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Photos by Robert Spangle
年に2回開催されるフィレンツェのファッションウィーク&トレードショー、ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)は毎シーズン、スタイリッシュな参加者が続々とやってくるため楽しみにしている。そして今年も例外ではなく、さまざまな意味で復権を意味するショーとなった。ネクタイも何もかも含めて、スーツに対するすべてのアプローチが戻ってきたのだ。これには私の大好きな人物のひとりでもある加賀健二(フィレンツェのネクタイブランド、タイ ユア タイの日本法人代表)も非常によろこんでいた。ヴィンテージは、どのファッションウィークでも常に重要な位置にいたが、今シーズンはより多くの参加者がジャンルにとらわれず、頭からつま先までヴィンテージに身を包み、それに見合った時計を身につけていた。
時計に関連しては、フォーマルで複雑な装飾が施されたものに急激な変化があった。ツールウォッチは実用性を失っているようだ(あるいは単に夏を待っているだけかもしれない)。同様に、ゴールドトーンの時計が本領を発揮した季節でもあった。フィレンツェを代表する金細工職人、パオロ・ペンコもそれに関係しているのかもしれないだろうが、かつてフィレンツェファッションの中心だった彼の人気の指輪やブレスレットは、ミニマリズムと実用性から最大限の装飾へと、突然の転換を反映して勢いを取り戻している。
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