ADVERTISEMENT
クイック解説
視認性、機能性、防水性、高精度の4つの基本理念を掲げるベル&ロスから、ブランドの代表作とも言えるBR 03シリーズをベースにした限定スケルトンモデルが登場した。本作は、一目でベル&ロスとわかる特徴的なスクエアケースをファセット加工し、文字盤とムーブメントの主要部分を立体的にスケルトナイズしているのがポイントだ。
新作は、敵からのレーダーに探知されないよう設計されたステルス航空機をもとにしている。ステルスの“見えないものを見る”というコンセプトをさらに推し進めるべく、文字盤をスケルトンにし、またキャリバーには目を見張るような3Dスケルトン加工を施した。
42×43.7mmのマットブラックカラーのケースは、高い耐傷性を持つセラミック製。針、リューズ、ベルトに至るまですべてブラックで統一し、マッシブな仕上がりにしている。ケース内にはベル&ロス自社製の自動巻きBR-CAL.383を収め、199万1000円(税込)で提供される。
ファースト・インプレッション
この新作は“サイバーシリーズ”に属すると言えば、マニアはピンとくるだろうか? 2020年に投入された同シリーズは、立体的なスカルを文字盤全面に配した、大胆でアヴァンギャルドな限定生産モデルを展開している。これまでに計8本のスカルモデルが発売されているが、今回の新作にはスカルの姿はない。
しかし私は、今回のモデルを見たとき、いままでスカルの背面でクロスしていた骨だけがそのまま残ってスケルトナイズされたように感じた。スカルの面影がわずかに残っているのだと。
本作は“未来に向けた時計づくり”というビジョンのもとつくられており、人気のBR 03ラインが持つ力強さとアイデンティティはそのままに、そのアイコニックなデザインを一新するのが目的だという。その結果BR 03のデザインを、サイバーシリーズのこれまでのグラフィックと未来的なコード(スケルトン)と組み合わせることにしたと言うが、なるほど、これまでにないルックスなのに雰囲気はサイバーシリーズそのままだ。私が感じた面影はそれだった。ブランドが目指したコンセプトは成功していると思う。
未来に向けた時計づくりのもと、今後ベル&ロスからは何が発売されるのか、楽しみで仕方ない。ちなみに、ベル&ロスが目指す未来とは異なり恐縮だが、私は機能はシンプルに、デザインは派手にという精神でいるため、今後も私の精神に沿ったスカルモチーフモデルを出して欲しいところだ(たまにでいい!)。
基本情報
ブランド: ベル&ロス(Bell & Ross)
モデル名: BR 03 サイバー セラミック(BR 03 CYBER Ceramic)
型番: BR03-CYBER-CE
直径: 42×43.7mm
ケース素材: マットブラックセラミック
文字盤: スケルトン
インデックス: 風防の下にブラック 光沢処理を施したメタルインデックス
夜光: グレーのスーパールミノバ(針のみ)
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバーストラップ、マットブラックPVD加工のステンレス製ピンバックル
ムーブメント情報
キャリバー: BR-CAL.383
機能: 時・分
パワーリザーブ: 約48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター: なし
追加情報: 製造ムーブメント5年保証
価格 & 発売時期
価格: 199万1000円(税込)
発売時期: 発売中
限定: あり、世界限定500本
詳しくはこちら。
話題の記事
Auctions クリスティーズのオークションを前にF1界のレジェンド、ミハエル・シューマッハの時計をハンズオン
Introducing ロンジン ミニ ドルチェヴィータシリーズを拡充し、新しくリニューアルされたダブルストラップを追加(編集部撮り下ろし)
Auctions カルティエ ロンドンのマキシ ロンドが、ロンドンにて売りに出される