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Introducing タグ・ホイヤーからスケルトンダイヤルを持つ新モナコが3種類登場

タグ・ホイヤーは先週末のモナコGPに合わせて、クラシックを再構築した。

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我々が知っていること

先週末に第80回モナコグランプリ(モナコGP)が開催された。タグ・ホイヤーはこの機会を祝して、スケルトン仕様の3本の新作モナコウォッチを発表した。厳密にいうとタグ・ホイヤーがスケルトン仕様のモナコを製作するのはこれが初めてではない。2021年のオンリーウォッチのために、ブランド初となるオープンダイヤルを製作している。完璧に鍛造されたこのカーボンウォッチは、基本的にオリジナルで非常に収集価値の高い“ダークロード”(多くのホイヤー中毒者にとっては聖杯)へのオマージュであり、文字盤、ケース、そしてヒゲゼンマイに至るまですべてカーボンコンポジットでつくられている。

 そして昨年、タグ・ホイヤーはモナコ“リビエラ”モンテカルロのブティック限定モデルを発売した。このモデルでもスケルトン(風の)文字盤が採用されており、カラーはティファニーブルーだった。リビエラブルーと呼んでほしいと思っているのは間違いないが、ここはひとつありのままに言っておこう。加えてティファニーブルー最盛期のときで、悲しいことに今ではコンセプトとして参考にするにはある種時代遅れのようにも感じられる(これを教訓に私たちはトレンドの罠にはまらないようにしよう)。だからリビエラブルーと呼ぶことにする。

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 モンテカルロのブティックエディションは、わずか30本のみの限定生産モデルだった。つまり(これを入手するには)モンテカルロに住むか、ヨットや自家用ジェットでそこまで行くか、あるいは特殊な富裕層が飼育する伝書鳩を飛ばすかなど、裕福でなければならなかったのだ。

 だからこの新しいオープンワークのスケルトンモナコが、一般消費者向けにつくられていることを(みんなが)知ったらきっと喜ぶだろう。29万スイスフラン(日本円で約4500万円)もかからない。またユニークピースでもなく30本限定でもない。新作は次の3つのバージョンで展開する。サンドブラスト仕上げのブルー文字盤、サンドブラスト仕上げのブラック文字盤に、サンドブラスト仕上げのチタンケースとレッドのアクセントを加えたモデル、そしてブラックDLCサンドブラスト仕上げが施されたチタンにターコイズのアクセントが効いた、ブラックサンドブラスト文字盤だ。私はブラックの配色が最もクールだと思う。

 針、インデックス、日付窓はスーパールミノバで処理されていて、ブラックとターコイズのカラーリングは特にクールな印象を与え、またスケルトナイズすることで明白に狙っているフューチャリスティック的な感覚をさらに高めている。参考までに私はスーパールミノバを気にしたことがないため、ここであえて言及しているということはそれが非常にいいと思っているということだ。

 新しいモナコ クロノグラフはすべて、自動巻きのキャリバー ホイヤー 02を搭載(この動きは裏蓋から見える)。そして約80時間のパワーリザーブと100mの防水性能を備えている。価格はブルーとブラックダイヤル両方のチタンモデルが134万7500円、ブラックDLCチタンモデルが141万3500円(すべて税込)となっている。

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我々の考え

モナコは、実際にアイコニックなモデルと呼べる数少ない時計のひとつであり、その称号にふさわしい存在としてその名を不動のものとしている。モータースポーツ黄金時代の1969年に、ジャック・ホイヤー(Jack Heuer)によって発売されたこの時計は、今ではスティーブ・マックイーン(Steve McQueen)、あるいは(私なら)ジェイコブ・エロルディ(Jacob Elordi)氏の代名詞にもなっている。

 その独特の四角いシェイプのおかげで、現在の市場で最も認知度の高い時計のひとつとなっている。聞いて欲しい、私はスクエアウォッチガールではないが、ただ直感的に(自分が)反応するものが好きだ。スタイリッシュであろうとなかろうと、自分の好みやセンスを磨くことの大切さを教えてくれるものなら何でも好きなのだ。個人的には楽しめない時計だが、しかしモナコはより広くデザイン的なレベルで深く尊敬しているもののひとつだ。

 スケルトン化はモナコの新しいスタイルの方向性であることは間違いない。ただでさえ無骨な腕時計に大胆なルックスだ。しかし今日の文脈では理にかなっている。リシャール・ミルとオーデマ ピゲはマイアミクラブ(ナイトクラブ)で着用してもほとんど時刻がわからない、スケルトンクロノグラフの人気の基礎をしっかりと築き上げた。なるほど、時代についていけなければ取り残される危険性があるということか。

 モナコとのロマンチックな恋愛関係とは程遠い。白黒写真のスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)やサミー・デイヴィス Jr.(Sammy Davis Jr.)の手首についていると、バウハウスにインスパイアされたミッドセンチュリーの芸術作品のようにも見える。しかしこのオープンワークは中間的な存在だ。スティーブ・マックイーンになりたいが2023年版が好きという人は、この時計を身につけてみて欲しい。


基本情報

ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: モナコ クロノグラフ(Monaco Chronograph)
型番: CBL2182.FT6235(ブルー)、CBL2183.FT6236(ブラック)、CBL2184.FT6236(ブラックDLC)

直径: 39mm
厚さ: 14.7mm
ケース素材: チタングレード2サンドブラストケース(ブルーとブラック)、ブラックDLCチタングレード2サンドブラストケース(ブラックDLC)
文字盤: ブルーまたはブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: エンボスブルーカーフスキン&ラバーストラップ(ブルー)、エンボスブラックカーフスキン&ラバーストラップ(ブラックとブラックDLC)、すべてフォールディングクラスプ、ダブルセーフティープッシュボタン付き


ムーブメント情報

キャリバー: キャリバー ホイヤー02
機能: 時・分・秒、日付表示、クロノグラフ
直径: 31mm
厚み: 6.9mm
パワーリザーブ: 約80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 33


価格 & 発売時期

価格: ブルーとブラックが134万7500円、ブラックDLCが141万3500円(すべて税込み)
発売時期: 2023年5月予定
限定: なし

詳しくは、こちらをご覧ください。

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HODINKEE Shopは、タグ・ホイヤーの正規販売店です。モナコのコレクションはこちらからご覧ください。詳細については、タグ・ホイヤーの公式ウェブサイトをご覧ください。

タグ・ホイヤーはLVMHグループの一員です。LVMH Luxury VenturesはHODINKEEの少数株主ですが、編集上の独立性は完全に保たれています。