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Introducing セイコー プロスペックス SBDC141とSBDC143、セイコーダイバーズ初のファブリックストラップモデル

日本の伝統技法で編み込んだファブリックストラップを備えた、ダイバーズウォッチ2モデルが登場。

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クイック解説

 セイコー プロスペックスのメカニカルダイバーズコレクションに、1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC141と1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC143の2モデルが新たに追加されました。

 今回の注目すべき点は、時計もそうですが、付属するポリエステル製のファブリックストラップです。着物の帯締めなどにも使われる「製紐(せいちゅう)」と呼ばれる日本の伝統技法で編み込まれています。

 見た目や装着方法は、NATOストラップと同様ですが、詳細に見てみると質感が通常のものとは異なることが分かります。ナイロン製の一般的なNATOストラップが、非常に細かい編み目で比較的薄い作りであるのに対して、セイコーのファブリックストラップは、編み込まれた目が大きく、ストラップ自体も肉厚。そして、大きな荷重がストラップにかかっても切れにくい引っ張り強度や紫外線による劣化を防ぐ耐光性を備えており、ツールウォッチに相応しい仕様です。また、糸を袋状に編み上げる構造のため、肌当たりと通気性がよく、暑い季節でも快適に着用できるように考慮されています。

1965 メカニカルダイバーズ

1965 メカニカルダイバーズ 62MAS

SBDC141

SBDC141

 プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC141は、1965年に誕生した国産初のダイバーズウォッチ「62MAS」を現代的に再解釈したモデルです。セイコーは、この1965年製のダイバーズウォッチをモチーフにしたモデルをいくつもリリースしており、見覚えがるという方もいらっしゃると思います。本サイトでも動画付きの記事「A Week On The Wrist セイコー プロスペックス SBDC101を徹底レビュー」や、セイコー創業140周年を記念してリリースされたモデルSBDC139などをご紹介しているので、あわせてご覧ください。

 SBDC141のステンレススティールケースは、直径40.5mm × 厚さ13.2mmとモダンで着けやすいサイズ感です。文字盤は、深みのあるダークブラウンで、ブラックのステンレス製ベゼルインサートには、クリーム色のアクセントが施されています。付属するストラップは、ブラウンとクリーム色のストラップの2本です。

1970 メカニカルダイバーズ

1970 メカニカルダイバーズ 6105

SBDC143

SBDC143

 もうひとつのSBDC143は、1970年に発売され、キャプテン・ウィラードの相性で親しまれている6105の現代版です。先のSBDC141と比較すると厚さは同じ13.2mmですが、直径はわずかに大きい42.7mm。

 本機も2020年にブレスレットとラバーストラップのモデルが登場しています(記事「セイコー SBDC109、SBDC111「キャプテン・ウィラード」プロスペックス ダイバースキューバ 1970 2020年新作」参照)。さらに今年発表された植村直己生誕80周年を記念したモデルも記憶に新しいところです(記事「セイコー プロスペックス ダイバースキューバ 植村直己生誕80周年記念限定モデル SBDX045 & 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDX047 2021年新作(編集部撮り下ろし)」参照)。

 SBDC143は、印象的なテクスチャのグレーダイヤルを備え、ストラップは、ミリタリーグリーンと文字盤にあわせたグレーの交換用ストラップが付属します。

 SBDC141、SBDC143共に200m防水で、内部には、約70時間のパワーリザーブ誇るセイコーのCal.6R35を搭載。SBDC141は、13万7500円で6月25日に発売。SBDC143は、14万8500円で7月9日に発売されます(全て税込)。

ファースト・インプレッション

 セイコーから送られてきたプレスリリースに「セイコーダイバーズウォッチの歴史上初めてファブリックストラップを採用」と記載されているのを見て驚きました。ですが、確かに思い返してみても純正は、ラバーストラップやブレスレット仕様だけで、ファブリックストラップはセイコーファンがInstagramに投稿している写真でしか見たことがないのに気づきます。

セイコーダイバーズのラバーストラップについていることでお馴染みのロゴも。

 セイコーは、JIS(日本産業規格)や ISO(国際標準化機構)のダイバーズウォッチ規格制定にも貢献してきたブランドです。自社の高い性能企画をクリアするファブリックストラップを目指した結果、「製紐」に行き着いたというのはとても興味深いです。

 完成したストラップは、日本の伝統技法を採用していることもあり、和製ダイバーズウォッチにぴったりのデザインだと思います。しっかりと耐久性が確保されているため、本格的なダイビングでの使用はもちろんですが、リッチで独特なテクスチャ感があるためカジュアルな日常使いにも最適な作りに仕上げられています。高温多湿な日本で、快適性にも気を配って作られたストラップは、ぜひ僕も試してみたいと思います(なお、現状はストラップの別売りは予定していないとのことですが、今後販売される場合は、本記事を更新する予定です)。

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基本情報

ブランド: セイコー プロスペックス(Seiko Prospex)
モデル名: 1965 / 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン(Prospex 1965 / 1970 Diver’s Modern Re-interpretation)
型番:SBDC141、SBDC143

直径: 40.5mm(SBDC141)、42.7mm(SBDC143)
厚さ: 13.2mm(SBDC141、SBDC143)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ダークブラウン(SBDC141)、グレー(SBDC143)
インデックス: 夜光つきバーインデックス
夜光: あり、針、インデックス、ベゼル12時位置のピップ
防水性能: 200m 空気潜水用防水
ストラップ/ブレスレット: ポリエステル製、別色の付け替え用ストラップ付属


ムーブメント情報

キャリバー: Cal.6R35
機構: 時、分、秒、日付
直径: 27.4mm
厚さ: 5.25mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24
クロノメーター認定: なし


価格 & 発売時期

価格: 13万7500円(SBDC141)、14万8500円(SBDC143)、共に税込
発売時期: 6月25日(SBDC141)、7月9日(SBDC143)
限定:なし

詳細は、セイコー プロスペックス公式サイトへ。