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Introducing オーデマ ピゲ ディンプルダイヤルを採用したロイヤル オーク フライング トゥールビヨンのペアを密かに発売

ロイヤル オークに新たに採用された文字盤パターンが、新鮮な雰囲気を演出。

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我々が知っていること

目を閉じてオーデマ ピゲのロイヤル オークを想像してみて。八角形のベゼル、顕になったビス、一体型ブレスレット、そしてトレードマークであるタペストリー装飾の文字盤。しかし最近、オーデマ ピゲは、クラシックなタペストリーダイヤルとは異なる新しい「ディンプル」ダイヤルを特徴としたふたつの新しいロイヤル オーク フライング トゥールビヨンを、密かにサイトに掲載していた。1本目は18Kピンクゴールドケースにブラウンの文字盤、もう1本は18Kホワイトゴールドケースにブルーの文字盤だ。

Audemars Piguet royal oak flying tourbillon dimple dial

 このふたつの新しいロイヤル オーク フライング トゥールビヨンは、それぞれフロスト加工されたベゼルが採用されているが、それ以外は、オーデマ ピゲが1年前に発表したアップデート版と同じ41mmで、自動巻きCal.2950(2019年にCODE 11.59でデビュー)と6時位置にフライング トゥールビヨンを備えたバリエーションモデルと言える。

 しかし、オーデマ ピゲが伝統的なロイヤル オークの方程式に手を加えるなら、いつでも見直す価値がある。おばあちゃんが大好きな孫の頬をつねるように、このダイヤルのえくぼ(ディンプル)を見てみよう。

Audemars Piguet royal oak flying tourbillon dimple dial
我々が思うこと

 この最新作は、もう今年はロイヤル オーク誕生50周年ではないにせよ、オーデマ ピゲがヒット作に手を出すつもりはないことを示している。この時点で、私たちはロイヤル オーク フライングトゥールビヨンという存在に何となく慣れてしまっているため(フライング トゥールビヨンとは、トゥールビヨンケージにアッパーブリッジがないという意味だ)、新しい文字盤パターンが今回のメインニュースとなっている。

2019年のミレネリーが同様のハンマー仕上げのディンプル加工が施された文字盤を採用。

 APが「ディンプルパターン」と呼ぶものを採用したテクスチャーダイヤルは、『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』の筋書きとは異なり、質感が高く、深みがあり、ひねりも効いているように見える。実はこれ、APが2019年にミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィークで発表したダイヤルパターンに似ていて(それらのミレネリーはフロストケースも採用していた)、それらの時計を所有していた日本のAPコレクターが「ロイヤル オークに採用したらどんな感じになるか」と思いついたという噂がある。その答えがこれだ。

 オーデマ ピゲのロゴは、他のロイヤル オークとは異なり、植字ではなく文字盤にプリントされている。これは、通常の植字では安全に施すことができないからかもしれない。フライング トゥールビヨンがヴィンテージとして描写されるのと同様に、このプリントロゴもまた、ヴィンテージ"ジャンボ"の雰囲気を醸し出しているのだと思う。さらに、ディンプル加工が施されたベゼルは円形にブラッシングされており、フライングトゥールビヨンのための円形のカットアウトと相まって、理にかなっているように感じられる。

Audemars Piguet royal oak flying tourbillon dimple dial

 フロステッドベゼルも同様に、小さな工具を使って表面にごく小さなくぼみを作り、光によってキラキラと輝くような粒状性を与える手打ちの技法が用いられている。その効果は美しく、APがこのフロスト技術と伝統的なロイヤル オークのケース仕上げを組み合わせたのは初めてのことで、他のケースやブレスレットはポリッシュとサテン仕上げというおなじみの組み合わせとなっている。

Audemars Piguet royal oak flying tourbillon dimple dial
Audemars Piguet royal oak flying tourbillon dimple dial

 先月、オーデマ ピゲの新作CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ スター ホイールを取材した際、ケヴィン・ハートの銀行の金庫室にあるはずの「ロイヤル オーク」よりも多くのバージョンを身につけたAPの顧客たちに囲まれ、私はようやくAPがなぜこれほどまでに異なるバージョンを作っているのかを理解したような気がしたのだ。

 まず、オーデマ ピゲは、タペストリー、ディンプル、フロステッドなど、この種の仕上げを得意としており、端的に言えば、メーカーとしての強みを発揮する方法であるわけだ。そして、それは素晴らしいことだ。しかし、ゴールドのスモークダイヤルを備えた50周年記念の"ジャンボ"モデルカロリーナ・ブッチのブラックセラミックのロイヤル オーク、そしてロイヤル オーク フライング トゥールビヨン エクストラ シン(RD#3)というとんでもないモデルを目の当たりにすると、保証書上では同じモデルであっても、実際にはこれらのひと握りの時計がいかに異なるものであるかに気づかされるのだ。この新作がターゲットとする選ばれた顧客層は、オーデマ ピゲの最も技術的に驚異的なムーブメントと組み合わされた新しい仕上げのコンビネーションを楽しむことができることは間違いない。同社が今後、ロイヤル オークの他のバリエーションで様々な文字盤やケースの仕上げを組み合わせていくのか、注目したいところである。

 価格は応相談だが、8桁価格でその1桁目の数字がまっすぐではなく曲がっているものだと思われる。同様に、生産は限定されていないものの、APはこれをたくさんは作ることはない。


基本情報

ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル: ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン(Royal Oak Selfwinding Flying Tourbillon)
型番: 26730BC.GG.1320BC.01 (ホワイトゴールド) と 26730OR.GG.1320OR.01 (ピンクゴールド)

直径: 41mm
厚さ: 10.6mm
ケース素材: 18K ホワイトゴールド、または18Kピンクゴールド、"フロスト "ハンマー仕上げのゴールドベゼル
文字盤色: ブルーまたはブラウンのディンプルダイヤル
インデックス: ホワイトゴールドまたはピンクゴールドのアプライドマーカー
夜光: あり
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: 18Kホワイトゴールドまたは18Kピンクゴールド

Audemars Piguet royal oak flying tourbillon cal 2950

ムーブメント情報

キャリバー: AP Cal.2950
機能: フライング トゥールビヨン
直径: 31.5mm
厚さ: 6.2mm
パワーリザーブ: 65時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3 Hz
石数: 27 


価格 & 発売時期

価格: リクエストに応じて
発売時期: 発売中、予約制

詳細は、こちらをクリック

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