはあまりないが、僕の手首には、ラインナップの中でもちょうど良いモデルだ。大きすぎず、どんなストラップにも合うし、見た目もよく、62MASの真の復刻モデルであるSBDX019のようなプレミアムな価格でないのに、洗練されたデザインを提供してくれる。
ベゼルと文字盤以外は昨年のSBDC10Xシリーズからの変更はない。40.5mmのスティールケース、Cal.6R35自動巻きムーブメント、ドリル(貫通)ラグ、スティールブレスレットを備えている。ベゼルといえば、スタンダードモデルでは珍しくサテン仕上げのスティールのインサートが使われているが、SBDC139では別素材のようだ。SBDC101のサテン仕上げよりも滑らかで光沢があるように見えるため、どのような素材が使われているのかセイコーに確認してみた。従来モデルのグレー、ブラック、ブラウンと比べると、SBDC139は文字通りコントラストが強く、針やマーカーはブラックで囲って欲しかったが、ダイヤルはホワイトで非常に映えている。ベゼルについては、明るいブルーに見えるが、光沢はない。これは、この時計のツールウォッチ的で剛健な雰囲気を考えれば賢明な判断だろう。
価格も生産数が6000本と少ない(?)だけでなく、価格もSBDC101の税抜13万円と変わらないなど、価格や生産面でも工夫が凝らされているようだ。セイコーが限定モデルをリリースする場合、少しプレミアムを付けることが多い(例えば、SBDC107は5500本限定で税抜14万円)。
限定版にあまり重きを置かない僕としても、セイコーが本シリーズの拡大を選んでくれたのは嬉しく思う。ブランド140周年との関係を考えると限定版であることは理にかなっている。
ただし、この方法では、より多くの腕元が新しい青/白ダイバーのために競争しなければならない可能性があり、しかも昨年の(まだ見つけるのが難しい)「20MAS」モデルよりもコストを増やすことなく楽しむことができるわけだ。
うん、僕も欲しいと思っている。
基本情報
ブランド: セイコー プロスペックス(Seiko Prospex)
モデル名: ダイバースキューバ 1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン セイコー創業140周年記念限定モデル(First Diver's Modern Re-Interpretation 140th Anniversary Limited Edition)
型番: SBDC139
直径: 40.5mm
暑さ: 13.2mm
ケース素材: スティール
文字盤色: 白
インデックス: アプライド
夜光: あり、マーカーと針
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: スティールブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 6R35
機能: 時、分、秒、日付
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24
価格 & 発売時期
価格: 13万円(税抜)
発売時期: 2021年5月28日(金)
限定: 6000本
詳細はセイコー公式サイトへ。
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